市バス運転中にポケモンGO 仙台、街路樹衝突
仙台市交通局は24日、路線バスの男性運転手(43)が走行中にスマートフォン(スマホ)向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」を操作し、街路樹に衝突する事故を起こしていたと発表した。回送中で乗客はおらず、男性にけがはなかった。
市交通局によると、男性は10月18日午後6時半ごろ、仙台市宮城野区内で終点の停留所から営業所に戻る間、右手でハンドルを、左手でスマホを持ちながら運転。道路脇の街路樹に車体の左前方をぶつけ、降車ドアなどを破損した。
男性は市から業務委託を受けた宮城交通(仙台市)に勤務。社内調査に「回送中だったので、気が緩んでやってしまった。過去にも数回、回送中に操作した」と話した。
市交通局は「信頼を裏切る行為で心よりおわびする。再発防止策を作成し、安全運行に万全を期したい」としている。
東北運輸局宮城運輸支局はこの日、男性が所属する市交通局東仙台営業所に臨時監査を行った。
運転中のポケモンGO操作を巡っては、愛知県内で死亡事故が2件発生するなど、各地で事故が相次いでいる。〔共同〕