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凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫) 文庫 – 2004/6/20

4.2 5つ星のうち4.2 711個の評価

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「あのころにくらべれば、いまのおれは心身ともに小さくかがんで生きているとは言えぬか」
姿なき暗殺者は何に怯えてみなごろしの凶刃を振うのか!
登場時26歳だった又八郎も40も半ば、16年後の物語。〈用心棒シリーズ〉最終篇。


北国の小藩の剣客・青江又八郎も今や四十代半ば、若かりし用心棒稼業の日々は遠い……。国元での平穏な日常を破ったのは、藩の陰の組織「嗅足組」解散を伝える密命を帯びての江戸出府だった。なつかしい女嗅足・佐知との十六年ぶりの再会も束の間、藩の秘密をめぐる暗闘に巻きこまれる。幕府隠密、藩内の黒幕、嗅足組――三つ巴の死闘の背後にある、藩存亡にかかわる秘密とは?シリーズ第四作にして最終巻。

著者の言葉(シリーズ前作、単行本版『刺客』あとがきより)
小説は終っても作中人物に対する親しみは残っていて、ある日ふと、この小説には後日談があるかも知れない、などという妄想がうかんで来たりする。後日談であるその小説は、陰の組の解体をタテ糸にし、中年になった青江又八郎と佐知の再会と真の別離をヨコ糸にする長い物語になるだろうと、多分書かれはしないだろうその小説のことをぼんやりと考えたりするのも、独立した短編とは違って、この種のシリーズでは、作者も作中人物の歴史をともに歩むことになるので、その行方が気にかかるのだと思う。

本文より
時刻は何刻(なんどき)ごろだったろうか。又八郎は目覚めた。目覚めると同時に、手は無意識に枕もとの刀をつかんだ。寝間のくら闇の中に人がいた。
はね起きようとしたとき、くら闇にいる人間が声をかけて来た。
「お目覚めですか」
それは嗅足の江戸組の頭(かしら)佐知の声だった。吐息をついて、又八郎は刀を放し上半身だけ床の上に起こした。すると、佐知は又八郎のその姿が見えているように、どうぞ、そのままでお聞きくださいましと言った。
外には相変らず風雨の音がした。(53ページ)

【映像化】
「江戸の用心棒」(1981年、フジテレビ系列)主演・古谷一行
「用心棒日月抄」(1989年、日本テレビ系列)主演・杉良太郎
「腕におぼえあり」(1992~93年、NHK)主演・村上弘明
「藤沢周平の用心棒日月抄」(1997年、テレビ朝日系列)主演・小林稔侍

藤沢周平(1927-1997)
山形県生れ。山形師範学校(現在の山形大学)卒。中学の教員、業界紙の記者を経て、1971年「溟い海」でオール讀物新人賞を受賞し作家デビュー。1973年「暗殺の年輪」で直木賞を、1986年『白き瓶』で吉川英治文学賞を、1989年、作家生活全体の功績に対して菊池寛賞を、1990年『市塵』で芸術選奨文部大臣賞を、1994年、朝日賞、東京都文化賞を受賞。1995年、紫綬褒章を受章。1997年、山形県県民栄誉賞を受賞、鶴岡市から「顕彰の記」が贈られた。2010年、「鶴岡市立藤沢周平記念館」が開館。


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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 改版 (2004/6/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/6/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 441ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101247226
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101247229
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 711個の評価

著者について

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藤沢 周平
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昭和2(1927)年、鶴岡市に生れる。山形師範学校卒業。48年「暗殺の年輪」で第六十九回直木賞を受賞。平成9(1997)年1月逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『乳のごとき故郷  (ISBN-13: 978-4163726502 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2023年7月29日に日本でレビュー済み
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最後のものがたりは前三巻と違い淡々と進んでいく。主人公が用心棒では無く藩の役持ちだからだ。シリーズの最後としては良かった。
2024年3月25日に日本でレビュー済み
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以前臭いがひどいものが違う業者から届いたので心配してましたが、多少色が変質してた以外は読むのにストレス無いので満足です
2021年5月24日に日本でレビュー済み
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まさに最後の数行に読者は晴れ晴れとした気分となる。
そして、まさに用心棒シリーズが大団円を迎えたことを知る。惜しくもあるが、深く納得して。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年1月7日に日本でレビュー済み
藤沢周平の用心棒シリーズの第四巻でかつ最終作。

