日清戦争とは何か?
アジアの大国清を破り、列強の一員となる階段が駆け上がる言わば「栄光の歴史」の第一歩、という位置づけだろうか。
しかし、それは自国中心の一面的な見方である。
朝鮮では、この戦争の原因ともなった「第二次農民戦争」から終戦後も抵抗が続き、台湾でも領有化に反対する「抗日戦争」が続いた。
当然、韓国や台湾では、それに基づいた見方があるはずだ。
著者は、そういう自国中心の歴史観を是正し、日露戦争以前の日本軍は、国際法を遵守した、という定説を朝鮮や旅順で起きた民間人をも対象にした虐殺という都合の悪い事実を取り上げて糺す。
そして、そもそもこの戦争自体回避出来たが、日清双方の政府の強硬派や対外硬派に煽られた民衆の突き上げによって戦火に及んだ、と政治家だけでなく民衆やメディアの責任も問うている。
それは、自国の正当性のみを主張し、徒に対外危機を煽る現代日本の世論に対する警告ともとれる。
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日清戦争 (中公新書 2270) 新書 – 2014/6/24
大谷 正
(著)
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- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2014/6/24
- ISBN-10412102270X
- ISBN-13978-4121022707
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2014/6/24)
- 発売日 : 2014/6/24
- 言語 : 日本語
- 新書 : 270ページ
- ISBN-10 : 412102270X
- ISBN-13 : 978-4121022707
- Amazon 売れ筋ランキング: - 45,750位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 202位中公新書
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年6月25日に日本でレビュー済み
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戦後世代は私を含めて日本近代史勉強はしてないが、此れではいけませんね、個人も国も分不相応なことは後に破綻が来るですねが読んだ感想です
2014年11月27日に日本でレビュー済み
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日清戦争で日本は軍事的に勝利しながらも、戦略的には敗北したことが様々な角度から明らかにされています。
・日本の開戦時の戦略目標は「朝鮮に対する(清国との間で)影響力の均衡を維持」することでしたが、日本軍が朝鮮の農民をいたずらに虐殺したことや、戦争終了後に日本公使が王妃を宮中で斬殺したことから、朝鮮では支配層から農民まで抗日で一致団結し、日本はかえって影響力を失った。
・軍事的に敗北した清国はロシアに接近し、日本の清国と連携しロシアに対抗するという戦略が破綻し、また開戦回避を支持していたイギリスも日本を警戒するようになり、日本は極東で孤立に向かい始めた。
・清国の接近によりロシアの南下は本格化し、日露戦争の遠因となった。
また、戦略なき開戦決定、外交力の欠如、前線軍部の暴走、開戦を狂信的に求める大衆など、後の第2次世界大戦の過ちの原型がすでに現れていたことも衝撃的です。
・日本の開戦時の戦略目標は「朝鮮に対する(清国との間で)影響力の均衡を維持」することでしたが、日本軍が朝鮮の農民をいたずらに虐殺したことや、戦争終了後に日本公使が王妃を宮中で斬殺したことから、朝鮮では支配層から農民まで抗日で一致団結し、日本はかえって影響力を失った。
・軍事的に敗北した清国はロシアに接近し、日本の清国と連携しロシアに対抗するという戦略が破綻し、また開戦回避を支持していたイギリスも日本を警戒するようになり、日本は極東で孤立に向かい始めた。
・清国の接近によりロシアの南下は本格化し、日露戦争の遠因となった。
また、戦略なき開戦決定、外交力の欠如、前線軍部の暴走、開戦を狂信的に求める大衆など、後の第2次世界大戦の過ちの原型がすでに現れていたことも衝撃的です。
2024年3月11日に日本でレビュー済み
