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生物の驚異的な形 大型本 – 2014/8/27
自然とは、最も美しい幾何学の競演だ! 太古の原生生物から、奇妙な無脊椎動物、昆虫や植物まで……「精巧な博物画たち」100図!
- 本の長さ141ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2014/8/27
- ISBN-104309253040
- ISBN-13978-4309253046
商品の説明
著者について
ドイツの生物学者、哲学者。「生物発生原則」を主張し、ダーウィンの進化論を強力に支持した。本書の他に『生命の不可思議』(岩波文庫)などの著書がある。
1929年、福岡県生まれ。理学博士。国立科学博物館地学研究部長、大阪学院大学国際学部教授を経て、国立科学博物館名誉館員。著書『白亜の自然史』他、監訳書『生物の進化大図鑑』など。
1954年、島根県生まれ。A・ラストガーデン『チベット侵略鉄道』、ホッジス『カラシニコフ銃 AK47の歴史』などのほか、J・アーチャー、K・フォレットなどのミステリ訳書多数。
1929年、福岡県生まれ。理学博士。国立科学博物館地学研究部長、大阪学院大学国際学部教授を経て、国立科学博物館名誉館員。著書『白亜の自然史』他、監訳書『生物の進化大図鑑』など。
1954年、島根県生まれ。A・ラストガーデン『チベット侵略鉄道』、ホッジス『カラシニコフ銃 AK47の歴史』などのほか、J・アーチャー、K・フォレットなどのミステリ訳書多数。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2014/8/27)
- 発売日 : 2014/8/27
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 141ページ
- ISBN-10 : 4309253040
- ISBN-13 : 978-4309253046
- Amazon 売れ筋ランキング: - 729,390位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
100枚の図版のどれをみてもまさに「まだみたことないもの!」アールヌーボーに影響を及ぼしたばかりでなく、アンドレ・ブルトンが「生きているシュールレアリスムの実例」と絶賛したというのは正に芸術との接点をいい表している。アール・ヌーヴォーを一番上の「生命の層」,アール・デコを「鉱物の層」,デ・スティルとバウハウスを「数学の層」と位置付けた藤森照信氏の"生命にはじまり,数学に行きついた"道筋そのものを図示しているようだ。
2020年8月10日に日本でレビュー済み
どのページを見てもとても美しい。
幾何学的、対称性のある曲線はどれも美しく、自然が生み出す造形を見事に捉えている。
ペイズリーの様な美しさも感じられ、美術的にもデザインの参考書として個性的なインスピレーションを受ける大変素晴らしい一冊。
幾何学的、対称性のある曲線はどれも美しく、自然が生み出す造形を見事に捉えている。
ペイズリーの様な美しさも感じられ、美術的にもデザインの参考書として個性的なインスピレーションを受ける大変素晴らしい一冊。
2009年6月15日に日本でレビュー済み
ドイツの博物学者エルンスト・ヘッケル(1834〜1919)の画集。帯には以下の様に説明されている:
「対称性と秩序をテーマに描いた本書は、ヘッケルの思想を表わす集大成となっている。また、その、息を呑むような美しさから、アール・ヌーヴォーやユーゲントシュティールといった20世紀初頭の芸術や建築にも大きな影響を与えた。」
100枚のそれぞれは、一つ一つの生き物の構造の精微さとともに、「一枚の構図」も考え抜かれて描かれている。特にクラゲ類の、対称性のある曲線で描かれた絵などは、絵一枚そのままですばらしいスカーフか絨毯になりそうである。表紙の背景(この図は少々地味なほうであるが)からも少しは想像できると思う。美術的に大変に素晴らしい生物画であることは間違いない。A4版のサイズは、原画よりは小さいのではと思うが、充分に迫力がある。
