中国版ツイッターの微博が米上場、一時40％超急上昇

［１７日　ロイター］ -中国ポータルサイト運営大手の新浪SINA.O傘下で、中国版ツイッターとされる短文投稿サイトを運営する微博（ウェイボー）WB.Oが１７日、米ナスダック市場に上場し、１９％高で取引を終えた。

２０１２年の米フェイスブックFB.Oを上回る大型の新規株式公開（ＩＰＯ）になるとして期待されている中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングIPO-ALIB.Nの米上場を間近に控え、需要をめぐる手がかりを得ようと、この日の微博のＩＰＯの行方が注目された。

微博の初値は１６．２７ドルと、米国預託株式（ＡＤＳ）１株当たり１７─１９ドルの下限に設定されたＩＰＯ価格を下回った。

午後に入り、株価は一時４０％超急上昇し２４．４８ドルをつけ、企業価値は約４７億ドルに達した。

その後は上げ幅を縮小し、１９％高の２０．２４ドルで終了した。

２４ドルの水準は、同社の２０１３年売上げ高のほぼ２６倍となり、フェイスブックの１９倍、中国のインターネット検索大手の百度（バイドゥ）BIDU.Oの約２倍を上回った。

売り出し規模は１６８０万ＡＤＳで、仮条件の２０００万ＡＤＳを１６％下回った。調達額は２億８６００万ドル。

微博のＩＰＯを手がかりに、新浪は約６．７％上昇した。中国動画サイト大手の優酷土豆YOKU.Nやソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）大手「人人網」RENN.Nも連れ高となった。

好調な結果に終わったものの、一部アナリストの間からは「行き過ぎ」との声も聞かれた。

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