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グローバル化時代の大学論2 - イギリスの大学・ニッポンの大学 - カレッジ、チュートリアル、エリート教育 (中公新書ラクレ 430 グローバル化時代の大学論 2) 新書 – 2012/10/9

3.8 5つ星のうち3.8 33個の評価

オックスフォードにあって東大に欠けるものとは? 両大学で教えた著者が、中世以来の伝統的教育を報告し、日本の大学の課題を検証。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2012/10/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/10/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 212ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121504305
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121504302
  • 寸法 ‏ : ‎ 11.1 x 1 x 17.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 33個の評価

著者について

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苅谷 剛彦
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オックスフォード大学社会学科及びニッサン現代日本研究所教授。教育社会学、現代日本社会論(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『教員評価の社会学』(ISBN-10:4000225766)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
33グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オックスフォードと日本の大学教育の違いを切り口に、教育とは何なのかを根本から問いかけ、日本の大学がもつ問題や、日本の教育の方向性まで見通した内容となっている
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年10月8日に日本でレビュー済み
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『アメリカの大学ニッポンの大学』に続く、待望の苅谷剛彦氏の中公新書ラクレ第2弾である。オックフォードにしろ、ケンブリッジにしろ、カレッジが点在する田舎の大学町である。そもそも、ロケーション自体が日本の大学とは違う。話はそこで行われている大学教育である。オックスフォード大学のビジターセンターでは、「テュートリアル」システムがこの大学の特徴であるという紹介がある。テュートリアルがどのようなものかよく解説されている。氏がオックスフォード大学へ移られて顧みた日本の大学教育の危機感を沈み行く「コップの中の競争」と評している。氏が主張する様に、日本の大学がグローバル化するには、大学が「教育の場」でなければならない。秋入学よりも内容を変えなければならない。『違いは入学後の「伸びしろ」である』という主張に同感する。入学試験は出発点で、どこまで「伸ばせる」ことが出来るかが、大学、高等教育の実力であろう。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年12月12日に日本でレビュー済み
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現役のオックスフォードの学生にきいたところ、
学生側からみた大学像は少し違うところもあるそうです。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年1月1日に日本でレビュー済み
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イギリスの大学の仕組みが少し理解できた。全体観がわかるような本はないでしょうか?
2020年12月23日に日本でレビュー済み
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 東大からオックスフォード大学に移った、社会学者による現地レポートであり、イギリス教育の専門書かと思って読むと期待を裏切られる。「イギリスの大学」とタイトルにはあるが、オックスフォードでの成績評価など細々とした内容が前半を占める。そもそもオックスブリッジ(厳密にはロンドン大学も)がコレッジ制(本書では「カレッジ」と表記されているが、イギリスでは「コレッジ」と発音する)であること、イギリスではチュートリアルが中心であることはイギリス留学経験者には常識であり、これと言って内容のあることは前半では述べられていない。東大でも駒場の専門学科ではチュートリアル制なので、まさに灯台下暗しである。

 後半でようやくイギリスの1980年代からの大学改革について、さらっと触れているが、旧ポリテクニックは大学ランキングで順位が低いと言い切るなどデータによる裏打ちがない。実際には5星のうち4星をとっている大学も多数あり、現実とかなり乖離している。私は旧ポリテクニックで修士号を取得し、ケンブリッジ大学に留学したが、著者はアメリカ留学しかしていないため、イギリスにおける学生からの視点が欠如している。ライバル校であるケンブリッジやロンドン大学との比較もなしに、いきなり「イギリスの大学=オックスフォード、日本の大学=東大」の単純な構図で、イギリスと日本の大学を論じること自体が乱暴であろう。オックスブリッジを語るには、イギリスの階級制度やパブリックスクールが切り離せないが、これらについても十分な説明はなされておらず、大学創設の歴史についても言及がない。イギリスの専門書としては、非常に物足りない一冊である。大風呂敷を広げすぎずに、タイトルを『オックスフォードと東大』あたりにしておけばよかったかと思う。

 さらに日本の大学で外国人教師の割合が極めて少ないことを指摘しているが、語学の授業が非常勤講師にほぼ丸投げにされている現状をご存じないのだろうか。非常勤講師を含めるなら、かなりの数の外国人教師が日本で教えており、特に上智大学では半数以上が外国人である。そのような日本の大学の実態をおさえず、理想論だけをふりかざすなら、それそこ著者の言う「閉じたコップ」という象牙の塔に、著者自身が閉じ込められている証左である。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年9月16日に日本でレビュー済み
本書は、著者がオックスフォード大学で教鞭をとられ始めた2008年以降
に、『中央公論』や『週刊東洋経済』などの雑誌や新聞で発表した文章
を編集し、一冊の新書としてまとめたものである。

