本作で一番良かったのは、リーラの内面が描かれていたこと。
少しずつ少しずつラザルスに心を開いていってますね。
そういった心の機微を描けるラノベ作家って他にいないですよ。
文才云々ではなく、人生経験の差なのではないかな。
前作に比べて、今作はラノベ特有のお約束的要素が散見された。
そのせいばかりではないと思うが、作品から伝わる空気が良い意味で柔らかく感じた。
ラストの賭博については、個人的にはどうかと思った。
2巻でああいった超絶技を出してしまうと、この先は賭博師からエスパーに転身せざるを得なくなる。
エスカレートさせすぎて自滅した作品が多々あるので、そうならないことを祈る。
私は賭博師ではないので祈る。
スリリングな賭博に息を呑み、作者の博識っぷりに驚嘆し、しかし個人的には「リーラの行く末」がこの作品の要だと思っている。
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賭博師は祈らない(2) (電撃文庫) 文庫 – 2017/8/10
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第23回電撃小説大賞《金賞》受賞作、待望の第二巻登場!
奴隷の少女リーラの救出劇から一週間。賭場を負かし一人の女を守った代償はしかし大きかった。「負けない、勝たない」をモットーにしていたラザルスは賭場に出向くこともできなくなり、帝都を旅立つことを決める。
それは、少しずつ心を開き始めたリーラを連れての道楽旅行になるはずだったが……。
「ねえ、ラザルス。私と結婚しましょ?」
道中立ち寄った村でラザルスを待ち受けていたのは、さる事情で窮地にある地主の娘エディスからの突然の求婚だった。一方、リーラは二人のやりとりを覗いてしまい、自分はラザルスにとって不要なのではないかと想い悩み始める。「奴隷」である彼女が出した結論とは――。
少女たちの想いを受け、やがてラザルスは危険なギャンブルに打って出る。
奴隷の少女リーラの救出劇から一週間。賭場を負かし一人の女を守った代償はしかし大きかった。「負けない、勝たない」をモットーにしていたラザルスは賭場に出向くこともできなくなり、帝都を旅立つことを決める。
それは、少しずつ心を開き始めたリーラを連れての道楽旅行になるはずだったが……。
「ねえ、ラザルス。私と結婚しましょ?」
道中立ち寄った村でラザルスを待ち受けていたのは、さる事情で窮地にある地主の娘エディスからの突然の求婚だった。一方、リーラは二人のやりとりを覗いてしまい、自分はラザルスにとって不要なのではないかと想い悩み始める。「奴隷」である彼女が出した結論とは――。
少女たちの想いを受け、やがてラザルスは危険なギャンブルに打って出る。
- 本の長さ360ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2017/8/10
- 寸法10.5 x 1.9 x 14.9 cm
- ISBN-104048932756
- ISBN-13978-4048932752
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2017/8/10)
- 発売日 : 2017/8/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 360ページ
- ISBN-10 : 4048932756
- ISBN-13 : 978-4048932752
- 寸法 : 10.5 x 1.9 x 14.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 812,868位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年4月27日に日本でレビュー済み
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面白かったのですが最後の方の展開は無かったほうがいい気がしました。別に相手にトリックのネタをバラして激怒させずとも良いわけですし、盛り上がりには欠けますが普通の展開だったと思います。
またよく分からなかったのが、従兄弟に地主を引き継がせられるのなら、したくもない結婚をする必要が何処にあるのか分かりませんでした。
どうでもいいことですが。。。
またよく分からなかったのが、従兄弟に地主を引き継がせられるのなら、したくもない結婚をする必要が何処にあるのか分かりませんでした。
どうでもいいことですが。。。
