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中世 11世紀から16世紀後半 (岩波講座 日本経済の歴史 第1巻) 単行本 – 2017/7/12
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2017/7/12
- 寸法14.8 x 2.9 x 21 cm
- ISBN-104000114018
- ISBN-13978-4000114011
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2017/7/12)
- 発売日 : 2017/7/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 280ページ
- ISBN-10 : 4000114018
- ISBN-13 : 978-4000114011
- 寸法 : 14.8 x 2.9 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 394,861位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,332位日本史 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
2014年-現在 東京大学社会科学研究所教授
2008-2014年 東京大学社会科学研究所准教授
2007-2008年 大阪大学大学院経済学研究科准教授(職称変更)
2002-2007年 大阪大学大学院経済学研究科助教授
1999-2002年 千葉大学法経学部経済学科助教授
1998-1999年 東京大学大学院経済学研究科・経済学部助手
1998年 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)
日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所長,一橋大学経済研究所教授,経済産業研究所(RIETI)プログラムディレクター,英国経済政策研究センター(CEPR)リサーチ・フェロー.専門はマクロ経済学,経済発展論,国際経済学,経済計測.経済学修士(東京大学).岐阜県立岐阜高等学校卒業,東京大学経済学部卒業,東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学.一橋大学経済研究所講師,一橋大学経済研究所助教授を経て,現職.イェール大学客員研究員,ボストン大学客員研究員,ボッコーニ大学客員教授,日本銀行金融研究所客員研究員,経済企画庁経済研究所客員主任研究官,内閣府経済社会総合研究所客員主任研究官,日韓FTA産官学共同研究会委員,アジア開発銀行研究所リサーチフェロー,一橋大学経済研究所経済制度研究センター主任,日本経済研究センターアジア研究部主任研究員,一橋大学グローバルCOEプログラム「社会科学の高度統計・実証分析拠点構築」代表,アジア歴史経済学会(AHES)会長,世界産業連関表データベース(WIOD)プロジェクト専門委員, Comparative Analysis of Enterprise Data(CAED)議長,内閣府統計委員会委員(委員長代理・国民経済計算部会長),文部科学省中央教育審議会大学分科会臨時委員,文部科学省科学技術政策研究所第一研究グループ客員総括主任研究官,一橋大学経済研究所長,アジアKLEMSプロジェクト議長,経済協力開発機構・産業分析のためのワーキングパーティー(OECD WPIA)副議長,等を歴任.現在,一橋大学社会科学高等研究院副院長,文部科学省科学研究費補助金基盤研究Sプロジェクト「サービス産業の生産性:決定要因と向上策」研究代表,ウォーリック大学CAGE研究員,フローニンゲン大学マディソン・プロジェクト顧問,日本経済学会会員,日本学術会議連携会員.
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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その根拠は斎藤修(2018)「1600年の全国人口-17世紀人口経済史再構築の試み」『社会経済史学』(掲載予定)
のはずだが目次を見ると未だに掲載されていないようだ。→学会サイトが更新されていないだけで、国会図書館のサイトを見ると掲載済み。未見。(2019.8.20追記)
なお、1450年以降の増加率の微増について、戦国大名の一円支配の影響を特筆している。
ま、この本でもそれ以前の人口増要因として集村化が言われているが、むしろ集村化による地縁的結合団体の完成=「村請制」(村と大名の双務契約)の確立の結果として理解出来る。
序論に続き、都市化と人口、貨幣、惣村の成立と土地制度、非農業産業、交易についての各論が登場する。この辺りは専門的で具体的なデータに基づく論文である。評者は国内及び国外との交易についての論が最も興味深かった。全体に、いろいろ新しいことを知り得たのも自分にとってよかった。例えば、飢饉は中世前期には数年に一回はおきていたが、後期には明らかに頻度が落ちたこと、また飢饉による死者は餓死よりも同時に発生する流行病の寄与が大きかったこと、人身売買の市場が公然とあったこと、中世に成立した各地の交易のための港は現在に至るまで続いていること、などだ。また、室町幕府は後半は、京都を抑えているだけで弱体化していると理解していたが、近畿地方の農業生産性などは他の地方を圧倒していたことを知ると、その理解もまた相対化される。中世の権門体制は、権力が分散しているのでその中で安心立命をはかるために人々は必死で行動していたことを知ると、確かに世の中は、大きな目で見れば進歩しているのだと思える。