伝説の「新幹線リレー号」が1日限定で復活運転! 豊岡真澄さんが40年前の国鉄時代の列車旅へタイムスリップ

22/07/23まで

鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~

放送日:2022/07/16

#のりもの#鉄道#ローカル

放送を聴く
22/07/23まで

放送を聴く
22/07/23まで

音で鉄道の楽しさや、鉄道の旅の魅力を伝える、ラジオならではの鉄道番組「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」。
R1・ラジオ第1で毎週土曜日 午前10時5分から放送中! 放送後1週間は「らじる★らじる」の聴き逃しサービスでもお楽しみいただけます!

1982年に東北新幹線が大宮~盛岡間で暫定開業してから今年で40周年!
そこで親子鉄で鉄道文化人の豊岡真澄さんが、40周年を記念して1日だけ特別に復活した「新幹線リレー号」に乗ってトレベリン!
現在は定期運行されていない185系の貴重な音や、国鉄時代ならではの設備や雰囲気を堪能しました!


<取材メモ・新幹線リレー号>
東北新幹線は1982(昭和57)年に大宮~盛岡間で暫定開業。大宮から都心までは在来線に乗り換える必要がありました。そこで新幹線の発着時刻に合わせて上野~大宮間で運転されていたのが「新幹線リレー号」。
東北新幹線が上野駅まで延伸する1985年(昭和60)年まで、当時デビューしたばかりの185系特急電車を使用して運転されていました。

“東京の北の玄関口”である上野駅からスタート!

上野のシンボルでもある駅舎は、90年前の1932(昭和7)年に完成。

豊岡さん: 今、私がいるのは、7月2日の朝の上野駅です。
今日は40年前の1982(昭和57)年の世界に、タイムスリップしてみようと思います!
それでは、鉄旅音旅~っ、出発~つ、進行~っ!

ジャイアントパンダ像の前は、「新幹線リレー号」に乗る鉄道ファンや親子連れなどで賑わっていました!

豊岡さん: 今回、東北新幹線開業40周年を記念して、この日限りの“復活運転”をする「新幹線リレー号」に、てつおとも乗せて頂けることになりました!
一日だけのスペシャルな列車なので、気を引き締めながら楽しんできたいと思います!

~(17番線に移動中)~

豊岡さん: 新幹線リレー号が出発する1階の地平ホーム17番線へ移動中です。
東北新幹線が大宮~盛岡間で開業したのが1982(昭和57)年6月23日。その5ヶ月後の11月15日には上越新幹線が開業。そして、私が生まれたのが翌年の1983年1月25日。
つまり、東北・上越・豊岡の3つの新幹線(?)は、年度が一緒の同級生ということですね!
「新幹線リレー号」は、当時12両編成で運転していた東北新幹線の乗客を輸送するために、185系(7両編成)を2本つないだ14両編成で運転していました。塗装はアイボリーの車体に1本の緑ラインが入っていたそうですが、これから乗る列車はどんな塗装なのか、懐かしのヘッドマーク「上野―大宮 新幹線連絡専用」なのか気になりますね!
さっそく見に行ってみたいと思います!

40年前の姿を復刻! 懐かしの姿にファンも大喜び

1日限りの復活運転のために、当時のヘッドマークを再現!

豊岡さん: おっ、見えてきました!
列車の前面には「上野―大宮 新幹線連絡専用」と、白とオレンジのラインで書かれた昔のヘッドマークが再現されています!
横の方向幕まで、同じく懐かしの方向幕に戻っています!

車体の側面には国鉄時代のシンボルマーク「JNR」も!

車体はアイボリーに緑のストライプが入った塗装

豊岡さん: 国鉄のJNRのマークが復活してる! すごい!
そして塗装は特急「踊り子号」などでもおなじみ。緑の斜めストライプです。
国鉄時代には生まれていなかったであろう、中学生・高校生・大学生くらいの人たちもカメラを構えていて、注目度の高さが感じられますね~。
ホームのアナウンス: 「17番線の列車は団体専用列車『新幹線リレー1号』。ドアが開きます。ご注意ください~。」
豊岡さん: 「新幹線リレー号」の扉がいい音で開きました! わ~っ、夢の入口ですね~!
私も「新幹線リレー号」に乗りたいと思います!

