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黒い看護婦―福岡四人組保険金連続殺人 (新潮文庫) 文庫 – 2007/5/29
森 功
(著)
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悪女〈ワル〉──同じ看護学校を出た看護婦仲間。一見、平凡な中年女性たちは、身近な人々を次々に脅し、騙し、そして医療知識を駆使した殺人にまで手を染めていた。何が、女たちをかくも冷酷な犯罪へと走らせたのか。事件の背後には、四人組の特殊な人間関係、なかでも他の三人から「吉田様」と呼ばれ、女王然と振舞う吉田和子の特異な個性があった。戦慄の犯罪ドキュメンタリー。
- 本の長さ302ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2007/5/29
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101320519
- ISBN-13978-4101320519
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2007/5/29)
- 発売日 : 2007/5/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 302ページ
- ISBN-10 : 4101320519
- ISBN-13 : 978-4101320519
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 225,024位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同じようなノンフィクション物でも 清水潔氏のと読み比べると細部の緻密さが大違い
こちらは 細部は作者の創作が加わっているので 読み物 としては盛り上がる
しかし 事実を知りたい者 としては興醒めは否めない
作者は 登場人物の中の誰かの視点 に立つのではなく
作者として中立の立場において 客観的な事実の積み上げ で文章を構成すべきだった
主犯格を絶対悪 共犯格をその被害者 とした時点でそれはフィクション
事件はノンフィクションだったかもしれないが
こちらは 細部は作者の創作が加わっているので 読み物 としては盛り上がる
しかし 事実を知りたい者 としては興醒めは否めない
作者は 登場人物の中の誰かの視点 に立つのではなく
作者として中立の立場において 客観的な事実の積み上げ で文章を構成すべきだった
主犯格を絶対悪 共犯格をその被害者 とした時点でそれはフィクション
事件はノンフィクションだったかもしれないが
2018年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここに出て来る登場人物がとにかくどうしてそうなるのか?と思う。
主犯格の女は当然気持ち悪いが、コントロールされる側もどうなのかと思う。主犯格の女とそのまわりにいる女、登場人物がすべてそろってこの事件が起きた。一人でもかけていたらこのような展開にはならなかっただろう。そもそもこんな人間たちが看護婦をやってるのもやめてほしい。
気持ち悪いが、ここまで取材した筆者の書いたこの本は最後まで面白く読めた。
主犯格の女は当然気持ち悪いが、コントロールされる側もどうなのかと思う。主犯格の女とそのまわりにいる女、登場人物がすべてそろってこの事件が起きた。一人でもかけていたらこのような展開にはならなかっただろう。そもそもこんな人間たちが看護婦をやってるのもやめてほしい。
気持ち悪いが、ここまで取材した筆者の書いたこの本は最後まで面白く読めた。
2017年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はノンフィクション事件本を読むのが好きでして。
こちらは以前テレビで特集されていたので事件は知っていましたが
詳細を知りたいな、と買っておいて積んでいたものを最近読みました
主犯格の吉田純子は、北九州一家連続殺人事件の松永と同じタイプ
他人の心理操作に長けてるんでしょうね。
自分は会社でも上司から、だめなやつレッテルを貼られ
日々叱責を受けてますが、吉田や松永の心理操作、なんとなくわかります
強く出れる相手と出れない相手を瞬時に判別するんだと思います
強く言ってもいい相手、言ってはだめな相手。
言ってもいい相手は、自分のほうが上だ、と強く出、力を誇示し丸め込んで支配下に置く。
楯突く事のできぬ相手と認識してしまったら、こいつの言う事は絶対だ服従せねばと思い込んでしまう。
自分も日々怒られてるので、すごくわかります。
その状態から脱するには、相手をより権力が強いことを示唆しなければならない
お前よりも仕事ができる、知識量、様々な事を熟知している、
自信をつけ毅然とした態度をとらなければならない
そもそも人には決して弱みは見せてはいけない。見せる必要性がないのだ。
ようは、何を言われようが、お前なんかに動じないという態度をとればいいのですが。
