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歴史主義の貧困 (日経BPクラシックス) 単行本 – 2013/9/19

4.3 5つ星のうち4.3 21個の評価

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日経BPクラシックス 第13弾
「ポパーの最大の貢献は科学哲学における『反証主義』の提唱であり、それが哲学史に
残ることは間違いないが、実は、彼の『反証主義』自体がマルクス主義哲学などに対する
批判から生まれたことを見逃すわけにはいかない。すなわち、両大戦間の混乱期に、
ウィーンでは、マルクス主義者たちが毎日のように起こる事件をすべてマルクス理論の
正しさを立証するものと主張していたが、これに違和感を覚えたポパーは、そのころ
有力だった理論の『検証主義』を疑うようになったのである。どんな事態が起こっても
検証されるような理論は、現実には何も説明しておらず、科学的理論でないのではないか、
というのが彼の疑念だった。」

学生時代からポパーを読んで翻訳したこともある日本銀行総裁の黒田東彦氏が執筆した
解説「いま、ポパーを読む意味とは何か」からの引用である。

ポパーは本書で、歴史は理念で動くと主張したドイツ観念論哲学のヘーゲル、人類の歴史は
階級対立で動き、生産力と生産関係の矛盾によって資本主義から社会主義へと向かうのは
必然としたカール・マルクスらの「歴史法則主義」、歴史主義(ヒストリシズム)を厳しく
批判した。
歴史主義は19世紀、20世紀にかけて多くの人に影響を与えた思想・イデオロギーであり、
マルクス主義はソ連をはじめとする社会主義国を生むイデオロギーとなった。ポパーは、
こうした歴史の見方は間違いであり、論理的に成り立たないことを本書で「論証」している。
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商品の説明

著者について

Karl Popper (カール・ポパー)
1902~1994。オーストリア出身の哲学者。英国のロンドン・スクール・オブ・
エコノミクス(LSE)で教鞭を執った20世紀を代表する科学哲学者の一人。社会哲学、
政治哲学でも功績を残した。反証可能性を科学的言説の必要条件であると提唱。共産主義
など全体主義を鋭く批判した。1937年、ナチスから逃れてニュージーランドに移住。戦後、
英国に移った。その思想は、世界的投資家のジョージ・ソロスや『ブラック・スワン』の
著者ナシーム・タレブに影響を与えた。主な著書に『科学的発見の論理』、『開かれた
社会とその敵』『果てしなき探求ーー知的自伝』など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BP (2013/9/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/9/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 264ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4822249662
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4822249663
  • 寸法 ‏ : ‎ 19.5 x 12.3 x 2.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 21個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年11月2日に日本でレビュー済み
.
" History has no meaning, I contend... It is up to us to decide what shall be our purpose in life, to determine our ends."
" This dualism of facts and decision is, I believe, fundamental. Facts as such have no meaning ; they can gain it only through our decisions."

In this book, Popper severely criticizes what is called " Historicism " ( just the same as he did in "The Open Society and Its Enemies" ).
ex) Historicism is the doctrine that history is controlled by specific historical or evolutionary laws whose discovery would enable us to prophecy the destiny of man .

I think this is the basic and most important attitude for us to keep in mind in studying human history.
Very interesting and suggestive book to read, recommended for all students who want to study social science .
2018年10月25日に日本でレビュー済み
いかに西欧の思想家が「個人の自由」を大切なものと考えているかが、ずしりと伝わってくる。印象的だった点を箇条書きで紹介したい。
1. 自由こそ人間進歩の源泉
① 人間の進歩の源泉は、「普通でないこと、隣人と異なることの自由」「多数派に同調せず、我が道を行く自由」である。
② 個性が発展を続け、人間の合理性が存続すべきものならば、個人の多様性と個々の意見、目的、意図の多様性は損なわれてはならない。
③ 「人の心の均一化」につながらざるを得ない全体主義的支配は、人間の進歩の終焉を意味する。
2. 非科学的政治の克服
① 我々は皆、政治家は特に、自分が正しいと非科学的に考えたがる。
② 政治家は「欠陥がなく悪影響を伴わないような政策などありえない」という前提で政策を進めるべきである。
③ 誤りに注意を向け、見つけ出し、公にし、分析し、そこから学ぶという方法を取らなければならない、
3. 歴史は多様な解釈がなされるもの
① 歴史の解釈は必然的に複数ある。
② 歴史法則主義者(マルクス主義者など)は自分のお気に入りのトレンドを固く信じている。そのトレンドが消滅する条件など考えられない。歴史法則主義者は一つの解釈を理論として提示し、「すべての歴史は階級闘争の歴史である」といった主張をする。
③ 歴史法則主義者(マルクス主義者など)の貧困とは想像力の貧困だ。 
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年11月22日に日本でレビュー済み
ポパーの本書は、科学の基準として「反証可能性」を主張して擁護したものと位置づけられるのが、一般的でしよう。確かに、その通りですが、もう少し広く批判的思考の大切さを訴えた著作と評価してもよいと思います。

