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6,044件中 1-20の結果を表示しています
  • ルーメン
    ベルヒ
    医科器械学雑誌
    1928年 6 巻 1 号 42-43
    発行日: 1928/07/20
    公開日: 2019/09/16
    ジャーナル フリー
  • ルーメン
    タル J.
    図学研究
    1990年 24 巻 1 号 49-53
    発行日: 1990年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    コンピュータグラフィクス関係者にとってはパラメトリック曲面の方がレンダリングしやすいとされてるが, インプリシット曲面を利用すれば, 設計者はさらに新しい能力を発揮することができる。本論文では, 空間区分をインプリシット曲面に応用する手法について簡単に述べる。この新しい手法は, インプリシット曲面のレンダリングを容易にするばかりか, それらをより従来のポリゴン表現に転換することを可能にするものである。
  • 単離菌株の大量添加による反芻獣第1胃内発酵菌群の揮発性脂肪酸産生能について(その1)
    大岡 忠昭, 湊 一, 遠藤 明, 樋口 允子, 村上 健夫, 植村 定治郎
    日本農芸化学会誌
    1964年 38 巻 10 号 486-490
    発行日: 1964年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    Warner型人工
    ルーメン
    を用いて,
    ルーメン
    発酵菌液(
    ルーメン
    ガーゼ濾液)にRuminococus albus 862-2株を大量に添加し, 38°, 4あるいは8時間培養時における繊維素あるいは澱粉よりのVFA産生作用について検討した.その結果次の成績を得た.
    (1)
    ルーメン
    上清培地中における862-2株の繊維あるいは澱粉よりのVFA産生型を調べると,いずれの基質に対しても酪酸及びC5以上の脂酸類の産生比が大きかった.
    (2)
    ルーメン
    発酵菌液に862-2株を大量(
    ルーメン
    発酵菌液の約6倍量)に添加し繊維素あるいは澱粉よりのVFA全産生量を調べると,菌添加による全VFA産生量の高まりが認められた.
    (3)
    ルーメン
    発酵菌液に862-2株を大量に添加し繊維素あるいは澱粉よりのVFA産生パターンを調べると,菌に特徴的なパターンを示した,すなわち繊維素に対して8時間培養時に,澱粉に対して4時間培養時に862一2株の特性である酪酸及びC5以上の脂酸類の生成比の増大を認めた.
    (4)
    ルーメン
    発酵菌液に862-2株を大量に添加すると澱粉の分解率が
    ルーメン
    発酵菌液そのものによるよりも高められた.
  • *瀧澤 修平, 多田 千佳, 福田 康弘, 中井 裕
    廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
    2017年 28 巻 B5-8-P
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/11/29
    会議録・要旨集 フリー
    食肉処理場から排出されるウシ
    ルーメン
    液(第一胃液)を利用した植物系バイオマスの前処理によって、効率的にバイオガスを生産できる。しかし、
    ルーメン
    液を利活用する場合、
    ルーメン微生物はルーメン
    外環境に置かれることになる。本研究は、
    ルーメン
    液の保存が植物系バイオマスのバイオガス化におよぼす影響を解析した。
    ルーメン
    液を4℃、20℃、35℃で7日間保存し、その後古紙を37℃48時間前処理した。保存過程において、4℃では多糖分解酵素活性が維持されたが、20℃または35℃では大きく低下した。前処理過程では、4℃保存
    ルーメン
    液では速やかに古紙を可溶化した。一方、20℃または35℃保存
    ルーメン
    液では時間をかけて多糖分解酵素活性が回復し、古紙を可溶化した。同様に保存した
    ルーメン
    液でペーパースラッジを前処理し、35℃24日間メタン発酵を行なった。いずれの保存温度においても、保存なしと同等にメタンガスが生産された。
  • マイクロルーメン発電機の検討
    *近江 秀文, 高松 誠一, 伊藤 寿浩
    精密工学会学術講演会講演論文集
    2019年 2019A 巻
    発行日: 2019/08/20
    公開日: 2020/02/20
    会議録・要旨集 フリー

    畜産牛への濃厚飼料の不適切な投与は

    ルーメン
    (牛第一胃)のpHを下げ、
    ルーメン
    アシドーシスを発症させるため、
    ルーメン
    内pHがモニタリングできる無線経口pHセンサの開発が試みられてきたが、それらは電池を使用するため、電池の含む有毒物質や使用期間が限られることなどが問題となる。本研究では、長期連続動作する留置型
    ルーメン
    モニタリングデバイスの開発のため、
    ルーメン
    液成分を利用し発電するマイクロ発電機を検討した。