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戦争の詳細も良く書けているのだが、凡そ日清戦争に付いてはどの本も戦争に至った原因の説明に明け暮れていて、戦争するに至った理由の説明が無いが、この本もその点で同じ。戦争したら結果どうなるのか、勝利できる勝算はどこから導き出されたのか、その説明が皆無であり不満が残る。
2020年7月20日に日本でレビュー済み
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この辺の歴史を各方は何人かおられるが、大谷先生の異なる視点を見たかったので購入いたしました。
2019年10月1日に日本でレビュー済み
日清戦争前後に何があったのかについてかなり細かく説明がされていて、また戦争中の動きについても細部が描写されていて、今までに読んできた日清戦争に触れている本よりもかなり詳しい内容を知ることができました。
著者があとがきで書いていましたが、元々はこの時代のメディア史として出版したいと考えていたが却下されて通史を書くことになった経緯があるからか、第5章のメディア史には特に力が入っていて面白かったです。
歴史の教科書や、歴史小説、この時代・人物に触れた新書等でも大体偉人として描写されている人物を批判しているところが何度もあって新鮮に感じました。教科書や歴史小説などはこれらの人物が書いた自伝等から引用されていることが多いのかなと思いました。特に陸奥宗光の「蹇々録」は正確性が疑問に思われていると書かれていて、以前読んだ「蹇々録」の記述をもとに書かれていた本の内容と正反対に評価されているのは面白いなと思いました。
通信・伝達手段が確立していないので、都度の意思疎通は難しく、当初の作戦通りに動くことが正しいとは限りませんが、最初から独断で動く軍のトップが多すぎるなと思いました。結果的にうまくいっているところはあったかもしれませんが、こういった行動が伝統になっていって蓄積され、太平洋戦争にまで繋がっていくのかなと思いました。
主な戦闘について説明するところで、その戦闘の舞台となる地域の地図が掲載されていましたが、本文で説明している地名が網羅されていなくて、本文中でも地理についてはあまり説明されていなくて地名だけ登場するので地図を見ながら戦闘の進行状況を把握できませんでした。当初からの目的である直隷の場所・位置関係がどの地図にも掲載がなかったりしました。
ロシアが脅威ではなかった説明の根拠が薄かったり、日本・朝鮮・清以外の国際情勢の視点が薄かったりしたようにも感じました。
日清戦争の10年以上前からの朝鮮の混乱から、日清戦争開戦までの経緯、朝鮮半島での推移、清の領土内での推移、講和条約と台湾侵攻など、この時代の流れを細かく知ることができる本だと思います!
著者があとがきで書いていましたが、元々はこの時代のメディア史として出版したいと考えていたが却下されて通史を書くことになった経緯があるからか、第5章のメディア史には特に力が入っていて面白かったです。
歴史の教科書や、歴史小説、この時代・人物に触れた新書等でも大体偉人として描写されている人物を批判しているところが何度もあって新鮮に感じました。教科書や歴史小説などはこれらの人物が書いた自伝等から引用されていることが多いのかなと思いました。特に陸奥宗光の「蹇々録」は正確性が疑問に思われていると書かれていて、以前読んだ「蹇々録」の記述をもとに書かれていた本の内容と正反対に評価されているのは面白いなと思いました。
通信・伝達手段が確立していないので、都度の意思疎通は難しく、当初の作戦通りに動くことが正しいとは限りませんが、最初から独断で動く軍のトップが多すぎるなと思いました。結果的にうまくいっているところはあったかもしれませんが、こういった行動が伝統になっていって蓄積され、太平洋戦争にまで繋がっていくのかなと思いました。
主な戦闘について説明するところで、その戦闘の舞台となる地域の地図が掲載されていましたが、本文で説明している地名が網羅されていなくて、本文中でも地理についてはあまり説明されていなくて地名だけ登場するので地図を見ながら戦闘の進行状況を把握できませんでした。当初からの目的である直隷の場所・位置関係がどの地図にも掲載がなかったりしました。
ロシアが脅威ではなかった説明の根拠が薄かったり、日本・朝鮮・清以外の国際情勢の視点が薄かったりしたようにも感じました。
日清戦争の10年以上前からの朝鮮の混乱から、日清戦争開戦までの経緯、朝鮮半島での推移、清の領土内での推移、講和条約と台湾侵攻など、この時代の流れを細かく知ることができる本だと思います!