2018年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
でも、ストーリーを考えるのは大変でしょうねw
作者先生には頑張っていただきたいですね(笑)
作者先生には頑張っていただきたいですね(笑)
2017年9月19日に日本でレビュー済み
1巻は素晴らしいの一言に尽きましたが、今回はストーリーの展開が遅く、読んでいて退屈感が否めませんでした
ヒロインとの関係が良好になっていくのは微笑ましかったですが、テーマである賭博から離れ気味なのも個人的にマイナスです
とはいえ作品自体の出来はいいです
ヒロインとの関係が良好になっていくのは微笑ましかったですが、テーマである賭博から離れ気味なのも個人的にマイナスです
とはいえ作品自体の出来はいいです
2017年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハーレム無双的な環境構築が捗って展開的には今後のムフフを期待したいところなんだけど、ちょっと二巻としてはオチの導き方が伏線不足で強引だったんじゃないかと思う。別に推理小説並みに論理的な帰結が求められる訳でもないのだから、そろそろラノベ的な弾み方で展開進めてもいいんじゃないでしょうかね。
2017年8月13日に日本でレビュー済み
「成功者になるためではなく、価値のある者になるために努力せよ」
昔、非常に有名な理論物理学者が残した、名言と称される代物だ
初めて、この至言そうな文を耳にした時、私は、何故か少し悲しくなったのを憶えている
細かい所の伝えたい意味が分からずに困惑してしまったからかもしれない
実に簡単に申し上げてくれた戯言だと失望してしまったからかもしれない
何とも横暴で身勝手な綺麗事であると憤慨してしまったからかもしれない
とにかく、彼が語っている「価値」と言う言葉は、実に曖昧な概念なのだ
社会的価値か、個人的価値か…
どちらにせよ、資本主義の時代である今を生きていると、「価値」と言うのは容易に変動する事を痛感させられる
全ての人・物が基準を与えられ、差を生み出され、区別をつけられていく
何かによって、誰かによって、行動を起こされる
遂にはそれがヒト同士にまで、適用されてしまう
何とも救えない話である
ましてや、それが18世紀末のイギリス
丁度、資本主義が台頭し、隆盛を誇りつつある時代と場所においては、現代以上に感じてしまう情景だったのかもしれない
さて、様々な作品において、「2」と名の付く物には大概、極端な選択が発生してしまう
本巻はその点において、求めていた展開による期待を更に上回った傑作だった
「生きて、賭けて、いつか死ぬ賭博師の物語」
『賭博師は祈らない』第2巻
本作は「賭博」を題材とするにおいて必ず生じる「価値問題」を見事に打ち払ってくれた、実に特徴的な巻だったと言えるだろう
大小の差はあれど、価値を与えられた人と言うのは、得てして迷うものである
「自分は何故生きているのか」
「自分は何の為にここにあるのか」
ある時期の淡い葛藤から始まって、解決する人もいれば、生涯纏わりつく者もいるであろう自己問答に支配されてしまう
価値のある者になろうとすれば、その分、危険も付き纏うのはこの世の理
固執しても意味の無い産物であると、悟りを開けたなら良いのだが、そうは問屋がおろさない
きちんと機能している社会が、そんな場所で今まで生きてきた過去が、自分を決して許してはくれない
その点において、この作品は程度の差はあれど、誰もが苦悩している
「賭博師」として生きてきて、これからも道を変えられない主人公、ラザルスも
「奴隷」として仕えてきて、自分の存在による影響を考えるヒロイン、リーラも
当主「代理」として村を支えてきて、八方塞がりな状況の新キャラ、エディスも
誰もが自らの「価値」が齎す寂しさ、やるせなさ、不甲斐なさに気付いていた
しかし、本作はそこを引き伸ばす事無く、上手くこの巻内で完結させている
ラザルスがリーラに語った事には、相手の価値を尊重している「愛」が確かに含まれていた
リーラがラザルスに願った事には、自らの価値を理解した「成長」が静かに加えられていた
ラザルスとリーラと言う余所者によって、エディスの村の価値は間接的ながらも証明された
そして、ラザルスは、自分も含めたこれら全ての価値を理解して、2回目の「一世一代のギャンブル」に挑む…
「成功者になるためではなく、価値のある者になるために努力せよ」
昔、非常に有名な理論物理学者が残した、人生における至言、名言と称される代物である
前にこの文を初めて耳にした時、私は、よく分からないが、実に簡単に言ってくれる、なんとも横暴で身勝手な綺麗事だと感じたものだ