  • ホスト・ベクター系の開発を中心に
    緒方 是嗣, 中村 睦, 田島 清, 松井 宏樹, 長峰 孝文, 辨野 義己
    腸内細菌学雑誌
    2001年 15 巻 1 号 1-8
    発行日: 2001年
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    反芻動物は, 第一胃 (
    ルーメン
    ) に棲息する微生物による発酵 (
    ルーメン
    発酵) によって, 植物繊維の分解を行うことで, 飼料作物を利用することができる.
    ルーメン
    内での繊維質飼料の消化性機能を向上させるために, 遺伝子組換えの技術を導入し, 高い繊維質分解能を有する組換え細菌を作出する試みが行われている.主要な
    ルーメン
    細菌について, 組換え細菌を作出するためのツールとなりうるホストベクター系の作出を試みた.また導入先である
    ルーメン
    環境における分子生態についても検討した.
  • 泉 賢一
    畜産技術
    2017年 2017 巻 750-Nov. 号 12-16
    発行日: 2017/11/01
    公開日: 2023/08/10
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 単離菌株の大量添加による反芻獣第1胃内発酵菌群の揮発性脂肪酸産生能について(その2)
    大岡 忠昭, 湊 一, 遠藤 明, 樋口 允子, 村上 健夫, 植村 定治郎
    日本農芸化学会誌
    1964年 38 巻 10 号 491-495
    発行日: 1964年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    Warmer型人工
    ルーメン
    を用い,
    ルーメン
    発酵菌液(
    ルーメン
    ガーゼ濾液)に非澱粉分解性繊維素分解菌(Bacteroides succinogenes 912-2株)あるいは酢酸産生型繊維素分解菌(Eubacterium sp. 864株)を大量に添加し, 38°, 4あるいは8時間培養時における繊維素あるいは澱粉よりのVFA産生作用について検討した.得られた成績は次の通りである.
    (1)
    ルーメン
    上清培地中における864株の繊維素あるいは澱粉に対するVFA産生型を調べると,これらの基質に対して
    ルーメン
    発酵菌液の示すパターンにきわめてよくにていた.
    (2)
    ルーメン
    上清培地中における912-2株の繊維素あるいは澱粉に対するVFA産生型を調べるといずれの基質にも共通して酢酸,プロピオン酸の生成比の増大と酪酸及びC5以上の脂酸類の減少と認めた.
    (3)
    ルーメン
    発酵菌液に単離菌株を大量に添加したとき及び無添加時の繊維素あるいは澱粉よりの全VFA産生量について調べた. 912-2株添加時(
    ルーメン
    発酵菌液の約2倍量)には澱粉に対するよりも繊維素よりの全VFA産生量の高まりがあった.また864株添加時(
    ルーメン
    発酵菌液の約26倍量)には,澱粉あるいは繊維素いずれの基質よりの全VFA産生量の増量も僅少であった.
    (4)
    ルーメン
    発酵菌液に864株を大量に添加したときの繊維素あるいは澱粉よりのVFA産生型は,
    ルーメン
    発酵菌液そのものによって示されるパターンを示し単菌の性質がほとんどあらわれていない.
    (5)
    ルーメン
    発酵菌液に912-2株を大量に添加し8時間培養時における繊維素よりのVFA産生型は,酢酸,プロピオン酸,酪酸,C5以上の脂酸のいずれの生成比も増大し,
    ルーメン
    発酵菌液そのものの示すパターンをさらに強化した形であらわれている.澱粉基質時には4あるいは8時間培養時のVFA産生型に菌添加の影響な認めることができなかった.
  • 岡田 啓司, 古川 岳大, 安田 準, 内藤 善久
    日本獣医師会雑誌
    2003年 56 巻 7 号 450-454
    発行日: 2003/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    飼料のデンプン濃度と
    ルーメン
