福島県は2日午前9時、桑折町の県道浪江国見線・伊達崎(だんざき)橋(全長303メートル)の通行止めを解除した。3月16日の地震で損傷し、全面通行止めとなっていた。
応急工事による仮復旧が完了した。大型車両は引き続き通れない。震度4以上の地震が起きた場合は再び通行止めとなる。
伊達崎橋は阿武隈川をまたいで伊達市方面と結ぶ。地震以降は阿武隈川に架かる昭和大橋(桑折町)、伊達橋(伊達市)も通行止めが続き、住民は迂回(うかい)を余儀なくされている。通行できる大正橋(伊達市)周辺などで渋滞が起きているが、伊達崎橋の通行止め解除で交通の分散につながるとみられる。