ネット上で不正に申請し他人のマイナンバーカードを不正に取得したとして、新潟県上越市岩木の無職の男(52歳)が逮捕されました。

男は3月にインターネット上の「マイナンバーカード交付申請サイト」で他人の申請書IDと自身の顔写真を登録し、5月に他人名義の個人番号カードを不正に取得したもので、刑法の私電磁的記録不正作出と共用及びマイナンバー法に違反した疑いがもたれています。

警察では、男は何らかの方法で他人の『マイナンバーカード交付申請書』に記された23桁の番号(申請書ID)を入手したうえで、自分の顔写真の画像データとあわせて申請手続きを進め、上越市役所で他人になりすましてマイナカードの交付を受けたとみています。
男は「間違いなく他人の名前をかたって他人名義のものを不正取得しました」と、容疑を認めているということです。

警察によりますと、2022年4月に市役所から「新たな申請に来た人のマイナンバーカードがすでに発行したことになっている」という内容の相談をうけてこれまで捜査を進めてきたもので、ネットから不正に申請して他人のカードを不正に取得した疑いで逮捕をしたのは初めてだということです。

公的な身分証明となる他人名義の『マイナンバーカード』を不正に取得した目的などの詳細について警察では、余罪も含めて今後も捜査を進める方針です。