当時から少々やさぐれていた私にとって、上記の至言には、とても憤懣やる方ない思いで悶々としたものだ
しかし、今回、このラノベを読み終わって、私が真っ先に思い浮かんだ文章と言えば、これ以外になかった
彼は上記の言葉以外に、もう1つ、言葉を残している
「誰かの為に生きてこそ、人生には価値がある」
「誰にとっても価値を持つ人」ではなく、「誰かにとって価値を持っている人」になる事こそ、実りある物だと言った
これは正しく、作中で描写されている彼等の事に他ならないのだ
しかし、本作はあくまで「賭博」ラノベ
この巻で伝えているのは、「存在価値証明法」と言うより「存在利益証明法」と言う方が相応しい
「存在価値」から「存在利益」へと転じた英吉利博打譚
自らの利益を賭けた3人の戦いが心に響く英吉利賭博譚に他ならない
利益と言うのは、言葉にしないと伝わらない時、言葉にせず行動で伝えないといけない時がある
本作はその大切さを物語で奥深く感じさせてくれた
彼の泥臭き漢の格好良さに、私を震えさせてくれた
読み終わって、とても清清しい気分に浸れた作品だったと思う
「信仰と希望と愛」は賭博師が持っていない3つの物
そう、作品内で彼は言っていた
しかし、そもそもにして、その前提自体が間違っていたのかもしれない
もうどれかを既に手に入れていて、それに自分で気付いていないだけなのかもしれない
そのどれか1つでも、この先、主人公ラザルス・カインドが、絶対の自信を持って、手に入れたと自負できる事を願って…
本レビューを閉じようと思う
1巻から読んでも、この巻から入っても、共にオススメ
非常に読破を推奨したい一作であるのは最早、語るまでも無い
1度読んだらファンとなり、コミカライズとゲームにも期待を寄せる事でしょう…
「愚か者の幸運は神聖にして犯すべからず」
昔、非常に有名な理論物理学者が残した、名言と称される代物だ
初めて、この至言そうな文を耳にした時、私は、何故か少し悲しくなったのを憶えている
細かい所の伝えたい意味が分からずに困惑してしまったからかもしれない
実に簡単に申し上げてくれた戯言だと失望してしまったからかもしれない
何とも横暴で身勝手な綺麗事であると憤慨してしまったからかもしれない
とにかく、彼が語っている「価値」と言う言葉は、実に曖昧な概念なのだ
社会的価値か、個人的価値か…
どちらにせよ、資本主義の時代である今を生きていると、「価値」と言うのは容易に変動する事を痛感させられる
全ての人・物が基準を与えられ、差を生み出され、区別をつけられていく
何かによって、誰かによって、行動を起こされる
遂にはそれがヒト同士にまで、適用されてしまう
何とも救えない話である
ましてや、それが18世紀末のイギリス
丁度、資本主義が台頭し、隆盛を誇りつつある時代と場所においては、現代以上に感じてしまう情景だったのかもしれない
さて、様々な作品において、「2」と名の付く物には大概、極端な選択が発生してしまう
本巻はその点において、求めていた展開による期待を更に上回った傑作だった
「生きて、賭けて、いつか死ぬ賭博師の物語」
『賭博師は祈らない』第2巻
本作は「賭博」を題材とするにおいて必ず生じる「価値問題」を見事に打ち払ってくれた、実に特徴的な巻だったと言えるだろう
大小の差はあれど、価値を与えられた人と言うのは、得てして迷うものである
「自分は何故生きているのか」
「自分は何の為にここにあるのか」
ある時期の淡い葛藤から始まって、解決する人もいれば、生涯纏わりつく者もいるであろう自己問答に支配されてしまう
価値のある者になろうとすれば、その分、危険も付き纏うのはこの世の理
固執しても意味の無い産物であると、悟りを開けたなら良いのだが、そうは問屋がおろさない
きちんと機能している社会が、そんな場所で今まで生きてきた過去が、自分を決して許してはくれない
その点において、この作品は程度の差はあれど、誰もが苦悩している
「賭博師」として生きてきて、これからも道を変えられない主人公、ラザルスも
「奴隷」として仕えてきて、自分の存在による影響を考えるヒロイン、リーラも
当主「代理」として村を支えてきて、八方塞がりな状況の新キャラ、エディスも
誰もが自らの「価値」が齎す寂しさ、やるせなさ、不甲斐なさに気付いていた
しかし、本作はそこを引き伸ばす事無く、上手くこの巻内で完結させている
ラザルスがリーラに語った事には、相手の価値を尊重している「愛」が確かに含まれていた
リーラがラザルスに願った事には、自らの価値を理解した「成長」が静かに加えられていた
ラザルスとリーラと言う余所者によって、エディスの村の価値は間接的ながらも証明された
