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金沢城公園の「御城印」 なまこ壁、辰巳用水デザイン

2022年10月14日 05時05分 (10月14日 10時07分更新)
「二の丸情報館」の開館に合わせ、販売される二種類の御城印=金沢城公園で

「二の丸情報館」の開館に合わせ、販売される二種類の御城印=金沢城公園で

◇石川県、あすから販売

 金沢城二の丸御殿(金沢市)の復元整備への機運を高めようと、石川県は十五日午前十時半から、来城記念の「御城印」を販売する。公園内の案内所を改装した「二の丸情報館」の開館に合わせ、二種類(各税込み三百円)を取り扱う。
 神社仏閣が参拝者に授ける御朱印を模した御城印は近年、全国的な人気を集めており、県が常時販売するのは初。今回は「なまこ壁」と「辰巳用水」のデザインを用意し、いずれもはがきほどの大きさに金沢城という文字と梅鉢紋を配した。同日午前中は情報館近く、それ以降は五十間長屋で販売し、各先着百人には記念の番号を印字して渡す。
 情報館では御殿に関する文献資料や絵図などをまとめた大型パネルを展示するほか、動画を通じて復元に向けた取り組み状況も紹介する。県の担当者は「実際に御殿が姿を現すまでの間、観光客や県民に理解を深めてもらいたい」と話している。(河野晴気)

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