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発売元 旭文堂書店
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忘却された支配――日本のなかの植民地朝鮮 単行本(ソフトカバー) – 2016/7/22

3.6 5つ星のうち3.6 11個の評価

戦争体験と比べて想起されることの少ない「植民地支配」の記憶。しかし、それは戦後も、日本国内の各地にその傷痕を残していた。宇部、北海道、筑豊、紀州、知覧、そして四国……炭鉱や特攻で死んだ植民地出身の犠牲者を想起し、追悼しようとする人びとの試みをたどる。思いはなぜすれ違うのか──。毎日新聞連載を元に単行本化。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2016/7/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/7/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 208ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000247913
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000247917
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 11個の評価

カスタマーレビュー

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5つのうち3.6つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2016年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の中でこのような取り組みが各地で行われていることは全く知らなかったので、知れたことは非常に意義深いと思いました。
恩讐を超えて、悼む気持ちに従い、さらにそれを行動に移している方々は本当に頭が下がる思いで、未来に希望も感じます。政治に利用されすぎていて、お互い良く分からなくなってしまっていることも多いですが、庶民レベルで真実を掘り起こし伝えていくことは非常に大切だと改めて感じました。
取材の内容はいいのですが、著者の文章は情緒的で読みにくく、新聞記者とは思えないダラダラ感が残念で星1つ外しました。この辺は好みの問題もあるので。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の感情が先走り、折角の事実の積み重ねがあるのに説得力を削ぐ。
また事実の解釈も著者がしてしまい、読者の発見を邪魔している。
しかしながら私の知らない事実も多くあり、参考になったのは間違いない。
植民地、強制動員という言葉に拒絶反応もあるような人にも読ませる工夫が欲しいところです。
内容があるのにもったいないことです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年9月26日に日本でレビュー済み
著者は毎日新聞編集委員であり、本書は毎日新聞の連載記事「支配した国 強制の記録」を大幅に加筆訂正したものである。本書は、かつて日本が植民地支配した朝鮮から、戦時中に強制連行した朝鮮人が働かされ、また虐待などの理由で無念の死を遂げた炭坑や鉱山等の痕跡を丹念に訪ね、記録したものである。敗戦後71年目を迎えて、このような痕跡を抹殺しようという極右派による動きさえ見られる現在、記事を連載し一書にまとめた著者に敬意を表したい。

かつての戦時中、日本軍が占領した中国や、植民地支配していた朝鮮から、拉致と呼ぶべき暴力的手段で労働者を強制連行し、人手不足の日本の炭坑や鉱山等で強制的に労働させた(当初は希望者だったが、すぐに現場の過酷さが母国に伝わり人数確保のために強制連行せざるを得なかったようだ)。この事実は、教科書の記述も曖昧化され、多くの日本人からは忘却されつつある。しかし当然のことながら、強制連行された中国人や朝鮮人本人(当然高齢である)またはその遺族はこの事実を忘れるはずがなく、一部は裁判を起こして企業からの賠償金を獲得したりしている。しかし、日本政府は一度たりとも強制連行の事実に対して謝罪してはいない。強制連行に関して、戦後は終わっていないのだ。

本書は、宇部(炭坑)、北海道(炭坑)、筑豊(炭坑)、紀州(鉱山、英兵捕虜使役)、知覧(朝鮮人特攻兵)、四国(朝鮮の東学農民軍虐殺関係者)の各遺跡を辿った記録である。これらの各地で、強制連行・労働の記憶の可視化(記録作成運動、遺骨採集と遺族への返却、慰霊祭開催など)に努めている「草の根」活動の人々を丁寧に紹介している。ごく最近になって、中国や韓国、英国の遺族らとの共同慰霊祭が行われる運びになったことはこれら熱心な市民運動の賜物であり、本書を読んでの僅かな救いでもある。強制連行・強制労働は厳然たる事実であるにもかかわらず、例によって日本政府は、東京裁判対策として調査した中国人強制連行の記録を除いて、何ら公式の調査を行っていない。

本書でも紹介されているが、静岡県の市民活動家・竹内康人氏による強制連行の詳細な調査活動には頭が下がる思いだ。竹内氏は調査結果を『戦時朝鮮人強制労働調査資料集1~4』(神戸学生青年センター出版部)として刊行した他、「人権平和・浜松」のホームページで活動内容を紹介している。竹内氏によれば、戦時中は日本の実に多くの企業が中国人や朝鮮人の強制労働に関わっている。その強制労働場所は全国約2700個所にも達している。竹内氏は各地の労働者名簿も蒐集されているが、合計すると膨大な人数(正確な人数は不明)になることは間違いない。

思想家の柄谷行人氏は、資本主義時代に国家は「資本=ネーション=国家」の三位一体構造として現れることを明らかにした。上記の戦時下における中国人・朝鮮人の強制連行・労働は、この「資本=ネーション=国家」(大企業・天皇教の下での国民一元化・軍部を中心とした強力な官僚国家)が凶暴な本質を顕わにしたものと考えられる。本書で明らかになったように、強制連行・労働の実態は「現代の奴隷制」とも呼ぶべきものである。この「現代の奴隷制」は、世界各地の少年・少女の過酷な労働、あるいは日本の外国人研修生制度や非正規労働者の急増などとして現在にも(形を変えつつ)生き延びている。本書は、まともな決着がついていない強制連行・労働という「忘却された支配」は、過去の話だけではないことを示唆している。
66人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年9月3日に日本でレビュー済み
ピーアを見て、慰霊碑も見てきました。その近くには崩れかかった長屋が散見される。炭鉱労働者が多く住んでいただろうことが容易に想像される。当時、坑内の坑木(坑道をささえ崩れないようにする木材)を運搬していた人の話をまた聞きしたのですが、宇部炭鉱は、海底に近い場所を沖合いに掘り進んでいたらしい。すぐ真上が海だったから、海上を通る船のエンジン音がよく聞こえたということです。落盤事故が起きやすい炭鉱だとも想像できます。宇部市をはじめとする炭鉱町の過酷な労働環境に従事する人に朝鮮人が多かったのは、碑に刻まれた人数割りあいをみればわかります。3対1の割合。当然朝鮮人が多くを占めていた。ピーアは現存しています。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年3月8日に日本でレビュー済み
捏造記事ですね。証拠が何も書かれていません。フィクションとしても読むに堪えない内容でした。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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