物語の序盤で明かされる主人公の秘密が衝撃的で面白い。
そこまですごいのかよ、と本当に思った。
だが、次々と急展開していく序盤に比べて、中盤以降はいささか単調である。
ついでにいうと、この物語の中盤に出てくる宇宙生命はヴァーチャルリアリティで主人公を攻撃してくる。
1947年でヴァーチャルリアリティを使うのは、かなり早いのではないだろうか。
ぼくの知るかぎり、もっとも早いヴァーチャルリアリティの登場である。
作中では、まだヴァーチャルリアリティと呼ばれてもいない。
そういう意味では、序盤の面白さの他に、ヴァーチャルリアリティの先駆的作品としても価値のある作品かもしれない。

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武器製造業者 (創元推理文庫 609-3) ペーパーバック – 1995/1/1
A.E.ヴァン・ヴォークト
(著),
沼沢 洽治
(翻訳)
「イシャーの武器店」事件から七年後。地球唯一の不死人ロバート・ヘドロックは、イシャー朝対武器店という二大勢力の緊張緩和という名目で、イシャー宮廷の人となっている。……が、イシャー文明を左右するような一大秘密の渦から逃れようとケンタウルス座に向かううち、地球文明の破壊を狙う蜘蛛の姿をした超生物の一群と出会った!
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日1995/1/1
- ISBN-104488609031
- ISBN-13978-4488609030
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (1995/1/1)
- 発売日 : 1995/1/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 288ページ
- ISBN-10 : 4488609031
- ISBN-13 : 978-4488609030
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,136,148位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2016年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過去に読んでいましたが、引っ越しで処分してしまいましたが、また読みたくなりました。
面白かったです。
面白かったです。
2012年10月18日に日本でレビュー済み
スケールが大きく時間も空間もばしばし飛びまくるという点で、この作品はまさにワイドスクリーンバロックの典型といえます。
少々どころか徹頭徹尾ご都合主義で、そんな馬鹿な、と思わされてばかりですが、そこがこの作品の最大の魅力ですから、ヴォークトの言うがまま、何も考えずただただ壮大な与太話を楽しめばよいと思います。
少々どころか徹頭徹尾ご都合主義で、そんな馬鹿な、と思わされてばかりですが、そこがこの作品の最大の魅力ですから、ヴォークトの言うがまま、何も考えずただただ壮大な与太話を楽しめばよいと思います。
2006年3月29日に日本でレビュー済み
地球を支配するイシャー帝国、そしてその政治を監視する対抗勢力<武器店>。この二大組織の勢力均衡によって、地球では数千年の間、平和が続いていた。この均衡が徐々に崩れ始めたイネルダ女帝の御代、地球の平和を守るため、地球唯一の不死人ヘドロックが立ち上がった! 恒星間動力船をめぐる陰謀、そして蜘蛛型の超生物との接触。二大勢力を同時に敵に回したヘドロックの運命やいかに?
スリルとスピード感に満ちた、ジェットコースターのようなストーリー駆動はまさにヴォークトの真骨頂。いい意味でも悪い意味でも(笑)予測のつかない展開は、読者の心を捕らえて話さない。ヴォークトの欠点である構成力の弱さもあまり気にならない。まさに名作、まさにSFである。ヴォークトの代表作の一つ、<武器店>シリーズ第1作。
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2006年1月2日に日本でレビュー済み
内容紹介だけを読むとこの本の魅力は分からないかも知れないです。
1947年の作品のため、設定・使用されている技術等は決して目新しいものではありませんが、そんなことは抜きにして、読んで面白い小説です。とは言っても、SF小説であることには違いなく、物語においても科学技術が重要な役割を果たします。
もし、この本を気に入ったのなら、ロイス・マクマスター ビジョルドの作品もお勧めします。こちらは現代の作家ですが、作品に同じ香りを感じます。
1947年の作品のため、設定・使用されている技術等は決して目新しいものではありませんが、そんなことは抜きにして、読んで面白い小説です。とは言っても、SF小説であることには違いなく、物語においても科学技術が重要な役割を果たします。
もし、この本を気に入ったのなら、ロイス・マクマスター ビジョルドの作品もお勧めします。こちらは現代の作家ですが、作品に同じ香りを感じます。
2005年7月30日に日本でレビュー済み
ぜひ、最先端の技術に携わる人、既に必要なものは全て揃っていると思っている人に読んで欲しい本です。ここには一つの課題が書かれています。現在の我々人類の能力では、地球が厳しくなったときの2ndオピニオンがいまだに実現できていないこと、外宇宙へ飛び出すための圧倒的な推進力が足りていないこと。この問題に直面していることの理解の一助になるかも。