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世界選手権ザグレブ大会(個人戦)

 22日の午後4時の国際卓球連盟のシャララ会長と各卓球メーカーとの緊急ミーティングで25日金曜日の国際卓球連盟理事会に「揮発性有機溶剤入り接着剤の禁止を2007年9月に早める」と提議することを発表した。これは先の日本での「スーパーロングチャック」によるアレルギー性ショックによる男性の入院事故を受け、連盟として五輪前のなるべく早い段階で有機溶剤入り接着剤の禁止を実施したい意向を明らかにして、卓球メーカーに理解を求めたものだ。
 昨年ブレーメンでの理事会では、本来2007年9月からの禁止だったのを、まだ準備ができていない、選手のパフォーマンスが落ちるというような理由で、北京五輪後の2008年9月まで延期、とひっくり返ったいきさつがあった。
 しかし、今回の事故を連盟としても重く見て、さらに危険な事故が起こることも恐れ、早急な処置と決断をしたことになる。理事会では投票になった場合は5分5分とも言われているが、国際卓球連盟として早期の禁止を強く打ち出していく方向。グルー禁止が早まることは「想定内」だろう。