- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
沖縄・八重山諸島の波照間島(はてるまじま)は、日本最南端の有人島として知られています。この島にはある伝説が残っており、司馬遼太郎の『街道をゆく』にも記述があります。それは最南端の島よりさらに南にあると言われる幻の島「パイパティローマ(南波照間島)」です。
波照間島の伝承では「ヤグ村のアカマリという男が、悪税と名高い人頭税から逃れるために村人を引き連れ、パイパティローマを目指して船を出した」とされます。琉球王府の記録にも同様の記述があることから、単なる伝説ではなく実在する島ではないかと考えられています。
パイパティローマのありかについては諸説ありますが、異なる国・地域同士の共通点を学び、楽しむボーダーツーリズムの観点から最も興味深いのは、台湾南東部の蘭嶼(らんゆう)島ではないかという説です。
この記事は有料記事です。
残り434文字(全文784文字)