第93回選抜高校野球大会第3日は22日、西宮市の甲子園球場で1回戦3試合があった。21世紀枠で春夏通じて甲子園初出場の東播磨(兵庫)は明豊(大分)と対戦し、延長十一回の末、9-10でサヨナラ負けした。
東播磨は一回、鈴木悠仁投手の適時二塁打などで3点を先制。4点を追う七回に3点を返し、8-9で迎えた九回には1死三塁から内野ゴロの間に同点とした。しかし、六回途中から再登板し、粘投を続けていた鈴木投手が延長十一回に暴投で決勝点を与えた。
東播磨は、新型コロナウイルスの影響で部活動が制限される中、無料通信アプリ「LINE(ライン)」などの会員制交流サイト(SNS)を活用した指導法などが評価され、21世紀枠で選出された。甲子園球場の三塁側アルプス席は東播磨のチームカラーである紫色に染まり、学校関係者らが拍手で応援した。(長江優咲)