何を言われようが、
「何を言っているんだ?なぜそんなことをする必要がある。お前に指図される覚えは無い」と
強気に出れるようになれば・・・。
一度、人間関係の構築図式が完成されてしまうと覆すのは難しい。
どこかで力を見せつけ、線引きをしないと、そのままいってしまう。
少しネタバレになりますが、最後、美由紀が吉田に送ったメモのような毅然とした態度を早々と
取っていれば、そしてほかの3人で力を結束していれば、こうはなってなかったと思います。
自身らでもっと早く気づくべきだっただろうし、周囲も不穏に察知してあげるべきだった
他人と接触をはばかれていた現状では、それもまた難しいか
こちらは以前テレビで特集されていたので事件は知っていましたが
詳細を知りたいな、と買っておいて積んでいたものを最近読みました
主犯格の吉田純子は、北九州一家連続殺人事件の松永と同じタイプ
他人の心理操作に長けてるんでしょうね。
自分は会社でも上司から、だめなやつレッテルを貼られ
日々叱責を受けてますが、吉田や松永の心理操作、なんとなくわかります
強く出れる相手と出れない相手を瞬時に判別するんだと思います
強く言ってもいい相手、言ってはだめな相手。
言ってもいい相手は、自分のほうが上だ、と強く出、力を誇示し丸め込んで支配下に置く。
楯突く事のできぬ相手と認識してしまったら、こいつの言う事は絶対だ服従せねばと思い込んでしまう。
自分も日々怒られてるので、すごくわかります。
その状態から脱するには、相手をより権力が強いことを示唆しなければならない
お前よりも仕事ができる、知識量、様々な事を熟知している、
自信をつけ毅然とした態度をとらなければならない
そもそも人には決して弱みは見せてはいけない。見せる必要性がないのだ。
ようは、何を言われようが、お前なんかに動じないという態度をとればいいのですが。
何を言われようが、
「何を言っているんだ?なぜそんなことをする必要がある。お前に指図される覚えは無い」と
強気に出れるようになれば・・・。
一度、人間関係の構築図式が完成されてしまうと覆すのは難しい。
どこかで力を見せつけ、線引きをしないと、そのままいってしまう。
少しネタバレになりますが、最後、美由紀が吉田に送ったメモのような毅然とした態度を早々と
取っていれば、そしてほかの3人で力を結束していれば、こうはなってなかったと思います。
自身らでもっと早く気づくべきだっただろうし、周囲も不穏に察知してあげるべきだった
他人と接触をはばかれていた現状では、それもまた難しいか
2019年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アマゾンのレビューや他サイトでも周りの人間がおかしかった騙されやすい人間だったのが悪い、みたいな意見があっていてもたってもいられないので拙い文章ですが書かせていただきます。
結論から言ってみなさん吉田純子に操られた被害者です。
吉田純子の旦那さん、堤 美由紀さん、石井ヒト美さん、井上和子さん、堤 美由紀さんの母…などなど
上記の方々が特別愚かだったとは私は思いません。
みなさん操られたり騙されていいようにされて金を巻き上げられたり、殺人に荷担させられたりしてますが…
たまたま騙されやすい人々が吉田純子の周りにいるものなのでしょうか??
大金を騙しとられたり、殺人などの重犯罪に手を染めたりそこまでする人達が偶然に吉田純子の周りに集まっていたのでしょうか??
とてもそうは思えません。
やはり、吉田純子が人を操る事に長けている。
そう考えるのが自然です。
・嘘を信じこませるのが異常に上手い。
・相手の弱みを一瞬で見極め、そこを徹底的に責める。というか、弱みでなくてもよい。松永太や角田美代子など同様に言いがかりやこじつけだろうが理由はなんでもいい。弱みの方が操りやすかっただけでこういう人達に日常の些細な事でも徹底的に責められたらめちゃくちゃ精神力が強い人を除きだいたいの人が洗脳されると思う。
・精神的にタフ、論力に長けたサイコパスの典型。
人にいくら酷いことしても何とも思わないサイコパスだったから洗脳ができる。
吉田純子に純粋に騙されてお金をとられた人もいるが、堤美由紀石井ヒト美井上和子は騙されてることが分かっていながらも逆らえなかった。
反論して反抗したら今度は何を言われるか分からない。長時間、死にたくなるような言葉を言われ続け、徹底的に責められるのが怖かったから。
というか、吉田の嘘によって騙されて言われるがまま行動したというのはあくまでも形だっただけ。
本当は責められまくって脅されて精神的に参ったから。脅されたから、よりも騙されたの方が受け入れられたんだと思う。だから騙された体で言う通りにした。
吉田もそのつもりで嘘の作り話を投げかけたのだろう。
被害者に全くの落ち度はない、とは言えないかもしれないが吉田純子が完全に悪いに決まってる。
第一、看護師って並の精神力では続けられない職業ですよ。
そんな人達が洗脳されてるのに普通の人なんて簡単に洗脳できるんじゃないんですか?
堤美由紀石井ヒト美井上和子など洗脳された人が悪い、って言ってる人の方が洗脳されやすいと思います!
やられる方が悪いって言う人がいますがやる方が悪いに決まってる!!!
