仏航空、超大型機の運航終了 A380、コロナで前倒し

2020年05月21日 05時28分

 【パリ共同】フランスとオランダの航空企業連合エールフランスKLMは20日、新型コロナウイルスの大流行による経営への悪影響を踏まえ、総2階建ての超大型機エアバスA380の運航を終了すると発表した。2022年末で終了する予定だったが前倒しした。

 声明で「A380の運航終了は、環境への負荷が少ない性能の良い機体へ刷新し、競争力強化を図る戦略によるものだ」と指摘した。エールフランスが9機を運用しているが、納入が進む新世代のエアバスA350やボーイング787に切り替えるという。

 座席数の多いA380は採算を取るのが難しい上、地球温暖化問題の深刻化で、航空会社は燃費性能の良い中大型機の利用に傾いている。エアバスは昨年、生産終了を発表。全日本空輸(ANA)などへの納入が残っている。

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