ユニチカ、豊橋事業所を閉鎖へ 売却視野に検討 

 経営再建中のユニチカが、自動車内装材などを製造していた愛知県豊橋市の豊橋事業所を閉鎖する方針を固めたことが、9日分かった。土地の売却を含め、活用策の検討を進めている。経営資源をフィルムや樹脂事業といった成長分野に集中する構造改革の一環。従業員の雇用は配置転換などで維持される見込みだ。

 豊橋事業所は1951年の完成と歴史は古く、かつては主力の紡績工場の一つだったが、新興国との競争激化で生産規模は徐々に縮小された。敷地は約27万平方メートルと広く、市街地にも比較的近い。


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