同意なくニデックにTOB提案されたTAKISAWA 受け入れ表明

松岡大将
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 工作機械メーカーのTAKISAWA(旧滝沢鉄工所)は13日、ニデックによるTOB(株式公開買い付け)の提案を受け入れると発表した。ニデックがTAKISAWAの同意がないままTOBを表明していた。ニデックは14日に買い付けを開始。成立すればTAKISAWAは子会社化され、上場廃止となる可能性が高い。

 TAKISAWAはTOBに同意した理由を「企業価値の向上に資する」としている。ニデックは、上限を設けずに1株あたり2600円で買い付ける。全株式を取得すると総額は約166億円になる見込みだ。

 ニデックは昨年、TAKISAWAに資本業務提携を持ちかけた。しかし、TAKISAWAは協議を進めることを拒んだ。今年7月にはニデックがTOBを表明。TAKISAWAは賛否を検討していた。

 ニデックはこれまでもM&A(企業合併・買収)で事業を拡大してきた。最近は工作機械の分野に手を広げており、2021年以降で3社を買収している。(松岡大将)

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