埼玉)エスビー創業者も出身の松伏町、カレーの町をPR

米沢信義
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 カレーによるまちおこしを掲げる埼玉県松伏町が、町内の11店舗と協力して、今月1日から「松伏ふるさとカレー スタンプラリー」を始めた。カレー商品を購入し、12月までに5店舗以上のスタンプを集めると景品をプレゼントする。

 松伏町は、国内初のカレー粉製造に成功したエスビー食品創業者の山崎峯次郎氏の出身地。今も町内には関連会社のスパイス工場がある。今年5月、「カレーの町」として魅力を発信しようと、町と商工会がカレー商品の発掘を企画し、町内の飲食店に呼びかけた。6月に審査を行い、新製品も含めて11店舗が「松伏ふるさとカレー」の登録店舗に認定された。

 居酒屋の「気まぐれダイニング松伏MACHIBUSE」は、新たに馬肉とカレー粉を使った「カレー馬ーガー」(500円)を開発、うなぎ料理で知られる「川昌」も、ドライカレーに卵をかぶせた「金のドライカレー」で登録された。一方、そば屋が4店入り、「カレー南蛮」や「カツカレーライス」などの定番もある。町の担当課は「北本トマトカレーなどのように統一性で勝負するのではなく、バラエティーの豊かさを押し出した」という。

 スタンプラリーの用紙は町内11店で配布するほか、町ホームページからダウンロードもできる。店ごとにスタンプは異なり、12月27日までに五つ以上集めた用紙を店スタッフに渡すと、その場で景品をプレゼントするほか、抽選で町内産「彩のきずな」の新米などが当たる。問い合わせは、松伏町環境経済課(048・991・1854)。(米沢信義)

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