「モネ」の風車、地震で止まったまま 修復にふるさと納税呼びかけ

星乃勇介
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 市のシンボル、風車の修復に力を貸して――。宮城県登米市が、そんなふるさと納税を募り始めた。対象は、市の観光スポットの一つ、長沼フートピア公園の「オランダ風車」。3月の福島県沖地震で破損し、止まったままだ。NHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」のロケ地でもあり、市は「何とか直して復興の弾みにしたい」と願う。

 福島県沖地震で市は最大震度6強を観測。30年ほど前に建てられたオランダ風車「白鳥」(高さ約21メートル)の羽根(直径約24メートル)が途中から折れ、隣のレストハウスも壊れた。

 修復費用は風車とレストハウス合わせて約3500万円と見積もられたが、公園はロケ地巡りの人も多く、市民の憩いの場。「早く元通りにしてほしい」という声が寄せられたため、寄付を呼びかけることにした。

 額に応じて公園のキャンプ場利用券や食事券のほか木工品、「モネ」グッズといった市の特産品がもらえる。募集は7月25日まで。問い合わせは市観光シティプロモーション課(0220・23・7331)。(星乃勇介)

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