第5話
燃えよ！斗え！レスラーG！

少なくとも1学期からクラスメイトだったはずですが、２学期になって初めて会話した宝太郎とりんね。
アリ迷宮の中、ようやく互いに本音で話す事ができましたね。

性格も趣味も全く違う二人が今後どうなっていくのか。
これからの関係をお楽しみに。


趣味といえば。

プロレスもまた、好きな人、興味のない人がはっきりと分かれているジャンルではないでしょうか？

ガッチャードのメンバーだと、りんねとかは特に興味なさそう笑

でも、全く興味のなかった人が一度観たらハマってしまったという話も聞いたりします。

一体プロレスの何がそんなに人を熱くさせるのでしょう？。

次回はそんなお話です。(どんなお話！？)


日本に誇るアクションチームが胸のパッションアタノールを燃やして作り上げた白熱必至のプロレス魂を刮目せよ！！

（文責：湊 陽祐）

「ガッチャードって、いったい何がやりたい番組なんだろう？」


この種の答えは
ふつう視聴する皆様側に委ねられるもの。
製作者側から提示するのは野暮ってものです。






しかし、こんなHPにわざわざ足を運んでくださる
ディーーープな皆様に甘えてしまい
ここでだけ、秘密をこぼしてもよいでしょうか？


前２作のそれを想像すると


「ギーツ」は
圧倒的な主人公性と各種「ゲーム」の魅力と引力。

「リバイス」は
バディものの楽しさと「家族」というテーマ。


そう仮定すると
前２作とは違うものを目指したい「ガッチャード」が
がんばりたいこととは？



――「ガッチャード」の場合。
それは、ジュブナイルな人間模様と「未知なるもの（ケミー／錬金術）」との交流。


そんな御旗を掲げていたりします。
ジュブナイルとカッコつけずとも

たとえばボーイミーツガールと
言い換えてよいかもしれません。


だからこの第４話は
「がんばりたい」ことの前者が本格的に表面化した
とても大事な回なのでした。

ボーイミーツガールと言っても
別にラブコメしたいわけじゃありません。

未完成な若者同士の触れ合いと変化が
その肝要な部分。

１話で言っていた通り
「進路調査票が白紙」
「やりたいことがない、でも情熱だけはある」
そんな真っ白少年だった、一ノ瀬宝太郎。


彼はこの１～３話で、順風満帆。
「やりたいこと」＝「なんかデッケー奴になりたい」「なんか凄いことをしたい」

それが見つかった。

「なんかスゲー奴ら、ケミーたちと仲良くなりたい」
そのために「ケミーと関係できる存在＝錬金術師」になる。

そんな自分の道を見出したわけですね。
オマケに「仮面ライダー」なんて大したモンまで託されて。

ニコニコ調子！　人生快調！
俺の人生は、晴れときどき大荒れ！
イイね！ いい人生だよ！

一方、それが気に食わなかったのが九堂りんねさん。
ツンツンしていた理由はたぶん、羨ましかったからでしょう。
人生快調、お気楽ボーイが。


生まれたころから家業があり
掟に縛られ、命じられ。
しかし「父」という尊敬できる指針があったから、頑張ってこれた。

でもその指針が、突如消え失せた。

宝太郎が「見つけた」と同時に
九堂りんねは「失った」のです。生きる指針を。

アリ迷宮に迷い込んだふたりの迷子は
そんなこんなで、心の迷宮にも迷い込みます。


一ノ瀬宝太郎は、さきほども述べたように
圧倒的な主人公ではありません。


悩むクラスメイトに
明快な答えも、正しい道筋も、示すことはできない。
でも――


















でも、隣に居ることはできる。
いっしょに悩むことはできる。

導くことも、正すことも
未完成な高校生には似合いません。

今回、宝太郎がしたのは
言ってしまえばただ、「友達の話を聞いただけ」。

でもこの「聞く」ということ
じつはとっても難しいことなのです。



「自分が思うに……」
「それは違うと思う」
「正しくはこうでしょ」


とかく発信が正義とされる時代。
ただまっすぐに
誰かの想いを「聞いて」あげられる人が
どれだけ居るでしょうか。




受け身なだけと言われようと
「聞く力」を持つ宝太郎らしさが

スターとも違う彼の良さが
皆様に伝わっていれば幸いです。

そんな二人を追い込み
二人きりという貴重な状況を作ってくれた
今回のＭＶＰ！

三姉妹の意地悪担当（？）
ラケシスちゃんもがんばりました。

うーん、良いワル顔。

４話にして
その底意地の悪さが露呈してきたラケシスさん。

演じる坂巻さんが素晴らしく
とても魅力的な悪役に。

実はちょうど昨日、誕生日を迎えた坂巻さん
現場でも特製ケーキでお祝いいたしました！

実際にあった現場エピソードを、ここで一句。

（アトロポス　ウィッグを取ると　見失う）

メイクの力ってすごいです。


話を戻してラケシスさん。


坂巻さん曰く

「りんねちゃんが泣くシーンが控えていたので、ちゃんと（気持ちを）導いてあげないとって、がんばりました！！」
と、先輩女優としてなんとも頼もしいお言葉。

おかげさまで、めっちゃ泣けましたりんねちゃん。

悪には悪の魅力あり。
坂巻さん、これからもラケシスをどうぞよろしくお願いいたします！