ヘッケルが自分の思想を表現するために「意図的な選択・抽出」をしていることは否定できないが、実際の生物から抽出してまとめられている対称性・類似性は、見る者に進化や発生について考える刺激を与えてくれる。
ただ、「ヘッケルの思想を表わす集大成」として本書を見ようとすると、本書には少々不満がのこる。解説として「ヘッケルの詳細な図版を鑑賞するための短い説明」と「エルンスト・ヘッケルー科学者の中の芸術家」という二つの文が載っているが、「・・・・・短い説明」はちっとも短くなく、「・・の芸術家」の方は半分は解説者の自論(認識論)の話である。解説を書いているオラフ・ブライトバッハとアイブルーアイベスフェルトの名を両方とも知っている人はどれくらいいるだろう。翻訳の際、解説者の簡単な説明を訳者紹介とともに載せてあればよかったと思う。ついでにもう少し欲をいえば、ヘッケルのつけた注釈なども載せて欲しかった。
実は「帯」の言葉の最初は<系統発生は個体発生を繰り返すという「生物発生原則」を主張し・・>となっている。ヘッケルは、一般には<個体発生は系統発生を繰り返す>で知られているはずである。出版社のケアレスミスではなくて、なにか深い意味があるのだろうか・・・。
「生物学的な」方面からこの書を読み、考える時ときにはそれなりの基礎知識をもって向かっていただきたいものである。
こう考えてくると、本書はやはり芸術性の方を高く評価して出版された、と考えておいたほうがよいのかもしれない。そうだとしても、原画のサイズとか、現在の保存状況などの記載がないのはやはり惜しまれる。
まあ、進化との関係はどうあれ、また解説文はあまり読まなくても、図版そのものをそれぞれの見かたでみれば充分、といえるほどインパクトの強い、惚れ惚れする画集である。
「対称性と秩序をテーマに描いた本書は、ヘッケルの思想を表わす集大成となっている。また、その、息を呑むような美しさから、アール・ヌーヴォーやユーゲントシュティールといった20世紀初頭の芸術や建築にも大きな影響を与えた。」
100枚のそれぞれは、一つ一つの生き物の構造の精微さとともに、「一枚の構図」も考え抜かれて描かれている。特にクラゲ類の、対称性のある曲線で描かれた絵などは、絵一枚そのままですばらしいスカーフか絨毯になりそうである。表紙の背景(この図は少々地味なほうであるが)からも少しは想像できると思う。美術的に大変に素晴らしい生物画であることは間違いない。A4版のサイズは、原画よりは小さいのではと思うが、充分に迫力がある。
ヘッケルが自分の思想を表現するために「意図的な選択・抽出」をしていることは否定できないが、実際の生物から抽出してまとめられている対称性・類似性は、見る者に進化や発生について考える刺激を与えてくれる。
ただ、「ヘッケルの思想を表わす集大成」として本書を見ようとすると、本書には少々不満がのこる。解説として「ヘッケルの詳細な図版を鑑賞するための短い説明」と「エルンスト・ヘッケルー科学者の中の芸術家」という二つの文が載っているが、「・・・・・短い説明」はちっとも短くなく、「・・の芸術家」の方は半分は解説者の自論(認識論)の話である。解説を書いているオラフ・ブライトバッハとアイブルーアイベスフェルトの名を両方とも知っている人はどれくらいいるだろう。翻訳の際、解説者の簡単な説明を訳者紹介とともに載せてあればよかったと思う。ついでにもう少し欲をいえば、ヘッケルのつけた注釈なども載せて欲しかった。
実は「帯」の言葉の最初は<系統発生は個体発生を繰り返すという「生物発生原則」を主張し・・>となっている。ヘッケルは、一般には<個体発生は系統発生を繰り返す>で知られているはずである。出版社のケアレスミスではなくて、なにか深い意味があるのだろうか・・・。
「生物学的な」方面からこの書を読み、考える時ときにはそれなりの基礎知識をもって向かっていただきたいものである。
こう考えてくると、本書はやはり芸術性の方を高く評価して出版された、と考えておいたほうがよいのかもしれない。そうだとしても、原画のサイズとか、現在の保存状況などの記載がないのはやはり惜しまれる。
まあ、進化との関係はどうあれ、また解説文はあまり読まなくても、図版そのものをそれぞれの見かたでみれば充分、といえるほどインパクトの強い、惚れ惚れする画集である。