    液および血液乳酸濃度の関係を検討した. ホルスタイン種雌牛3頭に3週間, オーチャードグラス乾草を飽食させた後, 乾物中デンプン濃度34%の飼料を3週間給与した.採材は濃厚飼料採食の2時間後に行った.
    ルーメン
    液pHは3頭とも低下した.
    ルーメン
    液原虫は小型オフリオスコレックスを中心に7日目以降顕著に増加した.
    ルーメン
    液D-乳酸とL-乳酸濃度, アンモニア濃度に変化はなかった. 血中D-乳酸濃度は8日以降急激に増加した.L-乳酸とアンモニア濃度に変化はなかった.
    ルーメン
    液pHと
    ルーメン
    液L-乳酸濃度,
    ルーメン
    液D-乳酸濃度とL-乳酸濃度,
    ルーメン
    液と血液のD-乳酸/L-乳酸比にはおのおの正の相関,
    ルーメン液総原虫数とルーメン
    液L-乳酸濃度には負の相関があった. 以上より血中D-乳酸濃度は高デンプン飼料給与を反映することが認められた.
  • 湊 一
    土と微生物
    1982年 24 巻 17-25
    発行日: 1982/12/15
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
    この総説では,私の経験と知見に基づいて
    ルーメン
    内の環境,
    ルーメン
    内の微生物の種類,
    ルーメン内における細菌の存在様式およびルーメン
    内における細菌の動態を研究するための検索技法の問題について論評した。記述した内容の要点は次のようであった:1.
    ルーメン
    内の環境は嫌気的な系,
    ルーメン
    容量に規制された胃内物量の一定な系,
    ルーメン
    内容物を中性に維持するほど大量で緩衝能の強い唾液の流入する緩衝系および家畜体温に保障された恒温系といった特徴を示すと指摘した。2.
    ルーメン
    内には原性動物,細菌,真菌およびウイルスが存在するが,ここでは主に細菌の種類について説明した。細菌をいかなる飼料成分を分解できるかに基づいて群別し,更にはそれぞれの細菌を狭食性および広食性の面からも注釈を加えてみた。3.
    ルーメン内の細菌はルーメン
    内で遊離状に生活する遊離状生活菌群,固形性飼料部に局在する固形飼料共存菌群,
    ルーメン
    上皮に局在する
    ルーメン
    上皮共存菌群および原生動物の体表に局在する原生動物共存菌群に大別されること,更には各群の細菌の種類と機能とが異なることを指摘した。4.
    ルーメン
    内における細菌の動態を把握するためには培養法によらない検索技法の開発および採用も大切であることを指摘した。
  • 小倉 振一郎, 太田 実, 菅原 和夫
    日本草地学会誌
    1998年 43 巻 4 号 368-373
    発行日: 1998/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    反芻家畜のシロクローバ採食時における
    ルーメン発酵およびルーメン
    運動の特性を知るため,シロタローバ(生草1日2回,30g乾物/kg体重/日)給与緬羊の
    ルーメン
    液泡沫安定性,
    ルーメン
    内揮発性脂肪酸(VFA)およびアンモニア態窒素(NH_3-N)濃度,プロトゾア密度,
    ルーメン
    内圧変化をオーチャードグラス給与緬羊と比較調査した。シロクローバ採食後の
    ルーメン
    液はオーチャードグラス採食時にくらべ特に泡沫安定性が高く,加えてVFA,NH_3-N濃度が有意に高く,採食および反芻中の
    ルーメン
    収縮頻度が有意に高かった。シロクローバ給餌後の
    ルーメン
    液泡沫安定性,
    ルーメン発酵ならびにルーメン
    運動の変化はいずれもオーチャードグラス給餌下にくらべ大きく異なることが示された。
  • *瀧澤 修平, 阿部 憲一, 福田 康弘, 多田 千佳, 中井 裕
    廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
    2019年 30 巻 C5-7-P
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/11/20
    会議録・要旨集 フリー

