NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の第88話が13日、BSプレミアムなどで再放送され、俳優の仲野太賀(当時は太賀)がアシスタントディレクター、小池役で出演していたことに驚く視聴者が続出。ツイッターで「仲野太賀」がトレンドに入った。
のん(能年玲奈)演じる主人公のアキが、海女やアイドルとしての活動などを通して、さまざまな人々に出会い、成長していく姿を描いた朝ドラ。2013年度前期に放送され、人気を博した。
2008年の夏、母の春子(小泉今日子)に連れられ、彼女の故郷である岩手県北三陸市にやって来たアキは海女になり、親友で「ミス北鉄」の足立ユイ(橋本愛)と地元の人気者になった。翌年、アキはアイドルになるため上京。現在は人気アイドルグループ、アメ横女学園(アメ女)の補欠的ポジションにあるGMTのメンバーとして下積み生活をしつつ、大女優、鈴鹿ひろみ(薬師丸ひろ子)の付き人もこなす忙しい毎日を送っている。
「10年でこんなに第一線に…という役者さんが何人も」
ドラマは第15週「おらの仁義なき戦い」(第85~90話)が再放送中で、この日、アキは、鈴鹿の計らいで彼女が主演するドラマの端役に抜擢され、スタジオで女優としての初めての仕事に臨んだ。与えられたセリフはたった1行だったが、アキはタイミングや役名を間違えたり、ようやくうまく芝居できたかと思えばうれしさのあまりカットがかかる前に素で喜んでしまったりとNGを40連発。ようやくOKが出ると、鈴鹿から女優に向いていないとはっきりダメ出しされてしまった。小池は、アキに登場のタイミングを伝える役割を担い、アキがNGを出すたびに、鈴鹿の推薦で出演することになったアキの代わりに監督(ベンガル)から怒られた。