漫画家さかもと未明さん（４３）が歌手として、病気と闘う人たちを励ます曲を集めたミニアルバム「人生（いきる）」を１４日に発売する。さかもとさんはプライベートでジャズボーカルを趣味としており、ライブ活動も行っている。インストゥルメンタル曲を含む全７曲収録の同アルバムでは表題曲「人生」のほかに「星に願いを」で歌声を披露している。
「人生」は約２０年前、宮城県で看護師をしていた高階恵美子さんが、患者たちの心の支えになってほしいという思いを込めて作詞作曲した歌だ。自主制作盤としてＣＤ化され、全国の患者や闘病を見守る家族らに愛され、歌い継がれてきたという。このほど同曲を再ＣＤ化しようという動きが高まり、プロデューサーを務めるジャズピアニストのクリヤ・マコトさんが、ボーカリストにさかもとさんを指名した。
さかもとさん自身も０７年に膠原（こうげん）病と闘っており、音楽活動を通してさまざまな病気と闘う患者や家族たちを励ましてきた。こうした活動を知っていたクリヤさんがさかもとさんを抜てきした。さかもとさんは「この曲を歌うことで私も希望を得ました」と話している。
［2009年10月12日9時31分
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