子どもの情景を演奏会で演奏することになり購入しました。自分なりに細部まで勉強し、それなりに納得のいく演奏ができたと自分では思っていました。（自分で本気で悩み抜いて自分なりの解釈で勝負したかったので）演奏会が終わってからあらためてこの本に目を通しました。すると、自分の思った通りのことが書いてあると「そうそう、そうよねー。」と気の合う友達と会話しているような喜びを感じることが多かった反面、自分が見落としていた和声や、テンポなどかなり異なった解釈があったりして、「そっかー。」と食い入るように読みました。でも、演奏会が終わってからこの本に目を通したこと自体は悔いはありません。
この本は、子どもの情景のみについて細かく解釈されているので読みごたえがあります。このシリーズの中で、モーツァルトのソナタなどたくさんの曲が一冊におさめられているもの（かなり参考にはなるがどうしても大雑把になります）よりも、こういった、一つの曲をじっくり解説しているものの方がおすすめです。
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