そして、今回ラケシスが変化したのが
アリのケミー、「アントルーパー」を取り込んだ
「アンツマルガム」

マルガムのデザインも、毎回目を見張ります。

今回怪人デザインをお願いしているのは
株式会社PLEXの名デザイナー
山下貴斗さんと庄坪正剛さん！

PLEX（プレックス）さんというのは
バンダイさん製品の
デザインを担当しているデザイナーさんが集う会社。


つまり、ガッチャードなどのヒーローを含めた
玩具のデザインを行う会社さんです。

ヒーローやベルトのデザインをしたい諸君！
プレックスさんの門を叩け！！
しかし多分めっちゃ大変ですよ！！！

特に今年は「101体のケミー」という
めちゃくちゃ大変なお題の真っ最中。
生半可な「描き量」じゃないでしょう。
いつもほんとうにありがとうございます。


そしてバンダイさんからではなく
東映の側から直接プレックスさんに
デザインをお願いするのは、なかなか異例なケース。


というのも今作は
「ケミー」という存在を怪人化したらどうなるか？
というコンセプトなので
「ケミー」を実際にデザインしているプレックスさんにお願いするのが
いちばん筋が通っているだろう
という考えのもとでした。


山下さんから最初にご提示いただいたのは
「ケミーが悪の心に拘束される」ということから
「結束バンド」をモチーフに据えるのはどうかということ。


そのモチーフと、奇怪な両腕の異形感。


普段は怪人のデザインはされていないからか
プレックスのお二人、「怪人欲」がたまっていたのでしょうか（笑）
非常に自由に発想いただいて
毎回素晴らしいデザインをいただいており
この番組の見どころのひとつとして胸を張れるものとなっております。

「結束バンド」……「結束バンド」！？
グッ……我慢だ…我慢……！！
ここはバンダイさんもプレックスさんも読むであろうマジメなパート……！！












……お二人とも
引き続き「怪人欲」を爆発させたデザイン
何卒よろしくお願いいたします！！



そしてもちろんこちら、ヴァルバラドさんも
プレックスさんチームの名デザインの代物。

ヴァルバラドさんの強さを讃えるがごとく
山口監督持ち味のナパーム爆破！！

なんとも芸術的な爆発。これも美学か……。

しかしそんなスパナさん、なぜか九堂りんねには激甘ムーブ。
この笑顔の真意は、ただの色目か、それとも……！？

それは今後の物語にご注目ください！


スパナさん、錬金アカデミーの卒業生でありながら
なにやらミナト先生とも因縁がありそうな感じ。


そしてさっそく抜け目ない蓮華姐さんが
仮面ライダーである宝太郎くんを利用してましたね。

（姐さん、期せずして優勝記念みたいな感じに……）

「トレカ」ですから、トレードは華。
蓮華・錆丸が欲したのは……カマンティス！

カマンティスくん、まさかの面目躍如！
もうレベルナンバー９では最弱とか言わせない。


代わりに宝太郎は
エナジールとサスケマルをガッチャ！

さすがの先輩コンビ、しっかり相性のいい
「ガッチャンコ」カードを貸してくれました。

「６」のニンジャと
「４」のエナドリ
合わせて「１０」に！

新たなるワイルドフォーム、エナジーマルが大活躍！
（液状化フォーム！）

ガッチャードライバーは、異なる2体のケミーの力を
1つの形に錬成するアイテムですが

単独でケミーの力を使いたい場合は
「召喚機」である「ケミーライザー」の出番。

多種多様な戦闘手段を使い分けるのも
ガッチャードの見どころ。

さぁ目まぐるしく変わりますよ～！


「ディープマリナー」と「ヴェノムダケ」
今度は「５」同士「１０」でガッチャンコ！

仮面ライダーガッチャード、ヴェノムマリナー誕生！
結構カワイイ系のデザインですよね。
パステル魚雷マン。

今回「エナジーマル」はワイルド態だけ
「ヴェノムマリナー」はライダー態だけでのご登場でしたが


描写されていない方の形態はどんなものだろう？
そんな妄想をするのも楽しいかもですね！！

ヴェノムマリナーのワイルド態は
キノコ型になり傘でのガード特化かな……とか

エナジーマルのライダー態出すなら
なんかの忍者ライダーの塗り替えだろうな……とか！


フォームチェンジの嵐はまだまだ止まらない！
永徳さんの超アクションと
各部署が振り絞っている知恵の数々を

今後もぜったいお見届けください！

（15歳の少女と45歳のスーツアクター。どちらもキュート。）


ということで
「ガッチャード」のテーマ？的にも
大事な回だった第4話。

宝太郎とりんねのキョリがぐっと近くなりました。

ここからりんねちゃん、笑顔が増えますよ。

なんかこの女の子、冷たい感じかな……？
とか思っていたそこの貴方！　ご安心を！

これからどんどん雪解けしていきますよ～～
だって次回はプロレス回！！


熱い魂のぶつかり合い
果たしてりんねさんはクールなキャラを保てるか！？


乞うご期待！！（そこに？？）



ということで、以上！
今週の富良州高校掲示板でした！







（投稿者：名無しの鉄仮面）

（！？）

（文責：松浦大悟）