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「小津安二郎青春館」閉館へ 松阪市、歴史民俗資料館に移転

2020年9月9日 05時00分 (9月9日 11時33分更新)
歴史民俗資料館に顕彰事業の拠点機能が移る小津安二郎青春館=松阪市愛宕町で

歴史民俗資料館に顕彰事業の拠点機能が移る小津安二郎青春館=松阪市愛宕町で

 松阪市は本年度中に、市内で青春時代を過ごし、「東京物語」といった名作を生み出した映画監督小津安二郎(一九〇三〜六三年)の資料を集めた「小津安二郎青春館」(愛宕町)を閉館する。青春館が担ってきた顕彰事業の拠点機能は安二郎ゆかりの歴史民俗資料館に移転させる。資料館では年一回程度、企画展を開くなど、知名度が高い安二郎をPRし、松阪への誘客につなげていく狙いだ。
 安二郎は東京都生まれ。「子どもを育てるには田舎の方が良い」という父の方針で、九歳で父の故郷の松阪に移住して十年間、暮らした。十八歳の時には飯高町にあった旧宮前尋常小学校で代用教員を務めた。
 生誕百年を迎えた二〇〇二(平成十四)年の十二月、市...

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