東京大学で10数年間勤められ、アメリカの大学へ留学し、そこで短期間
授業もされ、そして現在はオックスフォード大学に勤務される著者。日本
の大学を、世界の大学と比較しながら、経験的にも理論的にも議論でき
る日本でも数少ない方のお一人と言ってもいいだろう。

本書の主たるポイントは、以下の3つといっていいだろう。まず、オッ
クスフォード大学に見る、イギリスの大学の特徴の紹介である。カレッジ、
チュートリアルなど、伝統的に守られている、アメリカの大学とはまた
異なる特徴である。そして2点目として、イギリスの財政状況と大学の
学費問題がまとめられている。社会の変化に伴って高等教育への就学率
の向上を目指した施策が与えた影響について書かれている。そして最後
の点として、オックスフォード大学に勤務されて改めて感じた、日本の
大学教育の課題である。就職、大学経営、社会構造の変化、学生や企業
の意識など、様々な要素が入り組んで形作られている現在の日本の大学
教育については、「コップの中の競争」と手厳しく批判している。

著者は、決して日本の大学がイギリスの大学と比べて、一方的に良いと
か悪いとかを述べているわけではない。両方の大学に勤務したご経験か
ら、その違いを浮き彫りにして、優秀な教員と学生の獲得競争が世界的
に繰り広げられている現実と学問を追及する姿勢をオックスフォード大
学でを目にした場合、日本の大学教育は「コップの中の競争」をしている
だけと述べているのである。

本書では述べられていなかったが、日本の大学の国際競争力を高めるた
めには、まず、その関係者が世界の大学の現実を知ることが先であろう。
その意味で、本書は、イギリスの大学の現実を垣間見せてくれるという
点でも価値が高い。ただ、多くの記事を一冊の本にまとめているので、
記述が重複している部分が散見されるのが気になるかもしれない。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年8月2日に日本でレビュー済み
「なぜ日本ではなくてイギリスで学ぶのか」と問われたとき、日本人を納得させる客観的な答えがほしいと思って手に取った。本書を読む限りは、教育を提供する側、受ける側の姿勢はもちろん、より良い教育を目指す大学としての責任感など、ほぼ全ての面において日本の完敗といった感じであった。

しかし、日本の事なかれ主義体質ゆえにおそらく大学教育は今後もさほど変わらないだろうと思わされた。日本の大学は、このままでは生徒にとっての人生の夏休み、そして雇用を生み出す場所として以上のものにはならないのかもしれない。

とはいえ、誰もが日本よりも良質な教育を求めて、海外留学できるほどの資金力があるわけではない。(特に日本のように親の財力に頼るような仕組みだと)しかし、もし大学生になる前にこの本に出会えたのなら、日本の大学教育の弱点を逆手にとって、もっと能動的に学習できる若者も増えるのではないか。日本の大学に在籍してもグローバルに学ぶことはいくらでもできると思う。

また、そもそもの話になるが、本当に大学に行くことは必要なのか、と考える判断材料なるだろうと思った。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年10月18日に日本でレビュー済み
 自分もイギリスで教育を受けたことがあるので興味深く読んだ。
筆者は米英日の大学に関わって来られただけあって、それぞれの長所・短所をよく御存じで、
特にイギリスの大学でもオックスブリッジのみが持つ特徴について、自らの経験から上手く描き出されている。
「大学とは学問をするところ」、「大学入試の面接では将来社会に貢献できるような人物を発掘する」、
といった考えはまさにイギリスらしいが、我が国ではそのような認識を持つ大学などほとんどない。
常にワールドクラスを目指す世界の大学の考え方を良く理解できるが、読めば読むほど我が国の現状には目を覆いたくなる。
日本語という言語の壁に守られ、ろくに論文も書いたことない自称「学者」が教授会を牛耳り、
現場では非常勤講師に細切れの講義をさせて人件費を浮かす。
一方、学生や企業は、「どの大学を出たか」よりも「どの大学に入学できたか」を重視し、
大学での教育などに全く期待していない。
ユニクロが大学1年生からエントリーを受け付けるようになったのはまさにその表れであろうが、
大学側には危機感などあまりないのが現状だろう。
筆者は日本の大学院における専門教育を充実させること、思い切って学部の定員を減らし、
教員の負担を軽くするなど現実的な処方箋を述べているが、もはや手遅れではないだろうか。
東大ですらワールドクラスの大学群から転落しかけている現状では海外はおろか、
日本国内の優秀な高校生は次々と海外に出ていくのだろう。
残された大学と学生は相変わらずコップの中の争いに汲々とするだけである。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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