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フィンランド議会、審議開始 NATO加盟、賛成が多数

2022年04月21日05時10分

 【ロンドン時事】フィンランド議会は20日、北大西洋条約機構(NATO)加盟申請をめぐる審議を開始した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、国境を接するロシアに対する警戒感が強まっており、フィンランドが早期に加盟申請する可能性が高まっている。
 NATO加盟について、議会で賛成する勢力が多数を占め、世論調査でも過半数が支持している。これまで軍事的中立を維持してきたフィンランドの加盟が実現すれば、歴史的な政策転換となる。ロシアはこれをけん制し、国境付近への核兵器配備を示唆している。
 地元紙やAFP通信によると、初日の討議では議会第1党・社会民主党のアンティ・リンドマン議員が「ロシアの行動の結果、われわれの軍事同盟への加盟は何歩も近づいた」と指摘。他の政党の党首の多くも加盟賛成を表明した。

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