米動画配信大手ネットフリックスが19日発表した今年1~3月期決算では、世界の有料会員数が過去10年で初めて減少に転じた。競争の激化や家庭内などでアカウントを共有して無料で見る利用者の増加で、売上高の伸びは1ケタ台に鈍化した。コロナ下の「巣ごもり効果」で急成長してきた同社が、逆風にさらされている。
売上高は前年同期比9・8%増の79億ドル(約1兆円)、純利益は6・4%減の16億ドル(約2千億円)となった。同社株は19日の時間外取引で一時、同日終値から約26%急落した。
3月末の有料会員数は2億2200万人で、前年12月末から20万人減った。約250万人の増加を見込んだ当初予想を大きく下回った。ロシアでのサービス停止が約70万人の減少要因となったという。同社は4~6月期、さらに200万人の減少を予想している。
同社は発表文で「我々の比較…
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