    食肉処理場でウシの第一胃液(

    ルーメン
    液)は廃水として処理されるが,これを植物系バイオマスの前処理に用いることで、効率的なメタン発酵が可能となった。だが多量の
    ルーメン
    液の運搬は膨大なエネルギーを要する。本研究は、凝結凝集法によって
    ルーメン
    液から微生物を回収し、その回収効率および回収した
    ルーメン
    微生物の植物系バイオマス分解活性を解析した。鉄系凝結剤と石膏系凝集剤を用いた凝結凝集法により、
    ルーメン
    液中の固形物の約96%が凝集された。凝集物には
    ルーメン
    微生物が高効率に凝集され、エンドグルカナーゼ活性も保持された。また、
    ルーメン
    液から固形物が除かれることで、食肉処理場における
    ルーメン
    液の処理コストを削減することが示唆された。次に、凝集物を用いてトマト葉を処理した結果、凝結剤の添加濃度によって検出されたエンドグルカナーゼの酵素活性や種類は異なり、それらの差がトマト葉の可溶化に影響することが示唆された。

  • 石井 択径, 大橋 傳, 新井 鐘蔵
    日本獣医師会雑誌
    2010年 63 巻 10 号 785-788
    発行日: 2010/10/20
    公開日: 2016/09/07
    ジャーナル フリー
    牛の
    ルーメン
    液の前処理法や測定条件の違いが,氷点降下法による浸透圧の測定値に及ぼす影響について検討した. フィステルを装着した健康牛から
    ルーメン
    液を採取し,浸透圧計の結晶化温度を,血漿の一般的な条件である-5.6℃に設定したところ,測定値が得られなかった.
    ルーメン
    液を過冷却すると-3.9~-5.5 ℃の範囲で凝固を開始するため,結晶化温度を-3.7℃に設定したところ,再現性のよい測定値が得られた. また,2重ガーゼで濾過しただけの
    ルーメン
    液は,遠心分離やメンブレンフィルターで前処理した
    ルーメン
    液に比べて浸透圧が高値を示す傾向がみられ,凍結・融解後の
    ルーメン
    液では,凍結前に比べて浸透圧が有意に低下した.
  • *下段 千尋, 岡田 浩尚, 宗田 吉広, 澤田 浩, 高松 誠一, 伊藤 寿浩
    精密工学会学術講演会講演論文集
    2021年 2021A 巻
    発行日: 2021/09/08
    公開日: 2022/03/08
    会議録・要旨集 フリー

    牛の

    ルーメン
    (第一胃)のpHを自動測定し,健康管理する試みが行われている.本研究では、長期的な測定に向けて,
    ルーメン
    内でのセンサの電極ごとに性質変化を理解することを目的とした。pHセンサの参照電極とガラス電極とを別々に畜産牛の
    ルーメン
    に4か月間留置し,参照電極の電位上昇と濃度変化,ガラス電極の指示値と感度変化を測定した。この結果は,今後,安定した測定が可能な
    ルーメン
    センサデバイスを開発するのに役立つ.

