『ミステリと言う勿れ』菅田将暉さん。「尾上松也さんは多分バズると思う」その理由は?
巨大な天然パーマにコンプレックスをもち、友達も彼女もひとりもいない、カレーをこよなく愛する大学生・久能整(くのうととのう)。そんな久能が、淡々と自身の見解を述べるだけで事件の謎も、人の心も解きほぐしていく令和版・新感覚ミステリー『ミステリと言う勿れ』が、本日1月10日からスタートします。原作は、田村由美さんの大人気同名漫画。今回は、主人公を演じる菅田将暉さんに話をお伺いしました。
菅田将暉さんインタビュー。「同じ魚座のA型で運命を感じました(笑)」
整を演じるのが、どんなキャラクターも変幻自在に演じてきた若手実力派俳優の菅田将暉さんです。ビジュアルから原作そっくりで、田村さんも絶賛したとか。 「個人的にも一度、あの髪型にしてみたかったんです。だから、思いきってポップコーンパーマをかけました。それに、『久能整』という名前になじみがあって。名前の終わりが、文字だと『u』なんですけど、発音だと『o』で終わるんです。僕の本名も同じ。しかも、同じ魚座のA型。勝手ながら運命を感じました(笑)」
●キャラクターをつくるため、原作者に直接取材
原作を読み、一瞬にしてファンになったという菅田さん。「この原作を絶対に演じたい」と思ったものの、ここまで感情をストレートに出さない役柄は初めてだったこともあり、原作者の田村さんに直接取材したうえで、整のキャラクターをつくっていったと言います。 「初めは、原作どおりに淡々と思うことを言って、言葉の意味を浸透させていこうかと思いました。ただ、この方法だと漫画では伝わっても、生身の人間だと教祖のような雰囲気が出てきてしまって…。しかも、整くんが言うことはすべて正しいと押しつけると、説教になってしまう。でも、田村先生は、普段から思っていることを漫画につめ込んだとおっしゃっていたので、ちゃんと伝えようとする意識をもっていないといけなくて。そこで、参考にしたのが田村先生の話し方でした。熱量をもっているものにはグッと力を入れて話されるので、その感じを演技に取り入れたらいちばん伝わると思って、そこを意識しながら、あとはいろいろな要素をブレンドしました」