ちょっと前作読了から時間をおいてみたが、最終的に読了。

正直なところ、作品としてはいろいろな意味で限りなく失敗作に近いと思う。僕は藤沢のファンではないので、ファンの方には怒られてしまうが、「あばたもえくぼ」や「蓼食う虫も好き好き」との格言が当てはまる作品かな。まー、ファンにとっては作品が存在すること自体が大事なわけで、中身は二の次。僕にもその心理はよくわかる。

前作から15年経過したという設定は見事。巻末についている川本三郎氏の解説もこの作品の魅力を見事にまとめている。しかし作品の構成と展開は舞台設定の見事さには追い付かなかった。

まずplotが込み入りすぎているのだ。これは第二巻、第三巻にも当てはまるのだが、この第四巻はさらに込み入っているのだ。国元での出だしの部分はまだいいのだが、主人公が上京してからは、誰が誰と対立しているのかがよくわからないのだ。国元と江戸屋敷の対立関係が二重(三重か?)に錯綜しすぎていて、基本となる構図がよくわからなかった。注意深く読んでいると、前半からそれなりの布石やヒントが散りばめられているのだが、なかなかそれを整理しながら読み進めていくのは難儀だ。

後半ではこの錯綜した関係が一気に整理されて行くのだが、そのきっかけがいかにも安直というか偶然に依拠する部分が大きいのだ。これほどまでに偶然に依拠した展開が許されるのだろうか。結末も、その秘密は当事者の二人の胸に収められるだけということになるのだが、となるといったいここまで犠牲を生み出すほどの価値があった秘密なのだろうかという疑問すらわいてくる。

前作との継続性を出すために数人の人物が登場するのだが、彼らの本作品での役割もいかにも中途半端。最後のしめくくりもどうだろう。読者へのサーヴィスのしすぎではなかろうか。

ファンの方なら、もう一度、第一作から読み直して、別な楽しみを見出すのかもしれない。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年2月4日に日本でレビュー済み
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このシリーズは何度も読みました また読むでしょう
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年12月1日に日本でレビュー済み
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又八郎、佐知、細谷、相模屋など、魅力的なキャラクターが物語を彩ります。一気に4冊読んでしまいました。
2016年9月16日に日本でレビュー済み
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月日が流れた第4巻目、江戸に出てきても用心棒ではなくなっている又八郎。
おなかが出てきている又八郎と少し太ったらしい佐知。
なんともややこしく絡んだ事件の中でも、又八郎と佐知は愛し合っています。
将来的には佐知も国に帰り、尼になる…又八郎との縁が切れるわけではないのですね。
いつまでも若いままではないことを、又八郎も佐知も私たち読者も認識しながら、終わりを迎えます。

妻の由亀がかわいそう…3巻目まではその気持ちが常にありました。
けれども、現代とは違う江戸時代、ましてやお話の中のことです。
由亀は懸命に留守を守り、その後は武家の妻としてまた3人の子の母親として生きてきています。
「私ひとりを愛してください。ほかの女に気移りするのは嫌ですよ」といった言葉を由亀は発していないようです。
わざわざ言わなくても又八郎が浮気をするはずがないと思っていたか、江戸に親しい女性がいても
やむを得ないと思っていたかはわかりませんが、由亀が又八郎に厳しい言葉を言っていない以上、
又八郎がきちんと心の整理ができるのならば、佐知が存在してOKだったのではないか…全4巻読んで
ふとそんな感想を抱きました。
佐知がもしも身籠ったとなれば青江家の大問題になったでしょうけど、そうではなかった。
作者藤沢周平さんが由亀に、「この先亭主のことでおもしろくないことに出くわしても、ご案じ召さるな」
という優しいメッセージを贈られたような気もしています。

4巻通して素晴らしいお話でした。
少し時間をおいて、また読むとまた新たな感動に浸るのではないかと思い、楽しみにしていたいです。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年7月14日に日本でレビュー済み
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気に入った作者なので、シリーズで呼んだのが良かったです!十分堪能しました!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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