特別なひねりもなく、極めて自然な形ではあるものの、
やっぱり、新鮮な驚きで迎えたエンディング。
いい作品でした。
原作は、「ライトノベル」の代表的な作品の1つとして
分類されますが、こうして、スピンオフで描いても
十分に楽しめる作品になっているのは、登場人物の
個性や設定がしっかりしているからでしょう。
いかなる宇宙人も未来人も超能力者も登場しませんが、
それが「異世界」の物語として描かれているあたり、
原作に対する、作者さんなりの解釈なのかも知れません。
一方で、ベタなイチャラブ話を描きながら、一方で、
ハルヒちゃんのようなドタバタを描いている作者さん。
原作「涼宮ハルヒの憂鬱」も10年前のお話になりますが、
そのスピンオフとして追従している時点で、どれだけ
ハルヒ好きなのかと、同じファンとして感心させられます。
この勢いで『森園生ちゃんの活躍』など、好き勝手に
描いてほしいと思います。

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長門有希ちゃんの消失 (10) (角川コミックス・エース) コミック – 2017/2/4
長門の恋の物語、完結――!
3年生となり、高校最後の年を迎えることになった文芸部。そんな中、朝倉は一人カナダに留学することを決意する。キョン、ハルヒ、古泉、朝倉、そして長門…それぞれの思いを込めて、ついに感動の最終巻です!
3年生となり、高校最後の年を迎えることになった文芸部。そんな中、朝倉は一人カナダに留学することを決意する。キョン、ハルヒ、古泉、朝倉、そして長門…それぞれの思いを込めて、ついに感動の最終巻です!
- 本の長さ164ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2017/2/4
- 寸法12.8 x 1.2 x 18.2 cm
- ISBN-104041050448
- ISBN-13978-4041050446
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著者について
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兵庫県在住。2003年、第8回角川スニーカー大賞“大賞”を『涼宮ハルヒの憂鬱』で受賞し、デビューを果たす(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 涼宮ハルヒの憂鬱 (ISBN-13: 978-4046310286 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年7月12日に日本でレビュー済み
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普通にいい最終話だったと思いますね
2017年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「世界を大いに盛り上げるためのジョンスミスによろしく」というセリフが、
SOS団の名前の由来になっているわけですから、
キョン君は、何らかの形で涼宮さんから「ジョンスミス」の話を聞き、
再び3年前の世界に戻って、「世界を大いに盛り上げるためのジョンスミスによろしく」と、
涼宮さんに伝える必要が有るわけです。
そうしないと、世界の構成がおかしくなってしまうからです。
つまり、「消失」は、世界を規定事項に乗せるための、シナリオ通りの、茶番劇です。
ちゃんと、3年前の世界で再会した朝比奈さん(大)も、規定事項だと、明言していたでしょう?
キョン君は、誰かさんの書いたシナリオ通りに踊らされていただけですよ。
「陰謀」や「驚愕」を読めばわかるように、涼宮ハルヒの物語には、「正しい未来」という概念があり、
谷川流の作品世界を支配しているコイツラは、そうなるように、キョン君を誘導しているんです。
この物語に「IF」は、無い。
SOS団の名前の由来になっているわけですから、
キョン君は、何らかの形で涼宮さんから「ジョンスミス」の話を聞き、
再び3年前の世界に戻って、「世界を大いに盛り上げるためのジョンスミスによろしく」と、
涼宮さんに伝える必要が有るわけです。
そうしないと、世界の構成がおかしくなってしまうからです。
つまり、「消失」は、世界を規定事項に乗せるための、シナリオ通りの、茶番劇です。
ちゃんと、3年前の世界で再会した朝比奈さん(大)も、規定事項だと、明言していたでしょう?