学者も市民も、お気に入りの理論は手放したくありません。ビッグデータの時代では、自分が信奉する理論や学説と一致する証拠を見つけることは、それ以前よりも簡単になりました。つまり、間違った理論が生き残りやすくなっているのです。

そんな今だからこそ、ポパーが本書で力説するように、理論をデータに照らして厳しくテストすることが、より一層大切になっています。

マルクス主義の書物が、多くの若い人に読まれているそうです。資本主義の下で成長を実感できない世代には、こうした進歩史観は魅力的に感じるのかもしれません。しかしながら、ポパーが警告したように、歴史の発展法則を見つけたとマルクス主義に安易に救済を求める前に、それが教条的なドグマではないのか、証拠と一致するのか、一度、立ち止まって考えてみるべきです。

ポパー『歴史主義の貧困』は、厳しい批判的な検証を生き抜いた理論でないものは、安易に信頼しないよう、我々を戒めています。本書は、決して読みやすい本ではありませんが、その主旨は、上記のようにストレートであり、似非科学に騙されない知恵を提供する珠玉の古典なのです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
理論は常に反証に耐えてこそ価値を持つそうです。
確かにその通り、というか経験的にみなわかっていることだと思うが、改めて言われるとなるほどなぁと感心。
言語にして表現できるというのが頭の良い人なんだと思う。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年5月12日に日本でレビュー済み
本書は論点も明確で、内容もまとめられていて、哲学書の中でも読みやすい類であると感じられました。

「科学での反証」という有名な論が述べられています。つまり証明とはそれが「正しいか」を説明するのではなく、それが「正しくない」という論理で考えなければならず、「正しくない」ものは「除去」しなければなりません。またそれが「正しくない」と証明できないものは科学ではないということになります(P150,217)。

自然科学だけでなく、社会科学でも同じことが言え、たとえば歴史学ではある出来事にアプローチをしようとしますが、そこに解釈が行われると「自分にとって関心がある歴史」が描かれることになり、それも検証できないとみなされます(P242)。

また「トレンドと法則の誤解」が多いと批判をしています。弁証論などは「人は良い方向に進歩する傾向がある」と考えます。これをポパーは「絶対的トレンド」と呼びます(P210)。トレンドと法則は異なり、法則はその事象となるすべての条件を含んでいなければなりません。トレンドは単に「そうなりやすい」ということだけです。「人は進化をする。良い方向に」というのも、実はそうなりやすいだけで、確実にそうなるとは言い切れません。

そして特に私が興味を持ったのが次の2つ。

科学の進歩というのは実は時の評価が重要であり、その理論が「社会に関心を持たれる」「研究に多くの投資が得られる」「社会に役に立つと考えられるか」といった要素に影響を受けるということです。それが真実であるかよりも。科学の進歩にはそのように科学そのものというより、それを支持する人たちの興味関心が実は重要なのです(P248)。だからみんなの関心がなくなってしまえば、科学の進歩は止まってしまうこともありえます(P250)。

そして実はポパーは反グローバル主義者だったのです。グローバリズムは世界は一つ、人類も一つ、国境はないと考えます。しかしその結果の世界規模の環境問題、人権問題、格差問題。ポパーは最後に言います。

「理性が発展を続け、人間の合理性が存続すべきものならば、個人の多様性と個々の意見、目的、意図の多様性は損なわれてはならない」

「進化と進歩の源泉は選択の対象となりうる素材の多様性にある。人間の進化に関するかぎり、その源泉とは『普通でないこと、隣人と異なることの自由』-『多数派に同調せず、我が道を行く』自由である」(P254)。

