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元横綱 白鵬の宮城野親方、理事会として“師匠剥奪”の厳罰「素養、自覚が大きく欠如している」

2024年2月23日 14時03分

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 日本相撲協会は23日、東京・両国国技館で開いた臨時理事会で、後輩力士に暴力行為をはたらいた幕内北青鵬(22)=宮城野=の引退届を受理し、師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)には懲戒処分の2階級降格及び報酬減額(20%を3カ月)に加え、理事会として“師匠剥奪”の厳罰を下した。

宮城野親方


 理事会では懲戒処分とは別に、宮城野親方に師匠としての資質があるかが話し合われ、「師匠としての素養、自覚が大きく欠如していることが理事会で確認された」とした。その結果、3月の春場所は、所属する伊勢ケ浜一門で宮城野部屋の師匠代行を任命することが決定。4月からは伊勢ケ浜一門が宮城野部屋を預かり、師匠・親方としての指導・教育を行う方針を決めた。
 現時点では師匠に復帰するまでの期間が定められていないため、賃貸で使用している旧東関部屋を離れ、新部屋を建設することにも影響を及ぼす可能性がある。
 コンプライアンス委員会が部屋の力士などを調査した結果、北青鵬の暴力は2022年7月から日常的に繰り返されてきた。師匠の宮城野親方に対しては、その事実を知っていながら協会への報告義務を怠ったと一刀両断した。
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