腰痛の悪化などで3場所連続休場中の横綱照ノ富士(32=伊勢ケ浜)が大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)を出場することが11日、分かった。報道陣の電話取材に応じた師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が明言した。伊勢ケ浜親方との一問一答は以下の通り。

-横綱の現状は

「出ることになっています。本人は至って調子が良いと言っている。ただ、稽古の量は足りていないから、どうかなと思っている」

-出稽古や総見でも相撲を取っていた

「そこで手応えがあったみたいだ」

-最終的に出場を判断したのは昨日か

「そうですね」

-稽古の量が足りないとは

「良いときと比べたら、番数が足りていない。本人が『やる』と言っていますが、やっぱりスタミナというのは結構(影響が)あるんじゃないですかね。長い相撲をどこまで取れるか。それを含めて、やってみないと分からない。今まで培ってきた体力があるわけから、私から見たらやってみないと分からない状況ですね」

-九州場所後に横審も初場所休場ならコメントを出す、との報道もあった

「そういうのは関係なく、自分(=照ノ富士)が出ると言っているので。それはそれで尊重するので良いんじゃないですか」

-圧力や前に出る力はどうか

「腰が痛いので前に出なきゃいけないので、そういうのを考えると前に出られる感じにはなっている。あの時(九州場所時点)は当たるだけでも大変な思いをしていたから、その時よりかは良いですね」