185系の“国鉄ならでは”の設備を楽しむ!

ホームには駅員たちが横断幕を持ってお見送り!

~(出発の警笛)~

豊岡さん: すてきな汽笛の音を鳴らして上野駅を発車しました!
ホームには「いってらっしゃい」と大きな横断幕を持った上野駅の駅員さんのほか、見に来てくれた鉄道ファンの方々も手を振って見送ってくれました。うれしいですね~!
大宮駅までの乗車時間は24分と短いので、いっぱい楽しんでいこうと思います!

豊岡さんが持っているのは、「新幹線リレー号」で使われていたサボ(行先表示)のレプリカ。

~(東十条駅付近を走行中)~

豊岡さん: 京浜東北線の東十条駅付近を走行中です。
この辺りは有名な撮影地があるということで、みなさんカメラを持って撮影しています!
てつおと準レギュラーの撮り鉄演歌歌手・徳永ゆうきさんもお気に入りの場所ということで、もしかしたら今日いるかもしれませんね。

温水と冷水が別々になっている、昔ながらの洗面台。

豊岡さん: 席から移動して、5号車と6号車の間に来ました。
このモーターのうなり、聞こえますか? いい音してますよね~。
足から体中にモーターの振動が伝わってきます。最高です!
お手洗いの前には洗面台があります。
電気カミソリ用のコンセントや、せっけんも置いてあります。
「C」と書かれた冷水のレバーをひねってみたいと思います。お~冷たいお水が出ています。
そして左側の「H」と書かれている温水は…お~熱いですね~。
こういった形の洗面台も貴重ですよね!

車体の各所にある文字表記が、昭和の国鉄時代ならではのフォント。

豊岡さん: デッキには、くず物入れがあります。
この「くず物入れ」という書体が“ザ・国鉄”! 昔からそのまま残っている貴重なゴミ箱(くずもの入れ)ですね~。
こういったものも残っているのが、ファンにはうれしいですね。

現在の特急車両としては珍しい、窓が開閉できるタイプ(写真は上野駅で撮影)

豊岡さん: 今、乗っている185系は、急行や特急に使われていた車両としては珍しく窓が開けられるんです。
せっかくなので私も開けてみたいと思います!

~(窓を開ける)~

豊岡さん: 意外と軽く上げられますね。わ~、いい風が入って来ます。
ちゃんと手入れしてくださっているということですね。
やっぱり窓からの空気はいいですね~。

あっという間に大宮駅に到着!

大宮駅に到着! 24分間のタイムトレベリンでした!

車内アナウンス: 「まもなく終点大宮に到着をいたします」
豊岡さん: 間もなく終点の大宮駅に到着してしまいます。
乗車時間わずか24分。当時の「新幹線リレー号」は29分だったそうですが、もっと乗っていたい!
でも、リレー号は「新幹線連絡専用」ですから、このあとは新幹線に乗り換えたいと思います!

豊岡真澄さんのトレベリンはまだまだ続きます!
次回の放送をおたのしみに!

スタジオトークよりひとこと

土屋礼央さん

土屋さん: 新幹線リレー号に乗れたなんてうらやましい! 40年前に走っていた車両がこうやって走っているのもすごいですね!

豊岡真澄さん

豊岡さん: 今回、新幹線リレー号に乗れて楽しかったです! 沿線にはファンも多くいて、改めて愛されている列車なんだなと思いました!

野月貴弘さん

野月さん: 185系のうなるモーター音が聞ける車両は減ってきたので、とても貴重なトレベリンですね!

【放送】
2022/07/16 「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」

放送を聴く
22/07/23まで

放送を聴く
22/07/23まで

この記事をシェアする