本書は過去数十年に渡る為替や株価や物価など様々な経済データの相関とそれらの変動を、各年における実際の金融政策や金融危機と共に説明している。
さらに各年の経済状況に対する日銀とFRBの金融政策の差異や合理性についても、データの比較や両国の置かれた立場の違いからも解説してくれている。
日本のデフレの切っ掛であるバブルの発生とその崩壊から現在の安倍政権に至るまでの経済の荒波について述べる中で、日銀の在り方や我々国民の経済リテラシーについても訴えてくるものがあった。
自らの経済的な立ち位置、保有している財産や投票権の使い道を考える上でも本書は役に立ってくれる。
トレードを生業にしたい者だけでなく、納税者かつ有権者である皆に読む価値があると思う。
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「円安大転換」後の日本経済~為替は予想インフレ率の差で動く~ (光文社新書) Kindle版
為替相場は貿易収支やユーロ不安などの要因で円安や円高に振れるわけではない。為替は外為市場に参加している投資家が抱く「予想インフレ率の差」で動く。そして、これに影響を与えることができるのは、中央銀行の政策だ!――アベノミクスにより日銀が適切な金融政策を行い1ドル=105円の円安になれば、日本の株価や雇用、財政赤字はどう好転するか。マネックス証券のチーフエコノミストが過去の円安局面を元に詳細に分析。
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商品の説明
出版社からのコメント
1ドル=105円で日本経済は息を吹き返す!
アベノミクスを構造改革に本当につなげたいならば、最優先に行うべき政策は、金融緩和の強化によるデフレと円高からの脱却である。
その上で、財政政策は2~4%程度「まんべんなく」増やせばよい。財政支出を増やす先は、公共投資よりも、必然的に介護、医療、教育など、より国民のニーズが高い分野になるはずである。
これらの政策がうまく合わさって、高い経済成長率を保っていけば、規制緩和や公的部門の民間移転といった「経済活性化策」「構造改革策」が本当に生きてくる。
すなわち、アベノミクスが円安、脱デフレをもたらすことによって、日本の真の構造改革は進むのである。
アベノミクスを構造改革に本当につなげたいならば、最優先に行うべき政策は、金融緩和の強化によるデフレと円高からの脱却である。
その上で、財政政策は2~4%程度「まんべんなく」増やせばよい。財政支出を増やす先は、公共投資よりも、必然的に介護、医療、教育など、より国民のニーズが高い分野になるはずである。
これらの政策がうまく合わさって、高い経済成長率を保っていけば、規制緩和や公的部門の民間移転といった「経済活性化策」「構造改革策」が本当に生きてくる。
すなわち、アベノミクスが円安、脱デフレをもたらすことによって、日本の真の構造改革は進むのである。
著者について
村上尚己(むらかみ・なおき)
マネックス証券株式会社チーフ・エコノミスト。1994年、東京大学経済学部を卒業後、第一生命保険相互会社に入社。その後(社)日本経済研究センターに出向し、エコノミストのキャリアを歩みはじめる。2000年よりBNPパリバ証券にて、日本経済担当エコノミストとして機関投資家向けレポートを執筆。2003年よりゴールドマン・サックス証券においてシニア・エコノミストとして、独自の計量モデルを駆使し日本経済の分析・予測を行う。2008年9月より現職にて、個人投資家向けのレポート提供などに従事。著書に『日本人はなぜ貧乏になったか?』(中経出版)がある。
マネックス証券株式会社チーフ・エコノミスト。1994年、東京大学経済学部を卒業後、第一生命保険相互会社に入社。その後(社)日本経済研究センターに出向し、エコノミストのキャリアを歩みはじめる。2000年よりBNPパリバ証券にて、日本経済担当エコノミストとして機関投資家向けレポートを執筆。2003年よりゴールドマン・サックス証券においてシニア・エコノミストとして、独自の計量モデルを駆使し日本経済の分析・予測を行う。2008年9月より現職にて、個人投資家向けのレポート提供などに従事。著書に『日本人はなぜ貧乏になったか?』(中経出版)がある。
登録情報
- ASIN : B00D2M5J1S
- 出版社 : 光文社 (2013/3/20)
- 発売日 : 2013/3/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 6484 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 262ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 260,192位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,565位光文社新書
- - 32,465位ビジネス・経済 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1971年生まれ仙台市にて育つ。1994年 東京大学経済学部卒業、第一生命保険入社、シンクタンク、ゴールドマンサックスなど複数の証券会社、資産運用会社にてエコノミスト等を務める。2019年4月より アセットマネジメントOneにてエコノミスト。景気変動、金融財政政策、金融市場分析が専門。2013年のアベノミクス発動以前から、大規模な金融緩和政策の必要性を自著等にて論じる。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図が多くて、文章も読みやすく作られています。
内容的には岩田先生の「デフレと超円高」には劣りますが、
初心者が「テレビで物価目標と騒いでいるけど、どういう内容なんだろう?
週刊誌やテレビの内容だとイマイチ分からないし・・・」と思っている場合には
おすすめの本です。
内容的には岩田先生の「デフレと超円高」には劣りますが、
初心者が「テレビで物価目標と騒いでいるけど、どういう内容なんだろう?
週刊誌やテレビの内容だとイマイチ分からないし・・・」と思っている場合には
おすすめの本です。
2013年8月16日に日本でレビュー済み
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月並みな経済評論の多い中、この著者の見方には独特のものがあり、大変参考になる。
それにつけても、大方のエコノミスト等は何故見当はずれの議論ばかりしているのだろう。
それにつけても、大方のエコノミスト等は何故見当はずれの議論ばかりしているのだろう。
2013年3月21日に日本でレビュー済み
前作もそうだが、このての本は類書が多く、著者が新たに本を書く意味はない。過去に出版された類書を古書で買った方が安上がりだ。リフレ派もついに商業主義に堕ちたと思うとがっかりである。これではリフレの反対する人たちと同じだ。
2013年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
円高・デフレから脱却する期待感が高まる中、本書を読みました。内容的には難しいのだと思いますが、図を多用されたり、ところどころで論点のまとめも有り、為替の知識がなくても分かるように工夫されています。
著者の前著「日本人はなぜ貧乏になったか?」と共にお薦めです。
著者の前著「日本人はなぜ貧乏になったか?」と共にお薦めです。
2013年6月13日に日本でレビュー済み
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まだ、初心者ですのがこの手の本読んで色々参考になればと購入しました。
2013年5月28日に日本でレビュー済み
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今の経済の話題、「為替・インフレ・景気」の関係を、グラフを多用して分かりやすく解説しています。バブル期から現在までの日銀の失策や今の黒田日銀政策の狙いについて手っ取り早く知りたい人にお勧めします。日銀の金融政策がいかに経済に影響するか、理解できると思います。
2013年4月6日に日本でレビュー済み
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安倍政権のインフレ誘導のための今後について、論拠に基く予測を勉強するのに役立ちました。