  • 松本 拓也, 大橋 傳, 澤田 浩, 新井 鐘蔵
    日本獣医師会雑誌
    2012年 65 巻 4 号 278-280
    発行日: 2012/04/20
    公開日: 2017/05/26
    ジャーナル フリー
    牛の
    ルーメン液の凍結保存及びルーメン
    液を保存する器具の滅菌条件の違いがリポ多糖体(LPS)濃度へ及ぼす影響について調べた.採取した
    ルーメン
    液を凍結・融解しても,LPS 濃度に有意な変化は認められなかった.また,
    ルーメン
    液をLPSフリーでない器具に保存してもLPS 濃度に有意な変化は認められなかった.以上のことから,採取後ただちに凍結保存した
    ルーメン
    液はLPS 濃度の測定に活用できるものと考えられた.
  • 岡田 啓司, 古川 岳大, 安田 準, 内藤 善久
    日本獣医師会雑誌
    2002年 55 巻 11 号 713-718
    発行日: 2002/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    ホルスタイン種乳牛25頭を適正 (N) 群, 高デンプン (S) 群, 高タンパク (P) 群の3群に分け, 血中乳酸 (LA) およびアンモニア (NH3) 濃度と
    ルーメン
    環境との関連を検討した. S群の
    ルーメン
    液中総原虫数は採食後に著しく減少し, 活性度も低下した.
    ルーメン
    液中LA濃度は光学活性の異なるD-LA, L-LAともに採食後2時間に増加し,
    ルーメン
    pHはその後も低下し続けた.
    ルーメン
    液中および血中それぞれのD-LAとL-LA濃度との間には正の相関があった.
    ルーメン
    液中NH, 濃度はP群で採食後2時間以降に著しい増加を示したが, N群およびS群では採食後4時間に減少した. 採食後4時間の
    ルーメン
    液中と血中NH3濃度に相関があった. 以上より, 血中NH, 濃度は, 乳牛が摂取した飼料中のタンパク質の
    ルーメン
    内における消化の状態を反映していると考えられた.
  • 扇元 敬司
    化学と生物
    1985年 23 巻 10 号 662-669
    発行日: 1985/10/10
    公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
  • 寺島 福秋, 金子 雅一, 伊藤 宏
    日本畜産学会報
    1988年 59 巻 4 号 357-365
    発行日: 1988/04/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    反芻家畜において粗飼料主体給与から濃厚飼料多給へ急激に飼料を切り換えた場合,乳酸アシドーシス等の
    ルーメン
    発酵異常が起こる.本実験は濃厚飼料給与に適応した新鮮
    ルーメン液またはその凍結乾燥標品を飼料切換時めん羊のルーメン
    内に投与し,飼料摂取量および
    ルーメン
    発酵に対する影響を検討した.粗飼料給与に適応しためん羊を2日間絶食した後,濃厚飼料を1日2時間だけ7日間給与した.実験期間1日目および2日目の飼料給与直前に脱イオン水(対照区),濃厚飼料給与に適応した新鮮
    ルーメン
    液またはその凍結乾燥標品を含む溶液(600ml)を
    ルーメン
    内に投与した.1日目の飼料摂取量は区間に差異は認められなかったが,2日目から4日目の飼料摂取量は新鮮
    ルーメン
    液投与めん羊で対照区より多く,凍結乾燥標品投与区で著しく少なかった.1日目の濃厚飼料給与後における
    ルーメン
    液中乳酸濃度は,新鮮
    ルーメン
    液投与区でほとんど増加しなかったが対照区および凍結乾燥標品投与区で著しく増加した.この増加割合は標品投与区で大きかった,いずれの区でも2日目以降の
    ルーメン
    液中乳酸濃度は低かった.1日目の
    ルーメン
    内VFA濃度は濃厚飼料給与後増加したが,その増加割合は新鮮
    ルーメン
    液投与区で大きく,標品投与区で著しく小さかった.2日目以降のVFA濃度も同様の傾向を示した.これらのことから,濃厚飼料に適応した
    ルーメン
    液の投与は急速な濃厚飼料への切換時の適応に対して効果を示すが,凍結乾燥標品の投与はむしろ乳酸産生を増加させて
    ルーメン
    発酵異常をもたらすものと考えられる.
  • 宮崎 孔志, 日野 常男, 板橋 久雄
    日本畜産学会報
    1991年 62 巻 10 号 1000-1005
    発行日: 1991/10/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    エタノールを牛に給与すると
    ルーメン
    内のカプロン酸濃度が増加する理由について検討した.混合
    ルーメン
    微生物を14C-エタノールと共に培養したところ,大部分の14Cは酢酸および酪酸に取り込まれ,カプロン酸および吉草酸へも少量取り込まれた.したがってエタノールがカプロン酸の生成に使われることは明らかであるが,特にエタノールがカプロン酸に多く転換されるとは考えられなかった.
    ルーメン
    内での主要なカプロン酸生成菌であるMegasphaera elsdeniiを用いたin vitroの実験では,エタノールにはM. elsdeniiのカプロン酸生成を増加させる直接的な作用は認められなかった.M. elsdeniiによるカプロン酸生成の増加は.pHの低下,酢酸濃度の減少,酪酸濃度の増加および希釈率の低下によってもたらされることが示された.その他の理由として,エタノール投与によりM. elsdeniiの数または割合が増加する,あるいはエタノールが
    ルーメン
    微生物によるカプロン酸の再利用を抑制するなどの可能性も考えられる.しかし,エタノール給与牛の
    ルーメン
    内で,実際にこれらの要因がどのように影響するかは今後に残された問題である.
  • 本間 秀弥
    日本畜産学会報
    1994年 65 巻 3 号 239-243
    発行日: 1994/03/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    イナワラ給与で,水牛の
    ルーメン
    内液相回転率は,液相指標物質としてCo-HDTAを用いて測定すると牛よりも遅くなることが知られている.この種間差の生じる理由を明らかにするために実験を行なった.泌乳していない成雌水牛とホルスタイン牛の各3頭ににチモシー乾草の自由摂取量を1日8回に分けて3時間毎に給与した.Co-EDTAを経口投与後,3時間毎に8回
    ルーメン
    液を採取し,Co濃度の減少曲線から
    ルーメン
    液相回転率を求め,更に,唾液流量(
    ルーメン
    液相流出量-水分摂取量)も求めた.この結果,イナワラ給与時と同様にチモシー乾草給与でも水牛の
    ルーメン
    液相回転率は牛よりも遅い傾向が認められた.また,唾液流量は牛の半分の値であった.
    ルーメン
    液の無機りん酸塩,アンモニア態窒素および尿素態窒素の濃度はいずれも水牛の方が高かった.にれは水牛の唾液中のこれらの化学成分の濃度が隼よりも高いことを反映していると考えるにとができる.しかし,水牛の
    ルーメン
    液の無機りん酸塩濃度は,唾液中の高濃度を考慮しても,唾液流量が牛の半分とすると,説明のつかない高すぎる値であった.この矛盾は,水牛の
    ルーメン
    壁からの水分吸収率が牛よりも高いために,
    ルーメン
    内容物が濃縮されて生じると仮定すると説明できる.また,この板説を採用すると,水牛が牛よりも
    ルーメン
    液相回転率が遅いことや,唾液流量が少ないことの理由は,指標物質が濃縮されたために過少に推定された見かけ上の結果であると解釈できる.更に,この
    ルーメン内容物の濃縮は水牛のルーメン
    内で見られる細菌の高濃度や遅い飼料通過速度の原因であると考えられる.
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