返還後香港政治の10年  

情勢分析レポート

No.7

返還後の香港政治と一国二制度を包括的に分析し、その将来像を展望する

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■ 返還後香港政治の10年
竹内 孝之  著
■ 1,100円(本体価格 1,000円)
■ A5判
■ 91pp
■ 2007年
■ ISBN978-4-258-30007-5
■ 品切れ

CONTENTS


第1節 杞憂に終わった懸念と顕在化した懸念
第2節 香港のジレンマ──民主主義と経済的繁栄
第3節 本書の構成と分析視角
第4節 本書の用語について

第1節 「港人治港」と「商人治港」
第2節 「商人治港」と香港左派
第3節 董建華行政長官による行政長官主導の政権運営
第4節 董行政長官の方向転換と、解消されない財界の不満
第5節 董建華政権に対する評価と、今後の課題
*資料1 香港の主な政治勢力

第1節 段階的な民主化と返還直後の逆行
第2節 行政長官・立法会の現行選挙制度
第3節 将来の民主化に向けた取組み
第4節 まとめと展望
*資料2 新界原居民の議会組織と政治力
*資料3 全国人民代表大会と全国政治協商会議における香港代表

第1節 従来からの経済協力
第2節 経済支援としての経済貿易緊密化取決め
第3節 CEPA以後の香港政府の対中国本土政策
第4節 香港・中国関係緊密化の副作用と対応
第5節 まとめ──対中関係における香港の強さと弱さ

第1節 香港とは何か?
第2節 特別行政区基本法の性質
第3節 香港基本法をめぐる政治学
第4節 香港の国際参加
第5節 中国本土との統合と香港の存続
第6節 まとめ

第1節 返還後の10年
第2節 中期展望
第3節 民主化のジレンマ
第4節 結語
*資料4 香港の重要な出来事(返還後および返還関連を中心に)