今月放送が始まったテレビアニメ「魔法少女育成計画」に、新潟県上越市にそっくりな風景が多数出てくる。原作者は上越市出身の遠藤浅蜊(あさり)さんで、アニメ化にあたって出身地の上越市でロケが行われたという。新潟県ではBS11などで視聴できる。
16人の魔法少女が繰り広げる無慈悲なサバイバルレースを描くライトノベルが原作。アニメでは第1話から、上越市の高田駅や高田城三重櫓、本町通り、直江津港などにそっくりな場面が多数出てくる(記事下の写真を参照)。
原作者の遠藤さんは上越市出身で、2011年の第2回「このライトノベルがすごい!」大賞で栗山千明賞を受賞。原作の「魔法少女育成計画」は「このライトノベルがすごい!文庫」(宝島社)で2012年6月から刊行されている。2015年には角川書店からコミックの単行本として出版されており、今回アニメ化された。
原作ライトノベルの出版からアニメ化までを手がけてきた宝島社によると、原作では舞台を明記していないが、遠藤さんは上越や新潟の町並みをイメージしながら物語を執筆してきた。今回のアニメ化にあたって、制作スタッフにその旨を伝えたところ上越でロケが行われ、アニメの風景として登場することになったという。