元関脇のタレント豊ノ島(40)が21日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)のコーナー「明治チョコレート効果presentsヒロシと朝から健康ライフ」にゲスト出演した。

豊ノ島は2020年(令2)3月場所いっぱいで引退。井筒親方として後進の指導に当たっていたが、今年1月に日本相撲協会を退職して、現役時代のしこ名「豊ノ島」でタレント活動を始めた。

サッカー元日本代表FW大久保嘉人(41)と女子レスリング五輪3連覇の吉田沙保里(40)と仲がいいという豊ノ島。「出会いはまだ今年なんですけど、テレビの収録で一緒になってそこから気づいたら仲良くなりまして。3人とも青春時代を各競技でずっとやってきたので、今になって青春時代をもう1回やってるみたいな感じですね」と振り返った。

パーソナリティーの生島ヒロシ(72)が、タレントになってからのことについて「こんな仕事も来るんだってのありました」と質問。豊ノ島は「歩く旅ロケみたいなものをしたいなと思ったんですけど、やってみるとなかなか歩くの大変だなと。迷惑かけると思って一生懸命歩くんですけど、自分のスピード遅いんですよね。周りの方と比べると。頑張って歩くんですけど」と悩みを打ち明けた。

生島は爆笑して「現役時代ってのは、ウオーキングなんか、あまりされないわけですか」。豊ノ島は「現役時代ってのは100メートル先のところでもタクシーに乗るぐらいの生活をしていたので」と反省した。

続いて生島から一番印象に残っている取り組みを聞かれると「白鵬関と14勝1敗同士で優勝決定戦をやらせてもらったんですが、それは負けはしたんですけど、印象に残っていますね。一番、優勝に近づいた瞬間だったので」と、10年(平22)九州場所千秋楽を挙げた。14勝1敗同士で並んだ横綱白鵬(宮城野親方)と平幕豊ノ島が優勝決定戦を行い、「送り投げ」で白鵬が勝ち、5場所連続通算17度目の優勝を飾った。

そのほか、大関とり3関脇や大混戦の優勝争いを繰り広げる名古屋場所の展望、元関脇安美錦(あみにしき)の安治川親方(44)の思い出話を語った。

28日にも出演する。