キョン君は、誰かさんの書いたシナリオ通りに踊らされていただけですよ。
「陰謀」や「驚愕」を読めばわかるように、涼宮ハルヒの物語には、「正しい未来」という概念があり、
谷川流の作品世界を支配しているコイツラは、そうなるように、キョン君を誘導しているんです。
この物語に「IF」は、無い。
2017年2月4日に日本でレビュー済み
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今巻の8話は「朝倉涼子の消失I」から「朝倉涼子の消失VIII」の構成で、高校三年生になった朝倉が長門たちと別れて、家族の暮らすカナダで大学進学することを決めて旅立つ話です。
八月中旬のプールでの文芸部活動でキョンと有希に忘れられない大イベントがありますが、中心は有希が涼子の保護の下からキョンの手に移っていくまでの有希と涼子の葛藤と理解です。ハルヒが真剣にアドバイスしてくれるし、キョンは黙っていても分かってくれるし、絵柄上だけでなく中身も成長したなあって感じ。ドタバタキュンキュンは少なめです。
「長門有希ちゃんの消失」がキョンと有希のカップル完成と涼子の消失(?)で完結するとは、誰が予想したでしょうか。
エピローグには驚愕のおまけもありますが、有希ちゃんの笑顔で完結して嬉しい。
各話の後に挿入される有希たちの線画がとても優しく可愛らしい。このカットをコピーして机の前に貼っておきたいほどです。
八月中旬のプールでの文芸部活動でキョンと有希に忘れられない大イベントがありますが、中心は有希が涼子の保護の下からキョンの手に移っていくまでの有希と涼子の葛藤と理解です。ハルヒが真剣にアドバイスしてくれるし、キョンは黙っていても分かってくれるし、絵柄上だけでなく中身も成長したなあって感じ。ドタバタキュンキュンは少なめです。
「長門有希ちゃんの消失」がキョンと有希のカップル完成と涼子の消失(?)で完結するとは、誰が予想したでしょうか。
エピローグには驚愕のおまけもありますが、有希ちゃんの笑顔で完結して嬉しい。
各話の後に挿入される有希たちの線画がとても優しく可愛らしい。このカットをコピーして机の前に貼っておきたいほどです。
2017年2月8日に日本でレビュー済み
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もしかしたら作者の一番のお気に入りは朝倉さんだったのかな、そう思うほどの朝倉推しの一冊です。
もちろん、髪ののびた長門の可愛さは格別ですが、そこは9巻でハッピーエンドを迎えてしまったヒロインです。安定の可愛さと輝きです。それだけに正直なところ、10巻で一冊、語れるほどのエピソードがあるのかと思ったら、こうきました。9巻の引きで朝倉さんがカナダ留学を決意するシーンで一冊です。でも全然、薄味じゃない。むしろもっと書いてほしかったくらい、駆け足で走り抜けていくようなストーリー展開です。
なんだかんだ言って、物語の一番の功労者をしっかりねぎらった感じがして好感が持てます。
サイドストーリーやスピンオフでだらだら引きのばす作品が多いなかでは、一つのお手本みたいな締め方です。なにげにハルヒのその後も語ってますしね。
このシリーズは北高のセーラーが青を基調にしているので表紙が青がめだつ。原作よりも面白く、美しい、まさに出藍の誉れというべきジュブナイルです。
もちろん、髪ののびた長門の可愛さは格別ですが、そこは9巻でハッピーエンドを迎えてしまったヒロインです。安定の可愛さと輝きです。それだけに正直なところ、10巻で一冊、語れるほどのエピソードがあるのかと思ったら、こうきました。9巻の引きで朝倉さんがカナダ留学を決意するシーンで一冊です。でも全然、薄味じゃない。むしろもっと書いてほしかったくらい、駆け足で走り抜けていくようなストーリー展開です。
なんだかんだ言って、物語の一番の功労者をしっかりねぎらった感じがして好感が持てます。
サイドストーリーやスピンオフでだらだら引きのばす作品が多いなかでは、一つのお手本みたいな締め方です。なにげにハルヒのその後も語ってますしね。
このシリーズは北高のセーラーが青を基調にしているので表紙が青がめだつ。原作よりも面白く、美しい、まさに出藍の誉れというべきジュブナイルです。
2017年2月12日に日本でレビュー済み
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いい話だった。
ハルヒちゃん本編で消失の話が出てきた時から、この雰囲気好きだなと思っていたので、それが単品でスピンオフになった時から大好きだった。
