こんにちは、メシ通編集部です。
あまたある料理マンガの中で、最近のヒット作といえばなんといってもこれでしょう。
©小林銅蟲／講談社
隔週刊漫画誌『イブニング』（講談社）にて好評連載中の『めしにしましょう』です。
内容を簡単に説明すると……
漫画家「广大脳子（まだれだいのうこ）」の敏腕アシスタントである「青梅川おめが」は、料理の腕も超一級。仕事の合間の食事作りも彼女の担当なのですが、作り上げる料理が尋常じゃない！ 巨大な肉塊を風呂の湯船で低温調理しローストビーフを作る、生きたスッポンをいちからさばいてフルコースで提供、カエル、ザリガニ、フジツボなどからたっぷりとダシをとった「ブイヤベース的なもの」を作り上げるなど、常に超本気であり、常にやりすぎ！
作者はおなじみ、このお方。
小林銅蟲先生！
以前『メシ通』でもブッ飛んだ料理を披露していただきました。
ご自身のブログでも、オリジナル料理がたくさん紹介されてます。
そんな小林銅蟲先生に「誰でも手軽に作れそうな料理を教えてください」とリクエストしたところ、こんな返答が。
「
「めしにしましょう」第1巻収録の「肉あんかけチャーハン」なら、比較的簡単なので誰でも気軽に作れるのでは、という予想外にマトモなリアクション。
でも、小林先生が作るのはやっぱりハードルが高そう……。
というわけで、
今回サポート役にお呼びしたのが……
アイドルグループ「妄想キャリブレーション」から、雨宮伊織さん（左）＆水城夢子さん（右）に来てもらいました！
無になっています。
STEP①：肉を仕込む
まずは材料から。
（左上から）卵、こしょう、塩、オイスターソース、しょうゆ、ごま油、米油、ナンプラー、片栗粉、米、レモン、ネギ、豚肉。
※今回はすべて目分量ですので、あしからず。おおよその分量はマンガ本編を見て参考にしてください。
そんなわけで調理スタート。
まず肉に下味をつけます。
豚細切れ肉に、
- しょうゆ
- ごま油
- こしょう
- 片栗粉
を加えたら（写真上）、
よくもみ込みます。
「使い捨てゴム手袋便利ですね」
「えっ、何か間違ってます？」
「しいていえば状況が間違っています」
……！？
STEP②：あんかけを作る
引き続いて、あんかけの「あん」作りへ。
お湯を沸かして、しょうゆを少々投入。
オイスターソースも入れる。
そこへ下味つけた肉を投入。
水溶き片栗粉も。
「いい香り！」
「肉を投入したらガスの火を落として予熱余熱で火を入れます。
というわけでひとまず肉あんかけの、「あん」が完成！
STEP③：チャーハン用の油を作る
チャーハンには、ネギ油を使用します。
まずフライパンに十分な量のサラダ油をひき、ネギを投入。
「僕はねぎ苦手だけどねぎ油は香りがよくて好きです。
「そうかも。すっごい香ばしい！」
STEP④：米を炊いて、卵と混ぜる
調理開始と同時に米も炊いておくべし。
「ここは浸水なしでとっとと炊いてしまいましょう」
「ええっ、それだとお米が固くなっちゃいません？」
「はい」（理由はのちほど）
ゴハン炊けた。早い！
で、ほっかほっかのゴハンをなんと水で洗う。
そこに溶き卵を、
混ぜ合わせる。これでチャーハンの準備完了。
STEP⑤：チャーハンを作る
いよいよクライマックスのチャーハン作りです。
フライパンにネギ油をひき、そこに洗った米＆溶き卵を投入。
やや弱めの中火でじっくり炒めていると、最初はあんなに水っぽかった米＆卵が……
みるみるうちに……
「えっ、まさか……」
パラッパラになっていく！
アイドルが振ってもパラッパラに！
「これは米を浸水させずに固めの仕上がりを狙って炊いて、
最後にナンプラーもしくは塩で味を整えて、
チャーハンの完成。
最終STEP：「肉あんかけ」をかける
できたてのチャーハンに「あん」をかけて、
「肉あんかけチャーハン」の、
一丁上がり！
この見事な野郎メシ感！（ほぼ茶色）
実食してみた
そんなわけで、
実食タイム。
食べる直前にレモンをふって、いただきます。
この表情。
「パラパラのチャーハンとトロっとしたあんが個性出し合ってますね。めっちゃイケる！」
なぜ人間は食べてるときに目をつぶってしまうのでしょうか。
「疲れたときに染みる味ですね、これ。とまんない」
とそのとき、ピンポーンというチャイム音が。
あれ、もしや。
パリッコさんだ。
「いや〜、なんだかおいしそうなニオイがしてきたもので」（隣人という設定らしい）
おもむろにビールを飲み始めるパリッコさん。
そして「肉あんかけチャーハン」もパクリ。
たいそうご満悦な表情。
「あんだけでもツマミになりますよ、これ」
アイドルも思わずおかわりしちゃう。
あっという間に完食！
その間も、今度はネギ油に使ったネギをツマミにしながら、
酒を飲み続けるパリッコさんなのでありました。
というわけで、
小林先生＆妄キャリのお二人、ありがとうございました！
最後に、小林銅蟲先生から今日のレシピについて一言アドバイスを。
- 「飯は固く炊く」
- 「卵は多めが失敗しづらい」
- 「めし200～250gに対し、L卵2個が目安」
- 「あんのとろみ濃度がわからないなら薄めのほうが安全」
※この記事は2017年10月の情報です。
※この記事のレシピは漫画『めしにしましょう』の内容を多少変更したものになっています。ご了承ください。
小林銅蟲先生と「妄想キャリブレーション」の雨宮伊織さんと水城夢子さん
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— メシ通 (@mesitsu) 2017年11月17日
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