座席が決まっていないフリーアドレスの机で仕事をする職員＝金沢市役所第二本庁舎で
金沢市は七日、同市柿木畠の市役所第二本庁舎の供用を開始した。分室に分散していた業務を集約化し、効率化を図る。
一階には、市教委や農林水産局、環境局などが入り、座席を指定せず机を使うフリーアドレスを導入した。市調査統計室の石西照恵主査（４７）は「決まった席がないため、会議で移動する必要もなくなったし、コミュニケーションも取りやすくなった」と話した。
一階のエントランスホールには、市民の憩いの場としてベンチが設置されている。二階部分には、県内の災害情報を取りまとめる危機管理センターが入るほか、外郭団体が入っている。
第二本庁舎は、鉄筋コンクリート造り一部鉄筋造りで、地下一階地上三階建て。延べ床面積は約一万二千平方メートル。本庁舎と似たれんが色を基調とした外観で、一部には茶屋街で見られる「木虫籠（きむすこ）」が採用されており、景観と調和したデザインになっている。（小川祥）
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