2014年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1本書を書店で見かけたので購入し一読したが、客観的に日清戦争を理解する好個の書であると思う。
日本の近現代史の最重要テーマの一つであるが、こと日本の侵略を議論することになるので学校教育で内容が深められることはない。
国民の多くが近現代史の重要テーマについて、断片的エピソードを知っているのはまだしも、無知だといっても過言でない。
私も日清戦争についてまとまった著作を読んだのは初めてである。日本にとって不都合なことも客観的に書かれている。これが歴史であっ
て、物語とか御伽話ではないのだから学者としてあるべき姿勢である。それだけの価値があるので再読して楽しもうと思っている>
2 日本の近現代史(最近200年間)の本のうち、重要テーマが深く事実を掘り下げて客観的に論じられるいるものが少ない。ノモンハン事件
については、最近満足するものを読めた。著者に「シベリア出兵」に関して深く事実を掘り下げた著作の出版を期待するのは勝手であろうか。
日本の近現代史の最重要テーマの一つであるが、こと日本の侵略を議論することになるので学校教育で内容が深められることはない。
国民の多くが近現代史の重要テーマについて、断片的エピソードを知っているのはまだしも、無知だといっても過言でない。
私も日清戦争についてまとまった著作を読んだのは初めてである。日本にとって不都合なことも客観的に書かれている。これが歴史であっ
て、物語とか御伽話ではないのだから学者としてあるべき姿勢である。それだけの価値があるので再読して楽しもうと思っている>
2 日本の近現代史(最近200年間)の本のうち、重要テーマが深く事実を掘り下げて客観的に論じられるいるものが少ない。ノモンハン事件
については、最近満足するものを読めた。著者に「シベリア出兵」に関して深く事実を掘り下げた著作の出版を期待するのは勝手であろうか。
2014年9月27日に日本でレビュー済み
日本が近代国家として最初に戦った戦争であり、その後の国家の運命を示唆するような出来事が多く起きていたことを本書を通して知ることが出来る。著者の専門は戦争におけるメディアの役割という事だったと思うが、自らの専門に拘泥すること無く、通史的にこの戦争の端緒から終わりまで広く且つ丹念に纏めてある。
前半は伊藤博文、山県有朋、陸奥宗光と言った明治の元勲達の日清戦争に置ける果たした役割や日本及び清の軍事力などが概説されている。司馬遼太郎の小説が描いたような英雄譚ではなく、幻滅するような元勲達の失態や無能ぶりは興味深い。欧米諸国との条約改正交渉に置いて失敗を繰り返した陸奥は朝鮮半島情勢において強硬論を主張する事で自らの失敗を誤魔化そうとし、司令官として朝鮮半島に進行した山県有朋や桂太郎は兵站と補給を軽視した無謀な作戦を強行し、兵士や軍属を多く無駄死させている。また当時の日本軍は規模、装備共に貧弱で清のそれとは大きく劣るものだったという。ちなみに、軍備強化の為に松方デフレ下の経済でイギリスから高額の戦艦を購入したが、これは更なる正貨の大量の流失を招き、著者に依る指摘は無いが、恐らくデフレ経済を悪化させたはずである。また皮肉な事に、その後朝鮮半島で暗殺される伊藤博文は介入には消極的だったとのことである。
この様な悪条件が揃う中で、日本軍が清軍に勝利出来たのは、清軍が私兵的な側面が強く、士気が極めて低いのに対して、日本軍が「国民軍」として整備され国民レベルでの高い組織化と士気が大きかったようである。この点は当時から日本の国家としての特徴的な強みが良く出ている。しかし、士気の高さは裏返して言えば、極めて好戦性の強い国民性を表している。