結論から言ってみなさん吉田純子に操られた被害者です。
吉田純子の旦那さん、堤 美由紀さん、石井ヒト美さん、井上和子さん、堤 美由紀さんの母…などなど
上記の方々が特別愚かだったとは私は思いません。
みなさん操られたり騙されていいようにされて金を巻き上げられたり、殺人に荷担させられたりしてますが…
たまたま騙されやすい人々が吉田純子の周りにいるものなのでしょうか??
大金を騙しとられたり、殺人などの重犯罪に手を染めたりそこまでする人達が偶然に吉田純子の周りに集まっていたのでしょうか??
とてもそうは思えません。
やはり、吉田純子が人を操る事に長けている。
そう考えるのが自然です。
・嘘を信じこませるのが異常に上手い。
・相手の弱みを一瞬で見極め、そこを徹底的に責める。というか、弱みでなくてもよい。松永太や角田美代子など同様に言いがかりやこじつけだろうが理由はなんでもいい。弱みの方が操りやすかっただけでこういう人達に日常の些細な事でも徹底的に責められたらめちゃくちゃ精神力が強い人を除きだいたいの人が洗脳されると思う。
・精神的にタフ、論力に長けたサイコパスの典型。
人にいくら酷いことしても何とも思わないサイコパスだったから洗脳ができる。
吉田純子に純粋に騙されてお金をとられた人もいるが、堤美由紀石井ヒト美井上和子は騙されてることが分かっていながらも逆らえなかった。
反論して反抗したら今度は何を言われるか分からない。長時間、死にたくなるような言葉を言われ続け、徹底的に責められるのが怖かったから。
というか、吉田の嘘によって騙されて言われるがまま行動したというのはあくまでも形だっただけ。
本当は責められまくって脅されて精神的に参ったから。脅されたから、よりも騙されたの方が受け入れられたんだと思う。だから騙された体で言う通りにした。
吉田もそのつもりで嘘の作り話を投げかけたのだろう。
被害者に全くの落ち度はない、とは言えないかもしれないが吉田純子が完全に悪いに決まってる。
第一、看護師って並の精神力では続けられない職業ですよ。
そんな人達が洗脳されてるのに普通の人なんて簡単に洗脳できるんじゃないんですか?
堤美由紀石井ヒト美井上和子など洗脳された人が悪い、って言ってる人の方が洗脳されやすいと思います!
やられる方が悪いって言う人がいますがやる方が悪いに決まってる!!!
2015年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とっても稚拙な作り話で、次々と周りを騙していく。。
読んでいると、なんで、こんなバカみたいな話を真に受けるのだろう?
って疑問に思ってしまうけど、友達であったり、自分が弱っていたり、
様々な要素が重なってのタイミングで心の隙間に入り込んでしまうんだろうなと。。
人間は、時に、自分とは別人のような意識に陥る瞬間があるというか、
それ程、追い詰められたりすると、ありえない行動を取ってしまったりする。
そこに入るのが本当に上手かったんだろうと思います。
そして、主犯の彼女の母親にも大きな問題があったんだろうと読んでいて思いました。
巻き込まれた、犯人になってしまった他の女性達に同情してしまいます。
主犯の女に関わらなければ、普通の生活が続いてただろうに。。
読んでいると、なんで、こんなバカみたいな話を真に受けるのだろう?
って疑問に思ってしまうけど、友達であったり、自分が弱っていたり、
様々な要素が重なってのタイミングで心の隙間に入り込んでしまうんだろうなと。。
人間は、時に、自分とは別人のような意識に陥る瞬間があるというか、
それ程、追い詰められたりすると、ありえない行動を取ってしまったりする。
そこに入るのが本当に上手かったんだろうと思います。
そして、主犯の彼女の母親にも大きな問題があったんだろうと読んでいて思いました。
巻き込まれた、犯人になってしまった他の女性達に同情してしまいます。
主犯の女に関わらなければ、普通の生活が続いてただろうに。。
2017年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんな女は死刑にならねばね。
人を操る詐欺師というのは自分だけに関心が向くようにターゲットを孤立させる。
宗教の勧誘と同じだ。
貴方を守っているのは私だけだ、貴方の周りの人間は貴方の敵なのだ…と
親友や親族と仲たがいするように工作し、それを第三者の顔をして助ける
そして徐々に信頼を積んでいき取り込んでいく
犯罪者の典型的な資質を備えるこの女はサイコパスの王道を生きた
そして死刑になった
人を操る詐欺師というのは自分だけに関心が向くようにターゲットを孤立させる。
宗教の勧誘と同じだ。
貴方を守っているのは私だけだ、貴方の周りの人間は貴方の敵なのだ…と
親友や親族と仲たがいするように工作し、それを第三者の顔をして助ける
そして徐々に信頼を積んでいき取り込んでいく
犯罪者の典型的な資質を備えるこの女はサイコパスの王道を生きた
そして死刑になった