4mメガマウス、海岸に 沼津、剥製公開予定【過去記事から】

 1月28日正午ごろ、沼津市下香貫の牛臥海岸に大きな口が特徴の「メガマウスザメ」が打ち上げられているのを、付近のウインドサーファーが発見した。サメはすでに死んでいて、沼津港深海水族館(同市千本港町)が引き揚げて調査したところ、体長約4メートルのオスと分かった。同館がサメを引き取り、冷凍保存した後に解剖し、はく製にして公開する予定。

浜で発見された大きな口が特徴のメガマウスザメ=2019年1月28日午後、沼津市下香貫の牛臥海岸
浜で発見された大きな口が特徴のメガマウスザメ=2019年1月28日午後、沼津市下香貫の牛臥海岸

 同館の塩崎洋隆飼育展示マネジャーによると、メガマウスザメは水深200メートル付近の暖かい海に生息していると考えられているが、詳しい生態は明らかになっていない。塩崎マネジャーは「とても貴重な資料。胃の内容物などを確認して少しでも生態に迫りたい」と話した。
 メガマウスザメは遠州灘に打ち上げられたり、静岡市清水区の倉沢沖の定置網にかかったりしたことがある。
 ※静岡新聞2019年1月29日朝刊掲載

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