BSテレ東は24日、今月19日に新型コロナウイルスによる肺炎のため死去した国際的アクション俳優の千葉真一さん(享年82)を追悼し、千葉さんの本格的な海外進出作品となった米映画「エイセス/大空の誓い」(ジョン・グレン監督)を29日午後7時から放送すると発表した。
1991年に製作され、翌年に世界公開された「エイセス―」は、第2次世界大戦で活躍した日米英独のエースパイロット4人が麻薬組織に戦いを挑む物語。千葉さんはパイロットの1人、ホリコシ役を好演し、世界的にも知名度を獲得した。「007」シリーズなどで知られるグレン監督がメガホンをとり、ルイス・ゴセット・ジュニア、クリストファー・ケザノーヴ、ホルスト・ブッフホルツが仲間のパイロットを演じた。
同局の久保一郎プロデューサーはもともと9月の敬老の日に向け同作の放送を企画していたことを明かし「製作当時はまだ50代に入ったばかりの(まだ真剣佑さんも生まれていない)千葉真一さんをおじいちゃん扱いするのも失礼な話ですが、ヤワな若造たちに活を入れる空の英雄たちの激闘はひたすらカッコよく、中でも世界の名優たちと全く同列に活躍する千葉さんにリスペクトを込めてお送りする企画でした。それが、まさか追悼番組になってしまうとは…」とコメント。「千葉さんが演じたホリコシのセリフは、千葉さんご本人が気合いを入れて吹き替えています。大空を駆ける世界のアクションヒーロー、千葉真一さんの勇姿を心に刻んでください」と呼びかけた。