キョンと長門の恋、ハルヒと朝倉の友情、もう一人の長門、SOS団ではなく文芸部としての関係。
涼宮ハルヒシリーズとしての根幹は維持しつつも、また別の切ないラブコメとしてきちんと成立させた良作だった。
終わってしまう寂しさと、綺麗に終わってくれた安堵が混じって、本当にいい話だったという言葉しか浮かばない。
今までお疲れ様でした。また次回作も楽しみにしています。
PS・強いて言うなら、Kindle版でもちゃんとカバー裏やカバー袖の部分まで載せてほしい。
そこも作者の魂の籠もった大事な創作の一部だと思う。
ハルヒちゃん本編で消失の話が出てきた時から、この雰囲気好きだなと思っていたので、それが単品でスピンオフになった時から大好きだった。
キョンと長門の恋、ハルヒと朝倉の友情、もう一人の長門、SOS団ではなく文芸部としての関係。
涼宮ハルヒシリーズとしての根幹は維持しつつも、また別の切ないラブコメとしてきちんと成立させた良作だった。
終わってしまう寂しさと、綺麗に終わってくれた安堵が混じって、本当にいい話だったという言葉しか浮かばない。
今までお疲れ様でした。また次回作も楽しみにしています。
PS・強いて言うなら、Kindle版でもちゃんとカバー裏やカバー袖の部分まで載せてほしい。
そこも作者の魂の籠もった大事な創作の一部だと思う。
2017年4月28日に日本でレビュー済み
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涼宮ハルヒシリーズのパロディシリーズとして始まった「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」で好評を得たぷよ氏が描くスピンオフ。
さすがに、原作を踏まえて作品を組み立てていくのは手慣れたもの。
最後まで、原作の世界観を壊すことのないスピンオフとしてキッチリかたをつけてくれました。
ここのところ、キョンと長門のラブストーリーに比重が置かれていましたが、最終巻に来て一気に正統派青春グラフィティ色が濃くなります。
朝倉・長門・キョン・ハルヒ・古泉・みくる・鶴屋と、全員にちゃんと未来を用意して終わらせるあたり、原作者の愛を感じてすがすがしい気分になります。
個人的には、転校生属性のなくなった古泉とハルヒの関係や、朝比奈さん「中」とも言うべきバージョンが描かれているあたりにグッときました。
原作でさえ描かれていない、各キャラクターの成長を描ききって完結させた点、すばらしいと思います。
さすがに、原作を踏まえて作品を組み立てていくのは手慣れたもの。
最後まで、原作の世界観を壊すことのないスピンオフとしてキッチリかたをつけてくれました。
ここのところ、キョンと長門のラブストーリーに比重が置かれていましたが、最終巻に来て一気に正統派青春グラフィティ色が濃くなります。
朝倉・長門・キョン・ハルヒ・古泉・みくる・鶴屋と、全員にちゃんと未来を用意して終わらせるあたり、原作者の愛を感じてすがすがしい気分になります。
個人的には、転校生属性のなくなった古泉とハルヒの関係や、朝比奈さん「中」とも言うべきバージョンが描かれているあたりにグッときました。
原作でさえ描かれていない、各キャラクターの成長を描ききって完結させた点、すばらしいと思います。
2017年2月13日に日本でレビュー済み
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元々は『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』からスタートした作品で、自分もハルヒちゃんからコチラに足を伸ばしたクチです。
キャラの設定はハルヒちゃん内の物に近いですが、個人的にはコチラの方が好きです。
キョン×長門のカップルがこんなにも似合い、そして気持ちよく見ていられるとは思ってもいませんでした。
〆方も、モヤモヤしたものを残さずキッチリ終われたように感じます。
作者のぷよさんも、お疲れ様でした。
ハルヒちゃんの方はまだまだ続きそうですので、コチラも楽しみに購読つづけます!
キャラの設定はハルヒちゃん内の物に近いですが、個人的にはコチラの方が好きです。
キョン×長門のカップルがこんなにも似合い、そして気持ちよく見ていられるとは思ってもいませんでした。
〆方も、モヤモヤしたものを残さずキッチリ終われたように感じます。
作者のぷよさんも、お疲れ様でした。
ハルヒちゃんの方はまだまだ続きそうですので、コチラも楽しみに購読つづけます!