ドイツから車で約2時間、スワロフスキーが拠点にするオーストリア・ヴァッテンスは、アルプスに囲まれた自然豊かなエリア。この地の名所であり、スワロフスキーの世界観を堪能できる美術館「スワロフスキー・クリスタルワールド」に、2018年秋、新たなアート空間がオープンした。手掛けるのは世界で活躍する現代美術家で日本が誇るアーティスト、草間彌生氏。

草間彌生、スワロフスキーpinterest
-
まるで広い部屋に、いくつもシャンデリアが飾られているかのように錯覚する空間。実際は写真の中央上に吊るされているシャンデリ1つと鏡だけで、このような幻想的な世界を生み出している。

000個のクリスタルが飾られたシャンデリアを、鏡張りの部屋に設置した『悲しみのシャンデリア(The Chandelier of Grief)』は、鏡で囲まれた部屋にオブジェを敷き詰める草間氏の代表的なインスタレーション『無限の鏡の間』シリーズの最新作。点滅する光に反射したシャンデリアが鏡に写り、どこまでも無限に煌めく様子は、まるで万華鏡の中に引き込まれたかのよう。既に一般公開もはじまっているので、スワロフスキーと草間氏が生みだす、光とアートの幻想的な空間をぜひ体験して。

草間彌生、スワロフスキーpinterest
-
木のぬくもりを感じる内装。アトリエ内の機会は太陽光と、アルプスの水を生かした水力発電で稼働させるなど、環境にも配慮している。

また「スワロフスキー・クリスタルワールド」の隣には、職人たちが腕を鳴らす新たなアトリエ「マヌファクチュール」が完成。建築デザインをノルウェー発の設計事務所スノヘッタが手掛け、彼らが得意とする風景と融合した光あふれる柔らかな空間が誕生した。

草間彌生、スワロフスキーpinterest
-
アトリエ内では、スワロフスキーがこれまでに手掛けてきたアーカイブピースを大切に保存している。

ここでは、世界のトップブランドやクリエーターからのオーダーに、迅速に対応できるスタッフとテクノロジーが、素材としてのスワロフスキーの可能性を日々探求。ファセットが均一に施されたラウンドカットだけでなく、形も色も、サイズも自由自在にコントロールできる最新で最旬のスワロフスキーから、今後も目が離せない。


Swarovski Kristallwelten
Kristallweltenstraße 1
6112 Wattens · Austria
tel. +43 5224 51080
swarovski.kristallwelten@swarovski.com