眞子さま、小室さんと来年秋にも挙式 婚約内定
宮内庁の山本信一郎長官は3日午前、記者会見し、秋篠宮家の長女、眞子さま(25)と国際基督教大(ICU)在学時の同級生で法律事務所勤務の小室圭さん(25)の婚約が内定したと発表した。結婚式は「来年夏を過ぎてからになる」と述べ、来年秋にも執り行う見通しを明らかにした。
眞子さまは今後、一般の結納に当たる「納采の儀」を経て、結婚後は皇室典範の規定により皇族の地位を離れられる。
山本長官は、成年皇族の一員として公務を担われてきた眞子さまの役割を「国の内外において様々な公的ご活動に心を込めて取り組まれてきた」と振り返り、小室さんについて「(眞子さまの)ご結婚のお相手としてふさわしい誠に立派な方」と述べた。結婚による皇族減少の問題については「制度にかかわることなので言及は控えたい」と述べるにとどめた。
宮内庁によると、発表に先立ち、天皇陛下は同日午前、
皇居・御所で眞子さまの結婚を認める「裁可」をされた。山本長官によると、陛下は「よいお天気で良かったですね」と話されたという。両陛下にとって、眞子さまは初孫で「たいへん感慨深そうなご様子とお見受けした」と述べた。
発表後、眞子さまは秋篠宮ご夫妻とともに御所を訪れ、両陛下に小室さんを紹介。午後3時からは、東京・元赤坂の赤坂御用地内にある赤坂東邸で小室さんと記者会見に臨まれる。同夕には、ご夫妻と小室さん、小室さんの母、佳代さんとともに宮邸で食事されるという。
眞子さまは天皇、皇后両陛下の初孫で、1991年10月23日、秋篠宮ご夫妻の長女として誕生。学習院女子高等科を経て、ICUを2014年に卒業し、英レスター大大学院に留学し博物館学の修士号を取得。帰国後は公務に取り組みながら、昨年からは東京大総合研究博物館の特任研究員として勤務されてきた。
一方、小室さんは眞子さまと同い年で横浜市出身。ICU卒業後は三菱東京UFJ銀行勤務を経て、現在は東京都内の法律事務所で弁護士業務をサポートする「パラリーガル」として働きながら、一橋大大学院国際企業戦略研究科で経営法務を学んでいる。
お二人の婚約内定の発表は当初、7月8日を予定していたが、直前に九州北部豪雨で大きな被害が生じたことを受け、延期された。