お互いの違いを認め合い、そこから人の社会は発展していくものだということです。

ポパーとウィトゲンシュタインはかつて確執があったと別の本に書いてありました。ポパーはウィトゲンシュタインにジェラシーを感じていたみたいですが、本書を読んだ感想では、そのインパクト、感じられる切実感は残念ながらウィトゲンシュタインにはまったく及びません。哲学界、思想界に及ぼしたその影響もウィトゲンシュタインには及びません。本書を読んで納得です。

あと、安倍さんと一緒になって日本をダメにした男、黒田東彦の解説はいりませんし、読む必要もないです。反グローバルのポパーの著作の解説にこんなの入れるなという気分です。

こんな解説が最後にあり、気分の悪い読後でした。
2018年8月11日に日本でレビュー済み
書店でふと目に入ったので深く考えずに購入しました。結論から言うとマルクス主義者の主張やヘーゲルの歴史哲学、あるいはジョン・スチュワート・ミルの論理学などの知識がある程度ないと理解が難しいのではないかと感じました。逆に言うとこの辺りの議論全盛期の時代背景を理解しながら本書を読み進める必要があると思います。

本書の特徴は、まず前半でポパーが呼ぶところの「歴史主義(ヒストリシズム)」とは何かの解説をし、後半はそれに対するポパーの反論をしていくと言う構成です。まずヒストリシズムですが、実はこの定義自体が単純ではありません。一例を挙げると、歴史は必然的な流れがあり、人類はその「正しい」道筋から逸れることはできない、と言う意味で運命論者的ですが、かといって受け身的ではなくむしろ能動的だったりします。つまり「正しい」道筋への動きを加速化させるために我々は能動的に動く必要があると言う主張です。そのため前半で歴史主義とはなんぞや、と言う点を理解するのにやや四苦八苦します。ただマルクス主義者の主張をある程度知っている人でしたら、それを念頭においておけばイメージはしやすいかと思います。

後半は打って変わってポパーによる歴史主義への批判です。こちらも様々な視点から批判がなされていますが、私が一番印象に残ったのは28節に記載されている『歴史主義者の貧困とは、想像力の貧困であると言って良いだろう。歴史主義者は常々、自分たちが生きている狭い世界の中で変化を想像できない者を非難するが、想像力を欠いているのは、変化の条件が変化することを想像できない彼ら自身であるように思える』と言うくだりでした。それを端的に表しているのが、歴史主義者は単なる「トレンド」を「法則」と大仰に呼んでいることでしょう。この指摘は非常に鋭いと感じました。本書、全体的には非常に偏った見解であるような印象も強く個人的には納得できない箇所もいくつかありましたが、それを超えて全体主義批判、歴史主義批判書としては必読書だと思います。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年5月22日に日本でレビュー済み
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著者ポパーは確かに優秀な学者に違いないが、超一流と言えるかどうかは疑問である。彼の思考は西欧文化の限界を超えていない。このことはR・ベネディクトの『菊と刀』と比較してみればよく分かる。ベネディクトは西欧文化と著しく異なった文化的伝統を持つ日本を研究するために無意識の深層を探らねばならなかったが、その時に言語を頼りとすることができないので日本人の思考と行動を全体論的(holistic)に探って、そこから日本文化の型を抽出した。それは(彼女は明記しなかったが)C・G・ユングの心理学で言う集合的無意識を理論的根拠として行われた研究であった。彼女は言語を頼らないことによって日本人の心の深層に達する論考をすることができたのだが、ポパーの本を見ても言語を超越することのできる研究方法への糸口を見つけることさえできない。そればかりか彼は第3章(138ページ)ではこんなことも言った。
 《しかし全体論者は、実際には不可能な方法で社会全体を研究する計画を立てるだけでなく、私たちの社会を「全体として」コントロールし、再構築する計画も立てる。「国家権力は、国家が社会とほぼ同一になるところまで必ず増大する」と、全体論者は予言する。この一文に表現されている直観は十分に明瞭である。それは全体主義的直観である。》
これは、脚注によればマンハイムという人の言説に対する批判として述べられたものであるが、ポパーがその人と同じ土俵に上がっていたことは明らかである。その土俵は人間の無意識を個人のレベルで考えることしかできない人たちが勝負をするには適したものかもしれないが、集合的無意識を知る人にとってはまるで子供の遊び場である。たとえそこで「全体主義的直観」などという言葉が使われたとしても思慮深い人は動じない。ベネディクトは彼らとはまったく無関係に日本文化の型を解明した。
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