japan_costa-rica_getty4(C)Getty images

日本代表、一瞬の隙が命取りに…終盤ルーズなクリアからコスタリカに先制され敗戦、決勝T進出に大きな痛手

日本代表は27日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループE第2節でコスタリカ代表と対戦した。

初戦でドイツ代表を2-1で撃破する大金星を挙げた日本。決勝トーナメント進出に向けて連勝がかかるコスタリカ戦に向けてはドイツ戦からスタメンを5名変更した。

GK権田修一が引き続きゴールマウスを守り、板倉滉、吉田麻也、長友佑都までは変わらず。右サイドバックには状態が懸念された酒井宏樹ではなく山根視来が起用された。また、ボランチではドイツ戦でも重要な役割を果たした遠藤航と、大会初出場となる守田英正がコンビを組んだ。

以下に続く

2列目以上ではトップ下の鎌田大地のみが連続先発となったが、両サイドの堂安律と相馬勇紀が初先発。1トップに上田綺世が入る4-2-3-1で試合をスタートさせた。対して、初戦でスペイン代表に0-7で大敗したコスタリカもGKケイロル・ナバスやFWジョエル・キャンベルらベストメンバーを先発起用して5バックを敷いている。

キックオフ直後から左サイドの相馬がいきなりドリブルで勝負して主導権を握っていく日本。最終的に長友が入れた折り返しはブロックされたものの良い入りを見せる。

自陣に引いて守るコスタリカに対して日本は後方からボールを動かしつつじっくりと攻めどころを探す。徐々にコスタリカの最終ラインの前で鎌田がボールを持つシーンを増やし始めるが決定的なパスは簡単には通らない。

日本は前半終盤ごろから山根が高い位置をとる3-4-3のような形を作り、コスタリカの5バックとのミスマッチを埋めていく。しかし、スコアが動かないまま前半を終えて勝負の行方は後半に託された。

日本はハーフタイム中に長友と上田に代えて伊藤洋輝と浅野拓磨を投入。伊藤が3バックの左に入り、浅野はそのまま1トップに入る。日本は後半開始時からギアを上げて攻め立てていく。

57分には左サイドでボールを持った相馬がカットインしてそのまま右足を振り抜いたが枠を捉えず。さらに61分にはボックス手前中央で仕掛けた遠藤が倒されてFKを獲得。日本はこのタイミングで山根に代えて攻撃の切り札、三笘薫を起用する。

絶好の位置のFKでは相馬が直接狙ったが鋭いシュートは枠を外れた。日本はさらに67分に堂安に代えて伊東純也を起用。伊東は右ウイング、三笘は左ウイングバックに入り、相馬が右ウイングバックに移る。

72分、ボックス手前中央でボールを受けた伊東がファウルを受けて再びFK。しかし、今度は鎌田が右足で狙ったものの壁に阻まれて得点には繋がらない。

それでも終盤に差し掛かってコスタリカが前に重心を移して来たことでオープンな展開に。日本は積極的に最終ラインの背後にボールを蹴り込んでチャンスを作っていく。

しかし82分、クリアがルーズになったところからボックス中央のケイセル・フレールにボールを持たれる。振り向きざまにシュートを浴びせられるとGK権田がわずかに触れたものの弾き切れずに失点を喫した。

日本は直後に相馬に代えて南野を投入するがコスタリカが再び割り切った守備で対応してくる。そして、日本がネットを揺らすことはなく試合が終了。日本が決勝Tを近づける結果を手にすることは叶わず、勝ち点3のまま12月2日の第3節スペイン代表戦に向かうこととなった。

■試合結果
日本代表 0-1 コスタリカ代表

■得点者
日本:なし
コスタリカ:ケイセル・フレール(81分)

▶【dポイントが貯まる・使える】ドコモスポーツくじでWINNER予想!今なら1口200円のクーポンをプレゼント

広告