これは中盤に繋がるが、この高い好戦性は旅順虐殺事件など、戦地での日本軍の蛮行の原因にもなった。条約改正を目指す日本は欧米列強に自らが「文明国」であることを示す必要があり、その一環として、捕虜の扱い等に人道的な処置を定めたジュネーブ条約を遵守している事を見せるために、外国人ジャーナリストを多く招いて従軍させていたが、逆に日本軍の残虐行為が国際的に知れ渡るという逆の結果になってしまったと言う。ただ、これはある意味仕方がない点がある。日本はつい最近まで徳川幕府の下での中世世界に生きており、戊辰戦争では幕府側の戦死者を埋葬する事を禁じたがために、戦場では腐臭が長く立ち込めたと言う。これに加えて、興隆する新しい国民国家特有の高まる国民感情が事態の過激化を強く求めており、これらが合わされば、戦場における「文明的」な振る舞いを求めるのは土台無理であっただろう。
後半は戦争の終結とその戦後処理である。ここでも日本社会の好戦的な状況と国際社会での振る舞いの稚拙が分かる。講和条約の締結後、朝鮮王朝への関与を日本は強めていくが、ロシア側に通じとした王妃を王宮内で殺害するという事件を起こしてしまう。この事件は国際的に大きく報じられ、前段の戦場での問題も合わせて、日本軍への悪印象を強めてしまう結果になったようである。それ以上に、これによって、朝鮮半島内で日本に対する悪感情が高まり、日本は一旦朝鮮半島から実質的に追い落とされてしまう。この辺りの武力一本槍の強引な統治手法は蜂起した農民への虐殺も含めて、何故融和的な措置を取る事を考慮しなかったのか興味の湧く所であった。
前半は伊藤博文、山県有朋、陸奥宗光と言った明治の元勲達の日清戦争に置ける果たした役割や日本及び清の軍事力などが概説されている。司馬遼太郎の小説が描いたような英雄譚ではなく、幻滅するような元勲達の失態や無能ぶりは興味深い。欧米諸国との条約改正交渉に置いて失敗を繰り返した陸奥は朝鮮半島情勢において強硬論を主張する事で自らの失敗を誤魔化そうとし、司令官として朝鮮半島に進行した山県有朋や桂太郎は兵站と補給を軽視した無謀な作戦を強行し、兵士や軍属を多く無駄死させている。また当時の日本軍は規模、装備共に貧弱で清のそれとは大きく劣るものだったという。ちなみに、軍備強化の為に松方デフレ下の経済でイギリスから高額の戦艦を購入したが、これは更なる正貨の大量の流失を招き、著者に依る指摘は無いが、恐らくデフレ経済を悪化させたはずである。また皮肉な事に、その後朝鮮半島で暗殺される伊藤博文は介入には消極的だったとのことである。
この様な悪条件が揃う中で、日本軍が清軍に勝利出来たのは、清軍が私兵的な側面が強く、士気が極めて低いのに対して、日本軍が「国民軍」として整備され国民レベルでの高い組織化と士気が大きかったようである。この点は当時から日本の国家としての特徴的な強みが良く出ている。しかし、士気の高さは裏返して言えば、極めて好戦性の強い国民性を表している。
これは中盤に繋がるが、この高い好戦性は旅順虐殺事件など、戦地での日本軍の蛮行の原因にもなった。条約改正を目指す日本は欧米列強に自らが「文明国」であることを示す必要があり、その一環として、捕虜の扱い等に人道的な処置を定めたジュネーブ条約を遵守している事を見せるために、外国人ジャーナリストを多く招いて従軍させていたが、逆に日本軍の残虐行為が国際的に知れ渡るという逆の結果になってしまったと言う。ただ、これはある意味仕方がない点がある。日本はつい最近まで徳川幕府の下での中世世界に生きており、戊辰戦争では幕府側の戦死者を埋葬する事を禁じたがために、戦場では腐臭が長く立ち込めたと言う。これに加えて、興隆する新しい国民国家特有の高まる国民感情が事態の過激化を強く求めており、これらが合わされば、戦場における「文明的」な振る舞いを求めるのは土台無理であっただろう。
後半は戦争の終結とその戦後処理である。ここでも日本社会の好戦的な状況と国際社会での振る舞いの稚拙が分かる。講和条約の締結後、朝鮮王朝への関与を日本は強めていくが、ロシア側に通じとした王妃を王宮内で殺害するという事件を起こしてしまう。この事件は国際的に大きく報じられ、前段の戦場での問題も合わせて、日本軍への悪印象を強めてしまう結果になったようである。それ以上に、これによって、朝鮮半島内で日本に対する悪感情が高まり、日本は一旦朝鮮半島から実質的に追い落とされてしまう。この辺りの武力一本槍の強引な統治手法は蜂起した農民への虐殺も含めて、何故融和的な措置を取る事を考慮しなかったのか興味の湧く所であった。