大変な労作。
結論の大筋をあんまり興味ない世間一般に敢えて説明するとなると
「巷間では言われているようなもの」
と とらえられがちでしょうが、
一味違います
特にデーターは一人でここまでよくやったなと思う一方、
せっかくここまでやったんですから、同じレベルにならなくとも
最新のデーターでの考察が欲しかった。
また 中央と直面する二層目だけでなく、基層である市町村における
自治省や都道府県の支配が同様の振る舞いになっているのかという点への
迫力が不足しています。
いずれにせよ 次作に期待できます。

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地方自治護送船団: 自治体経営規律の構造と改革 単行本 – 2010/5/1
喜多見 富太郎
(著)
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- 本の長さ361ページ
- 言語日本語
- 出版社慈学社出版
- 発売日2010/5/1
- ISBN-104903425630
- ISBN-13978-4903425634
登録情報
- 出版社 : 慈学社出版 (2010/5/1)
- 発売日 : 2010/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 361ページ
- ISBN-10 : 4903425630
- ISBN-13 : 978-4903425634
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,186,690位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,708位地方自治
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上位レビュー、対象国: 日本
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2011年6月27日に日本でレビュー済み
2011年5月6日に日本でレビュー済み
本書は、自治体の経営規律の実体を「自治省が主宰する護送船団の均衡システム」と捉え、その理論モデル化を図るとともに、それを自治省から都道府県への出向データ分析と大阪府等の事例観察を通じて実証し、最後には新たな統治システムまで提示した力作である。
経済学を踏まえた革新的な理論モデルの提示もさることながら、その整理・分析に膨大な時間・労力を費やしたと思われる自治省から都道府県への出向データ、特に付録として掲載されている自治省からの出向者占有ポスト・異動パターンの都道府県別分析(これだけで約100ページ!)はたいへん貴重かつ有用な資料である。少々値は張るが、データだけでも十分に購入の価値ありの一冊。
経済学を踏まえた革新的な理論モデルの提示もさることながら、その整理・分析に膨大な時間・労力を費やしたと思われる自治省から都道府県への出向データ、特に付録として掲載されている自治省からの出向者占有ポスト・異動パターンの都道府県別分析(これだけで約100ページ!)はたいへん貴重かつ有用な資料である。少々値は張るが、データだけでも十分に購入の価値ありの一冊。