谷垣グループ、解散を決定「党全体でまとまらなければ」
自民党の遠藤利明前総務会長が代表世話人を務める谷垣グループ(有隣会)は26日、臨時総会でグループの解散を決めた。派閥の形式をとっていないが、政治資金パーティーを開くなど派閥と同様の活動をしている。政治改革に向けた党の「中間とりまとめ」を受けた対応という。
過去の党総裁選で岸田文雄首相の選挙対策本部長を務めるなど関係が深い遠藤氏は、首相が岸田派(宏池会)の解散を決めたことについて「重い決断を評価し、私たちも決断をした」と述べた。同じく代表世話人の中谷元元防衛相は「(中間取りまとめで)決めたことを実現するため、党全体でまとまって行動しなければならない」とした。
谷垣グループは2012年に谷垣禎一・元総裁を中心に宏池会から分離した議員が主要メンバーとして参加。派閥との重複参加を認める独自の活動を続けていた。