そして、ラザルスは、自分も含めたこれら全ての価値を理解して、2回目の「一世一代のギャンブル」に挑む…
「成功者になるためではなく、価値のある者になるために努力せよ」
昔、非常に有名な理論物理学者が残した、人生における至言、名言と称される代物である
前にこの文を初めて耳にした時、私は、よく分からないが、実に簡単に言ってくれる、なんとも横暴で身勝手な綺麗事だと感じたものだ
当時から少々やさぐれていた私にとって、上記の至言には、とても憤懣やる方ない思いで悶々としたものだ
しかし、今回、このラノベを読み終わって、私が真っ先に思い浮かんだ文章と言えば、これ以外になかった
彼は上記の言葉以外に、もう1つ、言葉を残している
「誰かの為に生きてこそ、人生には価値がある」
「誰にとっても価値を持つ人」ではなく、「誰かにとって価値を持っている人」になる事こそ、実りある物だと言った
これは正しく、作中で描写されている彼等の事に他ならないのだ
しかし、本作はあくまで「賭博」ラノベ
この巻で伝えているのは、「存在価値証明法」と言うより「存在利益証明法」と言う方が相応しい
「存在価値」から「存在利益」へと転じた英吉利博打譚
自らの利益を賭けた3人の戦いが心に響く英吉利賭博譚に他ならない
利益と言うのは、言葉にしないと伝わらない時、言葉にせず行動で伝えないといけない時がある
本作はその大切さを物語で奥深く感じさせてくれた
彼の泥臭き漢の格好良さに、私を震えさせてくれた
読み終わって、とても清清しい気分に浸れた作品だったと思う
「信仰と希望と愛」は賭博師が持っていない3つの物
そう、作品内で彼は言っていた
しかし、そもそもにして、その前提自体が間違っていたのかもしれない
もうどれかを既に手に入れていて、それに自分で気付いていないだけなのかもしれない
そのどれか1つでも、この先、主人公ラザルス・カインドが、絶対の自信を持って、手に入れたと自負できる事を願って…
本レビューを閉じようと思う
1巻から読んでも、この巻から入っても、共にオススメ
非常に読破を推奨したい一作であるのは最早、語るまでも無い
1度読んだらファンとなり、コミカライズとゲームにも期待を寄せる事でしょう…
「愚か者の幸運は神聖にして犯すべからず」
2017年8月30日に日本でレビュー済み
1巻で綺麗に纏まっていただけに、蛇足にならないか不安なところもあったのですが、
まったくそんな心配はありませんでした。2巻も大変面白かったです。
ラザルスの「賭け」は勿論ですが、この作品の見所はやはり丁寧な心理描写でしょう。
ともすると都合が良い設定になりがちな「奴隷」という設定についても
苦しくなるほど奴隷らしく扱われていて、世界観の説得力がありとても良かったです。
貴族の少女に求婚されたラザルスを見て、「奴隷」の存在価値に悩み始めるリーラ。
ラザルスもまた、何にも深く入れ込んでこなかった自分の在り方とリーラを想う心とで揺れ動く。
すれ違い、悩み、そして二人が出した結論は熱いものがありました。
ニリツさんのイラストも相変わらず素晴らしいですね。
カラーのリーラの魅惑的なのに切羽詰ったような雰囲気が凄くよかったです。
3巻も非常に楽しみにしています。
まったくそんな心配はありませんでした。2巻も大変面白かったです。
ラザルスの「賭け」は勿論ですが、この作品の見所はやはり丁寧な心理描写でしょう。
ともすると都合が良い設定になりがちな「奴隷」という設定についても
苦しくなるほど奴隷らしく扱われていて、世界観の説得力がありとても良かったです。
貴族の少女に求婚されたラザルスを見て、「奴隷」の存在価値に悩み始めるリーラ。
ラザルスもまた、何にも深く入れ込んでこなかった自分の在り方とリーラを想う心とで揺れ動く。
すれ違い、悩み、そして二人が出した結論は熱いものがありました。
ニリツさんのイラストも相変わらず素晴らしいですね。
カラーのリーラの魅惑的なのに切羽詰ったような雰囲気が凄くよかったです。
3巻も非常に楽しみにしています。
2017年12月13日に日本でレビュー済み
ギャンブルをテーマにしたラノベ第2弾。
ギャンブルシーンの緊張感と、キャラクターを描いた穏やかなシーンの間に感服。
2巻では、また魅力的なキャラクターが続々と登場して、今後の展開が非常に気になります。
肝のギャンブルシーンのネタが尽きなければ、素晴らしいシリーズになるのは間違いなし。
期待大。
ギャンブルシーンの緊張感と、キャラクターを描いた穏やかなシーンの間に感服。
2巻では、また魅力的なキャラクターが続々と登場して、今後の展開が非常に気になります。
肝のギャンブルシーンのネタが尽きなければ、素晴らしいシリーズになるのは間違いなし。
期待大。