耐火シートで応急対策 山手線ケーブル火災、JRが作業公開
東京都渋谷区のJR山手線恵比寿―目黒間の線路脇2カ所でケーブルやカバーが燃えたトラブルで、JR東日本は28日未明、品川区の大崎駅近くで、同様のカバーをさらに耐火シートで覆う応急対策の作業を報道公開した。
JR東によると、燃えたカバーはポリエチレン樹脂製で、ケーブルを通すパイプの継ぎ目を覆っている。カバーに断熱材などでできた耐火シートをかぶせ、ステンレスバンドで巻いて固定した。
作業は朝までに山手線の70カ所で済ませ、他の路線でも行う。
火災では駅や信号機への送電用ケーブルと、配電設備の状態を監視する通信用ケーブルの一部が焼損。停電はせず、通信は不通となった。
ケーブル火災は18日と22日に中央線でも起き、原因を調べている。〔共同〕